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道東遠征2018-4

  • ジャンル:釣行記
  • (遠征)
9/10
弟子屈エリアで過ごすのはこの日で最後。
今日の夜には帰り支度をして帯広空港に向かわなくてはならない。

最終日はこれまで行った河川で唯一今のコンディションでも大物が出そうな西別川で一日竿を出すことにした。

この日は昨日よりさらに雨が強くなる。
Googleアースで西別川を俯瞰してみると、川の左右数十メートルに生い茂る河畔林がまるで蛇のように一面の畑や牧草地の上に横たわっているように見え、なんとも奇妙な様相を呈している。

この河畔林と河川内は人の手が入っていない原生の自然。川を跨ぐ橋以外に人工的な建造物はない。
川は薄暗くどこか陰気で、時折対岸からエゾシカが顔をだしギャーと叫んで走り抜けていき、河辺のヤブにはどんぶり一杯分くらいある動物の糞もあった。
これは最も出会いたくない動物であるヒグマのものだろう。

西別川に入って釣りをしていると、我々大和民族が入って来る前の原初の北海道に迷いこんできたような感覚になる。

美しい自然だが、どこか人間を拒否するかのような寒々しさもあり、その冷たさに少しばかり恐怖心を感じる。
野性とは、自然とは本来こういうものなのだろう。
アイヌの人たちが自然や自然現象に神が宿ると考えた理由が少し理解できた気がした。


この日はミノーのサイズを5cmに下げたこともあって小さなアメマスが良く釣れる。
流れの強い場所ではこちらも小さいがニジマスも出てくれた。

一度だけ淵の最後尾あたりで40cmくらいのアメマスがルアーを鼻先でつついていったが、フッキングしてはくれなかった。


当初の予定では橋から橋まで直線距離6kmを一日かけて打っていく計画だったが、蛇行して進む川は総距離にすると直線距離の1.5倍くらいありそうだし、意外に進行していくのが難儀なこともあり、結局想定していた区間の2/3くらい行ったところでギブアップ。
これで弟子屈付近の釣りは終了。
最後は途中で切り上げてしまったが、それでも雑草が高くなるこの時期にここまで奥地まで入る人間はそれほどいないだろうと思われるところまでは攻め入ることは出来たので、満足することはできた。

この美しい原初の野性が残る川で大型の鱒を釣ることが出来れば最高だがそれは叶わなかった。

もうここで釣りをすることはないかもしれないので西別川に潜むと言われている超大型のニジマスとアメマスの攻略は他の人に任せることにしよう。

腕に自信がある方は是非西別川の大物にチャレンジしてほしい。
もし結果がでなくても心に残る釣りができることは間違いない。








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