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有頂天@伝助

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ジャークジャンキー

いつも同じ道では飽きたので走った事の無い道を行くと…



全く知らない山道に迷い込んだ。

有り難い事に魚の居場所は把握出来ているが、釣りとはこういうモノだ…と思い、敢えて見当違いだと思える場所で竿を振る事にした。

ナビを全く見る気にはなれなかったが、なんとか水辺に到着。

ちょうど先行者が上がって来たタイミングだった。
社交辞令で話を聞くと良く釣れると噂のワームで40くらいのが2匹、バイブでショートバイトが続いたが反応が無くなったので帰る…と。

秋のポイントの復活は早いとはいえ、普段なら竿を振る気にはなれない。だが、今日は魚が釣れなくても良い。
この状況でバイブの後。流石にサイズなんて出るとは思えずスピニングタックルを用意。陸っぱりの利点で、一応は保険でベイトタックルも持ち込んだ。

全く魚っ気が無い。

少しルアーをキャストしてみるも反応が無いので、鱸を寄せる事から始める事にした。

135mmのミノーをダートさせていると、鱸が届く範囲に寄って来た。
反応も出たがショートバイト。フッコクラスが小突いていると判断してスピニングに持ち替えた。

陸っぱりで動きが取り辛い場所だが、魚のサイズ的に大丈夫だと判断して普段ならこういう状況で投げない90mmのミノーをキャスト。

一度、反転を喰らう。
書いて気付いたが、この時点で魚はそれなりに大きかったのだ。
ジャーキングからのステイの反転はタックルバランスで感じる。ハイギアは巻いていれば流れの変化を感じ易いのかもしれないが、ステイする時にリーリングはしない。バランスの取れたタックルは軽く握り込む事でタックル自体が揺れて反転を教えてくれる。そしてそれは小振りな魚では感じる事が出来ない。

ルアーカラーを替えて、今度はステイでラインスラッグを多めに出す。この時点でサイズ感など微塵も感じていなかったので、ラインスラッグの量を誤った。
見事にヒットをしたが、リーダーから嫌な感触を感じる。咄嗟にドラグを緩めて水に浸かろうとすると、魚に下流を向かれる。
下流を向かせちゃいけない。色々とリスクが出る。最後のテンションの抜け方は…


馬鹿げた事にまだ竿を振った。



止めた、釣りたくなくなった。他に行く。


魚を釣りたくないがジャークはしたい。簡単だ、ステイさせなきゃ良いんだから。
アシを長く取り大きくスライドさせる。これなら触れない、意地でもルアーには触らせない。



やり続ける事で少しだけ前に進める。間違いなく去年より鱸の呼吸に近付けはしたが、調子に乗るんじゃねぇよ!

鱸をナメるな!自然を甘く見るな!


個性があるから愛着が湧く。1つ1つを理解してソイツが一番、気持ち良く泳げる様に入力する。

「俺がコイツを一番、気持ち良く泳がせてる」

当然だ、1つ1つ違うんだから持っている人間にしか出来ない事。


またジャークしに行っちまうんだな、間違いなく。

鱸は狡猾で、近付けたと思ってもまだ何かをしなきゃならない。



とことん中毒、だ。



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