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マノマ ランディシャフト72ML感想

本流サツキマス用ロッドであるマノマのランディシャフトを試してみました。正確に言うと、まだ本命が釣れていないので試している途中ということになりますが。
私の本流ロッド遍歴としては、もともとサツキマス用としては、ブルーカレント85TZから始まり、バリスティック810MLとシーバス向きのロッドを使うところから始まりました。
本流トラウト用として発売しているものについては、レイズ772S-ML、カーディフストリームリミテッドB64Lを使い、特にレイズをメインとして2シーズン使ってみたので、渓流用やシーバス用と比較してそれ程とっかえひっかえしていないような状況でした。
主な理由はそもそも本流用のロッドがなかなか売っていないということもあるんですが、レイズの飛距離+バラシの安心感というものが絶対的過ぎてそれほど買い替えをする必要性を感じていなかったということもあります。
一方のカーディフに関しても、レングスの短さから使いどころを選ぶとしても、キャストのしやすさや張りがあるのに実はすごいねばるということもあり、これもまた性能が高いのです。
そして、熊野川開発ということでランディシャフトがたまたま店頭在庫があり購入したわけです。

購入に至った経緯としては、今までずっとサツキマスはただ巻き&ドリフトメインであまりアクションを付けるようなことをしてこなかったものの、実際にYOUTUBEなどでプロの実釣を見ていると意外とアクションを付けているということを知り、アクションをメインとする釣り方で今期はやってみようということに至ったわけであります。
店で素振りをした感じ非常に軽く、見た目で分かるくらいファストテーパーですのでやはりサツキマス釣りはアクションを入れるのかということでこれを試すことにしたわけです。

まず見た目ですが、トラウトタックルはなぜか見た目が重要です。バスロッドのようなヘビメタ系ではなく、上品さのような見た目であることが求められています。ブランクスはグリーンで光に充てるとグリーンが際立って少し凝っています。写真の撮り方で、暗い中に光が部分的にさしている場合、ロッドの色がコントラストとなって良いかもしれません。赤いランディーシャフトのスペルも緑の色に映えています。
ただウッドグリップに関しては少し印象が悪く、どうもニトリの家具でも見ているかのような印象を受けます。こちらはもう少しコーティングを艶出しするとか木目の良い素材を使うなど少し気を使ってほしいかなと思います。木目調でもいいかもしれません。

実際に使ってみたところ、まず1投目で高切れで買ったばかり1投目の鬼鱒正影をロストした。レイズとはキャスト感が全然違うわけであります。
投げ感としては、すごくしっかり曲がってくれるなという印象を受けた。ただ、そのリリースポイントに非常に癖を感じていて、ティップからベリーにかけての曲がり方とそれより下の曲がり方にすごく崖がある印象。実際に本流でぶん投げるときはバットまわりを曲げて投げる訳ですが、ベリーまでの頼りなさのわりにバット回りはすごくガチっとしていて戻りが早い。実はよく曲がるという印象のわりにまるでバスロッドを使っているかのように早いリリースが求められる。曲げこんでほぼ同時にリリースするような感覚です。これがわからず、遅いリリースポイントで投げていると竿がお辞儀してしまい、感覚とのずれを感じる。お辞儀しているのに竿先周りに遅れた感がない、でもバット回りに遅れた感がをよくよく考えると感じるといった印象。これを投げるときは曲げこんでいるときに感じている”このくらいで竿が戻るから放そう”という感覚は無視した方がよい。
実際の飛距離はというと、レイズで70点で出る飛距離はこの竿であれば90点くらいで投げなければいけない。100点同士だと同じ飛距離かややレイズが勝つ印象でした。この2つを並べて比較が3月ごろで、今は数回ランディーシャフトで通っているのでもしかしたら今比べたらランディーシャフトの飛距離が勝っているかもしれない。
ただし、ショートキャストに関してはレイズの方が投げやすさで上と思います。こちらの場合、やはり竿の弱い部分しか使っていない印象に加え、ベリーからバットへの調子の切り替わりが極端すぎて少し怖さを感じます。レイズの場合、竿のどこで投げても少しでも力が加わればすぐ下にキレイに曲がりが移行してくれるので、折れるんじゃないか?などとは微塵も思わないのです。

肝心のルアーアクションについては、持ち重りが全くないことと、ベリーまでが動きそれより下がしっかり受け止めているという印象で、アクションに関してい言うとレイズとは比較しない方がよいほどに操作がし易い。実際は渓流のような糸を出し入れするトゥイッチではなく、ダウンで引きながら竿を時折送るようにしてミノーの体勢を崩すくらいの動かし方であるので、レイズでいくら操作感が悪かろうが問題がないのですが、操作性という点に関して言うとランディーシャフトが上であります。

魚を掛けた後ですが、現在のところ60オーバーのニゴイを5匹くらいかけたくらいなので実際のところは不明確なのですが、竿が曲がっている最中に魚が左右前後に動いた際の竿自体の動きが非常に大きく、動き方によってはベリーより上を使ってしまいテンションが抜けてしまうんじゃないかという不安感がある。少しドラグをきつめにしてしっかり竿先を曲げることをしないと、バラシが多いかもしれない。つまりはフッキングをきちんと決める必要があるわけで失敗は許されません。ただ、竿が奥まで曲がった状態でも魚が一直線に上流に走って行ってしまっているので、竿の復元力というかバットの奥の奥で粘って止めてくれるという印象もなく、こちらもやや不安が残ります。いずれにしろ、ランカークラスのニゴイでのことですので、サツキマスサイズではどうなのかはまだ分かっていません。

全体的な印象としてバスロッドベースのトラウトロッドのような印象を受けており、アクションの気持ちよさを求める人であれば非常に買いな1本であると思います。全体の曲がりのスムースさなどはレイズに対しては言わずもがな、ファストテーパーのタクティストなどと比べてもやわらかい部分から強い部分への移行が少し急すぎるのでは?という印象です。こちらは切口も同様にですが、切口の場合はそれがアップストリームの平打ちミノーを使うに当たってはすごく気持ちよく働いてくれています。
もう少し使い込んでみなければ何とも言えないのかもしれませんが、現時点で受けている印象はそのような感じです。

総合すると、キャストに関してはクイックモーションで非常に楽しいことと、しっかり決まったキャストをしなければならないのでミノーがまっすぐ飛びやすい。アクションもしっかり付けられて疲れにくいなど、こちらの性能はよく、アグレッシブな釣り&スタイルには非常にあっていると思います。

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