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ガイドリングが割れた!!〜ねこヒゲ的修理方法〜

どうも、最近小遣いの買い物で、自分の必要なものより妻の嗜好品にかかる費用が増大し、家事のボイコットを思案しているネコ助です。


さて、今回は皆様にとっても「あるある」である、ガイドリングが破損した際の「お手軽修理方法」について記載していきます。


ガーーン!!
 ガイドリングが割れた時、貴方はどうする?


話は先日、休みの前日にヒラに行くか、沖堤防青物に行こうか悩んでいた時です。
私は釣行前に必ずリーダーと結束部、そこから繋がるPEラインの10mをチェックし、問題が無ければコーティングをします。
しかし、今回は妙にPEが…。





ケバケバですやん!?

確かこのスプールを最後に使ったのが南紀で磯ヒラをしていた時だったので、岩に絡んだかと一緒疑いましたが、フローティングミノーでオープンエリアを探っていたため、それは考えられない。
実際に毛羽立ちが目立つ箇所を探ると、100m近く所々あります。
まさか…。
いや、普段から大切に使っているから考えられない。
でもそれしか…。
その時使用していたMCwork’s製ワイルドブレーカー109HR/Sのガイドリングを丁寧に探ります。
すると…



#11ガイドのリングにクラックが!?

ソルトルアー用ロッドのガイドリングは、ハードロイ、SiC、アルコナイト(実名レインフォースアルミオキサイド)、トルザイト等ありますが、実はどれも〝陶器〟に近い金属素材です。
そのため、引っ掻きには強くても衝撃には大変弱く、ロッドを誤って倒したり、何か硬い物にぶつけるとクラックが入ったり、欠けたりします。
で、このガイドリングは厄介な事にヒビでは気づかず、そのままキャストを繰り返し、PEがボロボロになってから発見されるという。

本来であれば、釣具店(もしくは直接発送)からメーカーへ送り、ガイドごと交換してもらうか、自身でスレッドを巻き替えて、ガイドを同じものに交換します。
しかし、メーカー修理は平均1〜2ヶ月かかるのが当たり前で、費用もなかなか…。
一応MC work'sに問い合わせると、費用はガイド価格の数千円ですが、返却は3ヶ月先になるとか…。
ええい!
じゃあ自分でヤッちゃえ!!

しかし、私は右に出る者が居ない程の不器用星人。
以前、SPROのスピニングロッドをベイトロッドにカスタマイズ下した時も。


えぇ…(困惑








うわぁ…。




てな感じなので、正直汚く修理する位なら、3ヶ月待つしか無い…。
でも、今は沖堤防のハイシーズンなので、やはり無いと困る。







そうか!

ガイドリングだけ変えればいいんだ!!
今回破損したのはフジ製チタンガイドのT-KLSG20。


しかし…



出典 楽天市場


高っ!!

ヒラルアー1.5個分ですやん…。

セットだと8千円前後で購入できますが、個別販売だと超割高になる模様…。

しかし、無ければ使えない…。

行きつけの釣具店にて価格を確認するも、同じ。
お?
ステンだと980円!?
これでいいや。
そして帰宅し、フレームを長いラジオペンチで挟み、
コンロで炙る!!

ガイドリングはガイドに樹脂接着剤で固定(一部の高級ガイドリングは金属ロウ付けされている事もあるので注意!!)されているため、それを溶かせば外れます。



無事剥離完了!

次は古いガイドからリングだけを剥がすのですが…
これが結構骨が折れる!!
本来なら、ペンチ等で「ポキポキ」と割っていくのですが、老眼&不器用のためガイドごと折りかねない…。

かくなる上は…


壊れた側もコンロで炙る!
ガイドリングに炎の外側を当て、ブランクや他の場所はボトボトに濡らしたタオルで養生します。でないと…。

ああ、チタンガイドが酸化チタンになっていく…。



外れた!!


なにぃ…。
3つに割れただと…?

恐らく加熱と冷却を繰り返したため、収縮に耐えられなくなって割れたと推察されます。

しかし、ここである事に気付きます。

リングの形状が違う!!

破損したのはT-KLSG20
つまり、リングの形状はJ型と呼ばれるアールが付いたもの。



出典 富士工業HP


今回私が購入したのはスリムタイプの平型の方…。
外径は一緒だからイケるイケる!!




瞬間接着剤は「衝撃に弱い」特性があるため、今回私は陶器対応のボンドクイック5を使用しました。

ガイドリングとガイドの当たる部分両方に少しずつ塗り付け、硬化する5分より少し前に無水エタノールではみ出た樹脂を拭います。

そして1週間そのまま乾燥。

仕事の都合で接着してから1か月程経ってしまいましたが、実際に使用しテストします。



リーダーの結び目が何度通っても外れる気配が無く、PEやリーダーに傷も付いていないため、問題は無さそうです。

このように、ガイドリングだけだと簡単に修理する事ができ、お気に入りのロッドを1シーズンメーカーに預ける事なく済ませる事ができます。
また普段使用しているロッドのガイドリング径、ガイドの品番を知っている事で、釣具店に何度も足を運ぶ必要がなくなる事も〝お財布に優しい〟修理と言えます。




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