今更ながらの18アンタレスDCMDインプレ

先日記憶の無い中何故か購入してしまった18アンタレスDCMD。

その後確認した所、間違いなく自分で注文していた様子。

置物にするには高価すぎるので、4年前の製品だが折角だから ネタに インプレしてみようかと。


先ずは糸を巻く前に、色々と触ってみる。

普通は、これを釣具屋でやるんだけどね(爆)

先ず第一印象は…



かっけーw



いやね、生まれて初めてのハイエンドリールじゃない。

そういったバイアスは仕方ないとしても、それにしてもカッコイイ!

ボディの光沢は勿論、あらゆる場所が美しい造形。(少し左膨れでバランス悪いけどw)

巻いてみると、初めはギアが少し擦れてる感じがあったのだが、暫く回してる内にスムーズに。

これは油が全体に馴染んだ証なので、通販にありがちな「返品された物をそのまま出荷」ではない。
(その後は、まるで金属感が無く滑らかな膜でも貼ってあるんじゃない?って位、スムーズに♪)

XG故に本当に僅かだが巻き重りはあるが、高速巻きや引き抵抗の強いルアーを使う訳じゃないので、そこも問題ないだろう。

振るとカチャカチャ音がするが(デフォらしい)、しっかり作り込まれている感じ。

ブレーキセッティングも判りやすいし、何よりエスケープハッチが付いているのでパーミングカップを落とす心配が無いw

正直な話、真っ暗な中だとタトゥーラのブレーキ番号すら読めないので、レバー位置で判るのは助かる。
(とは言っても、静岡じゃDCは使えんみたいだし、こっちは明るいので無用の長物だが) 

事実、現場に立った時には一度0に戻した上でカウントして5~6に合わせていたが、これなら角度で何となく判る。

何より剛性の高い金属ボディのお蔭で、思いっきり握り込んでもスプールが止まらない。
(バスワンだと、握り込むとスプールが明らかにボディ干渉する)

気になる大きさだが、手が超小さい自分でも充分にパーミングが出来る。

ただ、やはり下部が指に当たって、アクションするにもパーミングし続けるのも結構痛い。

これは上手く慣らすか、持ち方を少し変えていく必要があるだろう。

そしてボディの重さの恩恵か、ロッド(ブレイゾン)取付時のバランスが手元に来るので、重さはそれ程感じない。

気になる点としては4つ。

1:ほんの僅かではあるがハンドルにガタがある。ただ、これもデフォらしい。
2:スタードラグがかなり硬い→何度も動かしたら、少し軽くなった。
3:ハンドルノブの片方が、指で弾いて高速回転させると何かに当たってる様な音がする。
4:スプールベアリングに…



ヤケクソとも言えるグリス量w

ここはスプールの回転性能を決める場所なんだから、普通はオイルだろ…(反対側のDCユニット側はオイル)

ただ、確かにここに油の塊があれば、スプール軸を通してギアに海水が入るのをかなり防いでくれる(はず)。

その意図が読めないので、脱脂するかそのまま使うか悩む。(メーカーも「オイル」と書いてあるし)

1・2は仕様だろうし、3は一度バラして洗浄でもすれば済みそう。


使用前のインプレとしては、こんな感じ。

では、実際にルアーをブン投げてみる。

元からベイトシーバスをやるつもりは毛頭無いので、使い道としてはただ一つ


ビッグベイト


丁度弄ったり新しく購入した物もあるので、1月と同じく隅田のヌシを犠牲にして(笑)再テストを。

基本は1.5oz~3ozのルアーを中心に、今回はチェックの為だけなので使う可能性のある3/8oz程度の物も投げてみる。

結果…



ギィンモヂイイィィィイ~~~



当日横風が結構強かったので、一番初めは安全見てXBモードの8で投げてみた。

かなりブレーキが効いている感じだったんで、一気に3まで落として軽く投げてみたら「スパーン」と。

んで↑になった、と(笑)

これまで(SVS/SV)のブレーキシステムとは別次元の飛び方。

こと「飛び」に関してはDCが一番と呼ばれる所以が、2投目で体感出来ましたわ。

そのXBモードの上の方はジョイントルアーが回らない様に作られているらしいが、投げ方によっちゃ普通に回りますw

どうしても欄干があるので垂らしは短いし綺麗な投げ方が出来ないのだが、それでも飛距離は充分。

ことペンシルなんかだと、ブレーキ2でも真っ直ぐに飛んでいく。

今回は前回よりも横風が厳しく、時折ルアーがスライダーしていく事もあったが、それでもSVやSVSよりも飛距離が出る。
(要は、真っ直ぐ飛んで行ってるが、スプールの回転が落ち始めると風に負けて横に流れていく)

フルキャスト前提であれば、ブレーキ1でも糸浮きはあってもバックラせずに投げ切れる。

…流石に着水ノーサミングした時はバックラしたがw

調べてみると、ブレーキの強さは

弱 XB:1<~<XB4<ラインモード1<~<ラインモード8<XB5<~<XB8 強

となっているらしいが、XB2よりもラインモード3の方が飛ぶときもあったり、この辺りは使い込む必要がありそう。

しかしながら、大概がXB3~4で問題なく飛ばせてしまうので、正直な話ここまで細かい設定は要らないんじゃ…と。

因みに、ヌシはIDC4リールを使っていたので、全く同じルアーを投げてみたら、数mこちらの方が飛ぶ。

ただ、数mの違いでこの価格差は…というので、タックル渡して投げてみてもらったら、投げ感が全然違うと。

その辺りも全て含めた上での「フラッグシップ」なのだろうなと。


取り敢えずビッグベイトでのチェックが終わったので、3/8ozクラスのルアーを投げてみる。



絶句



SVS・SVの際に「30~40m辺りに壁がある」と書いたのだが、その壁をあっさりと超えていった。

というか、「壁」が無い。

極端な話をすると、フェザリングしてないスピニングの弾道に近いというか。

その時は既に「これ位のブレーキなら問題ないだろう」というのが判ってたので、そこそこ攻めたセッティング。

後日書きますが、SVの(キャスト中の)ノートラブル感にSVSのメリットだけを足した感じ。

試しにア〇ボーンをXB1でブン投げてみたら、遥か彼方に吹っ飛んで行った(ラインブレイクじゃないよw)。

確かにこれなら、メタルジグだと100mを視野に入れられるわ…

ただ、やはり得手不得手はあるもので。

ピッチングは難なくこなしてくれるが、フリッピングだとDCが全く起動せずにバックラするw

スキッピングは出来ない事は無いが、1バウンド目が(失敗して)鈍角に入るとバックラするww

これが、ストレスフリーを謳うSV機との違いかなと。

7gのノーシンカーワームもそれなりに飛んでくれるので、こと明るい場所でのシーバスに関して言えばバーサタイルに使えると思う。


操作性という点においては、その大きさがネックになるかと思ったが、実際に使うと全く気にならない。

というのも、これまでは手を被せる様なパーミングをしていたのを、横に添える様な形に変えてみた。

小さなリールだと不安定になるのだが、その厚み(と形状)のお蔭で安定し、寧ろ操作性が良くなった。

XGというギア比も回収が早くて助かるし、重さ故に手・腕の疲れが早い以外何のネックも無い。

っつー事で



値段だけの事はある



といったところか。

正直な話、ベイトリールに飛距離「だけ」・操作性「だけ」を求めるのであれば、この機種は要らんと思う。
(ジグを100mぶっ飛ばすとかいうのは、糸巻量の絡みなので除外)

そういった要素ではなく、感覚的な言い回しになるが「使ってる際の気持ち良さ」(所有感ではなく)がこの価格に反映されてんだろうなと。


という事で…






ビッグベイト
ブレイゾン
18アンタレスDCMD








初物ゲットですwww

漂わせている時に じゃれついて アタックしてきたってのが、ビッグベイトの力なんだろうなぁ…(←本当)

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