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那珂川感謝の一匹

先日のブログ記事のコメントで、ジミー様から
『下げ潮がおすすめ』という御助言を頂きました
師匠と話をしても、今は下げが狙い目とのことです

これは『下げ』に勝負をかけるしかない……!
バチの習性を考えたら、中潮か大潮で、なおかつ、
下げが夕方に始まる日が良さそうだと思いました

なのでこの日、仕事後に那珂川河口へ遠征することに




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祝日の前日の夕方で、海門橋は凄まじく混みそうでした
なので、前によさそうだなと思った場所で釣りすることに

立ち位置を決めましたが、近くに人の気配を感じるような?
よく見ると、上流側にルアーマンの方がいたのです
この方は水辺から3mほど離れて立ってキャストし、
ライトの使い方も最小限で、闇に溶けこむかのような

(岸際の魚を警戒させない釣り方だ…… 
 実際にこういう風に釣ってる人、初めて見たな)

私などはそういう配慮が大事とは知っていても、
遠くに投げようとすぐに水際に立ってしてしまいます
と、そのルアーマンさんがヒット! フッコをゲット!

どんなルアーを使っているんだろう? 知りたいけど……と、
人見知りの私は迷いましたが、ええい、と、

「す、すごいですね! おめでとうございます!」
「あっ……ははっ、ありがとうございます」
「そ、その、ルアーは何をお使いなんでしょう?」
「エリテンです」

このかたの言葉は、まさに神の天啓でした
エリテンで釣れるということは、ここで今、どういう釣りを
すると釣れるのか、教えてもらったのと同じです

私には、ジミー様が教えてくださった、
『下げ始めはイソメ型ワームが効く』という情報もあります

つまり、どういうルアーが良いかというと―ー












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タイドミノースリム120は、その動きがバチ抜けに効くという噂
マジックで黒く塗ったのは、警戒されにくく夜に強いと信じて
パワーイソメは、いわずもがなのスーパーワーム
これをトレーラーにし、味やらアクションを追加

(^^ DUOとマルキューの夢のコラボだ

あたかもフェラーリとロールスロイスのような
そして遠投はせず、手前の表層を流す釣りをはじめました
しばらくして、ヒットからのバラシ。セイゴかフッコでした

(´;ω;`) 次は死ぬほどアワセてやる!

数か月ぶりの貴重な魚が……
でも、群れが来てるならばまたヒットするだろう
そう楽観するうち、小魚が跳ねたり、捕食音じみたものが
立っていた水面が静まり返ってしまいました

19時を回り、下げ始めから2時間経過
あの神ルアーマンの方も一匹追加したあとはアタリが遠のき、
私などにわざわざ挨拶してくださってから、帰られました

シーン……
神も去り、アタリもなにもナシ
濃厚なホゲの予感に、私は焦りはじめ―—








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アピールを最強にしてみよう―—
なんてしてみましたが、これでもなんの反応も得られません

バチが抜けてないのかと、離れたところで岸辺をライトで
照らしてみると、一匹だけ、大きなバチが石裏に隠れました
でも、他のバチの姿はありません

底バチなるものが抜けているのかも、と、
パワーイソメだけをジグヘッドにつけて投げたり、
他のワームで底を探ってもダメ

ここで、ジミー様の御助言、
『経験上、流れがでると、なぜかイソメ型ワームが効かない』
という言葉を思い出しました
パワーイソメは残念ながら、ここでパッケに戻ってもらうことに

普通に黒塗りタイドミノースリムを投げると、
なんだか物足りなくも感じましたが、パワーイソメの重さと
抵抗がなくなり、水流の変化が細かく手に伝わってくるように

(あれ、上流へ逆流してる部分がある?)

流れがぶつかって巻いているのか、流れの変化があります
その変化の上流を見ると、あのルアーマンさんが立っていた場所

私はいそいでルアーマンさんのいた場所に移動すると、
マネをして水辺から離れて座りこみ、流れの変化へ
タイドミノースリムを流しはじめました




20時、小魚の跳ねる音が戻ってきました
ここが勝負だと気合をいれましたが、すぐにまた静かに

(==; あぁ……あの一匹を釣っていたら……




と、漂っていたタイドミノースリムが横からひったくられました
え!? と思う間に、ググン! という手応え!
今度こそアワセを強く入れようと、

(°Д°; 死ねぇえええ!!

そう叫んで、リールをガンガンに巻き、
(どうせフッコかセイゴだ、ゴボウ抜きでも)
そう思った刹那、強い引きにロッドをもっていかれそうに。
フックが一か所外れる感触
ギリリリ…‥! と唸るライン

頭の中に描いていた魚の姿が、一気に大きくなっていきます
フックは細軸の#6、ここでヘンな根掛かりはまだなし―ー

(ここは強引にいかず、慎重に行こう!)

雄物川ではそう判断して、根に潜ったシーバスに何度もラインを
切られていました
判断が正しいのか不安なまま、根があっても触れにくいように
竿先を高く上げ、ドラグ調節だけして、テンションを一定に
保とうとし続けました
ロッドは大きな弧を描きっぱなしでしたが、師匠から借りた
Gクラフトのゼンガケスペシャルなのです。強靭かつしなやかに
魚の抵抗を抑えこみ、意思を持って戦っているかのような

ついに寄りはじめましたが、魚の目にこちらが映ったとき、
最後最強の一走りがくるだろうとドラグをあらかじめ
緩めました。そして回しすぎてテンションがフッと抜けました

(°Д°; アッー!?

背筋が凍りましたが、直後、大走りした魚にラインが盛大に
引き出されただけで済みました
そのあとの抵抗はさすがに弱まり―ー











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人間もシーバスも、呼吸を荒げていました













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前に使ったのなんていつかも忘れたスケールで測ると、
だいたい75cm 

このお魚に至るのは、先輩がたの助けを借りなければ
とうていありえませんでした
本当に、ありがとうございました! 

私の今年初めて、そして那珂川初めてのシーバス殿は、
長期戦したのにすぐ元気になり、悠然と水底へ戻っていきました
那珂川のシーバス、強い……

あと、このあと3時間くらい、23時まで続けたのですが
なんの反応も得られませんでした
 

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