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関根崇暁

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BlueBlue.jpg 「背中に背負う蒼色は鳥から見た海の色」 「お腹に抱く蒼色は魚から見た空の色」 「BlueBlue 海を愛する人へ―」 「Where's your Blue?」 ima_banner.gif 株式会社アムズデザイン運営のima公式web site。シーバスルアーkomomo,sasuke等の紹介。ルアーテスターの釣行記、コラム等も掲載。

世界の孤独な釣師達への手紙 

日本全国、津々浦々、いや全世界にきっと貴方の様に、孤独な釣師が沢山いる。

僕は彼等に何かを伝えたいから言葉を探す旅をしている。

彼等は、何故、釣りしてるのか?

それは、絶対に掴む事の出来ない、野生。


その掴めない答えを探してるんだと思う。



僕も何かを探して釣りをしてきた、今でも探しているのかもしれない。



現代、人間は、群れを為す生き物になった。

文明社会を築き、科学に溺れ、全て物質ありきの世界を作った。

孤独な釣師は心に野生を宿している。



その野生。



捕食者という野生は孤独で生きる生き物。

人間社会に生まれた、狩猟民族としての血、狩猟本能。

獲物を狙い、捕らえること。


それは喜びなのである。


でも、その野生の命を簡単に奪う事は出来ない。

軽くは殺せない。


恨みや殺意は無い。


むしろその生き物を、野生を愛している。


だが、生きるためにはその命を戴き、己の命を繋ぐ必要がある。


時にはその死肉を食らう。



もちろん、あれから数万年か過ぎた。


生命史全体に渡る記憶は、僕らに今も宿っている。

野生と云う名をつれて。


週末、車に飛びのり、街の灯かりが遠くに霞み、深い闇を抜け、人間社会を離れ、山を越え、叢を越え、独り水辺に佇み、静かに釣り糸を垂れる。


そして、何度も何度も問う。

釣れるか釣れないか?


結果、釣れるまで止めない奴は釣る。


釣れないのを認めた奴は釣れない。


それでも、釣れないのを何かの所為にするな。

何も誰も悪くない。

明日釣るために、必要な時間が、今だ。

釣りに行けない日も、明日釣る為にあるんだ。

だから、釣れるまで止めない。


夜が明ける頃か日が暮れるころ、野生の僕等も、現実社会である人間の世界に帰らなければならない。

仕方あるまい、生きる術だ。

野生の火種は心の芯で静かに燃えている。

常に準備を怠るな。

心も道具も磨いて置くのが正しい。

それと、最後に帰る場所は残しておけ。

以上。

おやすみ



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