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イメージからの脱却

良い時期の釣りのイメージに囚われて釣果が安定しないのは誰でも通る道。

数多くのルアーが存在して、それぞれに釣れる状況がある。

そんな中で良い状況、パターンに辿り着いてしまうと、、、まぁ、どうしても引きずりますよね、良い想いをした記憶って。
この場所なら釣れる、このルアーなら釣れるかもしれない、、、。




今回はそんな1人のシーバス2年生の夏の夜のお話。


梅雨明け後はすっかり夏パターン。状況としては、、、「安定」か?
さほど数は釣れないものの、場所によっては夏らしくイナっ子をしっかりと追ってくれている。

まぁ程々に、、、しておかないと他の居場所を見付けるのが大変。笑

2匹だけ夏パターンでしっかりと遊んでもらって、意気揚々と(爆)次のポイントへ向かう。

狙うはもう一つの夏、手長海老パターン。

ジャーキング〜ロングステイが一つのヒットパターンになるので、サイズを問わず釣り方を楽しめる。

ポイントに到着すると先行者、、、いつものYとT君のコンビ。
話を聞くと既に1匹釣れた後だそうで、雰囲気的には2人共にダレている。爆
座り込んでYと駄弁りながら相方君の釣りの見学。

ちょっと前に見た時と雰囲気が変わったな、、、と。




相方のY君はシーバス2年生。去年の秋は92cmを含めて相当良い想いをしたらしい。

っていうか、去年の秋は相当良かったらしいですね。ランカーラッシュから一晩に20本オーバーまで良い話しか聞かない。
釣りしとけば良かったかな、、、?



この日のT君からはそんな良いイメージが払拭されている印象を受けた。
聞いている限り、それなりには今シーズンも釣ってはいる。だけど去年のイメージが薄れ、秋や梅雨時期との違いを肌で感じ始めているのではないか?

手長海老を追って1人で浸かるか?、その楽しみは次回に取っておいて1人でもう1匹を冒険しながら狙いに行くか?

悩みながら「3人で移動しよう」と相成った。


撃てる時間は30分。しかし、たかが30分とはいえダラけて終わらせるのと、何かを求めて竿を振るのでは雲泥の差。

別に焦っている訳ではないけど、今はとにかく釣りが楽しくて仕方がない。
1匹だけ遊んでもらって、その後は自分の想像を裏切る釣りをする。それ以外の釣りで釣れる魚は、、、2人の内のどちらかが必ず釣ってくれる。
Yは元々そういう感覚は持ち合わせているし、T君もイケると感じた。


確信を持って移動し、最初にバイトが出たのはY。ルアーは平政ペンシル。
ボルデを投げながら雰囲気を感じたか?


直後、相方のT君がボソッと何か言葉を発する。

2人で振り向くと、、、手前でデカいボラらしき魚が跳ねている。
少し間を置き、2人でほぼ同時に気付く。


「鱸じゃないか?」


慌てて2人で駆け寄り、すったもんだする。


手前の根に巻かれながら、Yが何とかランディングの補助をした。



良いイメージの束縛から逃れられた笑顔。




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なるほど、、、苦戦していたんだな、と。笑

魚を持つ手は正しく2年生。良いイメージから、、、これは表現が適切ではないか?
セレクティブな状況を常に意識していれば良いかというと、個人的にはそうばかりではない気もする。 

良い状況、、、少し「雑」でも釣れてくれる。
悪い状況、、、繊細さが必要になる。

だが、繊細さだけを求めては出てくれない状況もある。
ビッグベイトやジャーキングの釣りは正しくソレに当たるかもしれない。

「雑」ではなく「豪快さ」。

意図してやるのであれば、それはまた違う意味になる。


コレステロールみたいなモノですかね?
善玉、悪玉と表現はあるけど、善玉コレステロールが多ければ良いって訳じゃないでしょ?笑



常に自分自身のイメージとの戦い。それを打破するには、自分自身で様々な経験をするしかない。

1匹釣る毎に魚に近付く様でいて、そうばかりではない。釣る毎に魚から遠去かり、そしてまた近付いて行く。


T君も恐らく、、、今度は悪いイメージに囚われる事でしょう。


その日の空気を感じて、ね、、、やはりその場の魚に聞いて行くしかないのです。

ただその聞き方は、多い方が良いのでは?と。
老婆心ながらに。




では。

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