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▼ ブロビスの新型ミノー、ゼスティー120ヘビーの使用感について
どうも。最近マジで釣りに行く時間すら無く、サカナの釣り方どころかキャストの方法まで忘れてしまいそうなネコ助です。
さて、今回はソルトルアーメーカーであるBROVIS(ブロビス)から先日発売されたゼスティー120のヘビーモデルについて解説し、実際に使用した感想を述べていきます。
BROVISとは
元がまかつシーバスプロアングラーであった宮川靖氏が立ち上げた、シーバスに限らずソルト全般に使えるルアーを製作するブランドです。
(「クルクルドーーン」で有名な、ハイブリッドスイマーのメーカーと書けばご存知な方も多いのでは)
ゼスティー120は一昨年に発売されたブランドとしては初めてのハードミノーで、
出典 ブロビスHP
シャロー、ミディアム、ディープと3種のモデルがあります。
私はこのシャローモデルを普段から愛用しており、
今は磯や沖堤防に行くには無くてはならない存在です。
そんなゼスティー120からヘビーモデルが出るという事で、ゼスティー愛用者としては要チェケラ(?)であったため。
とりあえず1個買ってみました。
ヘビーモデルの特徴として先ず通常モデルが28gに対し、43gと大幅加重されている事。
そのため、通常モデルが高速早巻きからデッドスローに対応しているのに対して本品は高速早巻きのみ対応との事。
設計する上で重視した事が、旧ハイブリッドスイマー同様逃げ惑うベイトが泳ぎの中で「一瞬のふらつき」を生じさせ、それが食わせの間に繋がっている事、それをショアに限らずPE4〜5号を使用するようなオフショアキャスティングにも再現できたらとの思いとか。
ただ、私は残念な事にメニエールを患ってしまってからはオフショアはおろか20分以上乗船移動にかかる渡船(波が無い港湾を除く)は乗れなくなってしまったため、今回は港湾部沖堤防に持ち込んで使用する事にしました。
時は遡り、2023年11月。
何故か私が休みの日だけ吹く強風による休航等で渡る事がなかなか出来なかった沖堤防に、やっと渡る事ができました。
釣果は細々とあるようで、私を含め多くのアングラーが降り立ちます。
先ずは飛距離から。
今回使用したタックルは、
MCwork'sのワイルドブレーカー109HR/S
リールはSW6000HGに5000番スプール
ラインはPE2.5号、リーダーは35lbを2.5ヒロと、いつものライト磯仕様です。
ここまで(ライン以外)ガチガチのタックルである理由は、シーバスタックルのHクラスでも使用出来るであろうが、それなら想定される「強いタックル」で使用した方が限界性能を知る事ができ、万が一「大型青物」がヒットした場合も余裕を持ってやり取りが出来ると想定したためです。
先ずはキャスト。
徐々に振り抜く力を強くしていきますが、ガチガチタックルでも重量があるおかげか、しっかりとバット部に荷重をかける事ができます。
ウェイト位置、バランスがいいのか飛行姿勢はまずまずで、80%の力加減で約70mは飛びます。
シーバスタックルで同じ力加減で80m、ボートシーバスやライト青物はロッドの短さやフルスイングする必要が無いので、それでも30〜40mは飛ぶのではないでしょうか。
一応フルスイングも試してみたところ80m前後は飛ぶので、ヘビーミノーとしての飛距離は十分にあります。
次にフォール姿勢。
目の前に落として確認しますが、ラインがフリーな場合、リアの荷重が大きいのかバックスライドをするかのように後ろから斜めに潜ります。
少しフェザリングをして抵抗を与えると、ボディを左右に少し振りながら水平にフォールします。
ボート等でケーソンや浮桟橋といったストラクチャーの海面下に空間があるような場合は、その奥に送り込める事を考えるとこの沈降はかなり有利になりそうです。
次にスイミング。
ショートキャストを繰り返し、目視で確認しますが…。
おや?スローリトリーブではウォブリングしない?
購入時に使用方法を伺ったところ5000番スプールで高速速巻きでその泳ぎが解るとの事だそうで…。
使い方がわかったところで実際に使用してみてます。
先ずはキャストし着水から1秒1回転のリトリーブ。
水面直下から30cm位の水深を意識し引いてきます。
この速度だと通常モデルはいい動きをするのですが、高速速巻き仕様だと抵抗を余り感じない…。
近づく姿を見ると、やはりわずかながらローリングはするもウォブリングが〝水の壁〟に当たらないと作動する気配はありません。
徐々に巻き取り速度を上げていきます。
SW6000HGに5000のスプールを装着しているため、一巻き約90cm程はあるでしょうか。秒間速度100cmになるかならないかで動き方に大きな変化が見られました。
それまではヘロヘロとローリングをしているだけだったボディが、グリグリとウォブリングをしだし、時々ぶつかる〝水の壁〟でフッと力が抜ける所謂千鳥アクションをするようになったのです。
やはりXGクラスで秒間2〜2.5巻きしないと、当所設計され期待された動きは出ないのか?
XGでは難なく出来るリーリングも、HGとなれば少し早巻きをしなければならないため使用者としてはしんどい…。
ならばと考え方を変え、ボトムタッチからの高速巻き上げ、止めてテンションフォールはどうだろう?
キャスト
ボトムタッチ
ぐるぐるぐるぐる
ピタっ
テンションフォー…
ドン!
食った!
60ちょいのサゴッシー…。
短距離のオフショアやXGクラスリールならキャストからの高速巻きで使用できますが、HG、PGならこの使い方がマッチしていると感じました。
- 1月28日 19:30
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