最近流行り（？）のフックリムーバー。

これ自体は昔からある物だが、今の流行りはグリップ型の物。

似たような形で様々なメーカーが出しているが、値段もピンキリだし何処がオリジナルなのか全く不明。

ただ、ここ最近に関しては、フィッシュグリップで有名な某社が流行らせたのは間違いないかと。


ぶっちゃけて言えば、基本構造は全く一緒なので、後発の物は全てパクリっちゃパクリ。

ここfimoでは、その辺りは非常に神経質に言ってくるので、今回メーカー名は一切出さないようにしますw

それじゃ話も出来んというのが本音ではあるが、今回はとあるパーツにだけ焦点を当ててみた。

というのも、数多くある製品の中から購入するにあたり、「大きく異なる」のが1点だけあったから。

それは



この部分

私が購入した物は「ワイヤー」型となっているが、ここが「プレス型」の物がある。

具体的に出したいのだが、それだと「それを使ってる人の気分を害す」と本部に言われてしまうので割愛。

で、ご存じの方も多いと思うが、後者の方が圧倒的に安いw

製造工程で1プレスで作れる後者と、曲げという工程が入る前者とでは、コストが異なるのは納得。

まあ、金型があれば1工程で作れるけど、プレスと金型じゃ初期費用が圧倒的に違うからねぇ。

ただ、「針を外す」という目的に対しては、どちらも同じく用を足す訳で。

んじゃ、それだけの価格差の価値は何？ となった時に、大きく異なる点が一つだけある。

それが


力の掛かり具合


メーカーのHPにも書かれているが、ちょっとだけ視点が違う。

具体的に書いていこう。

この製品、先ずは先端の空間部分に針を通し、グリップを握ってロックする。

要は先端と、それが収納されるパイプの先で抑えるのだが、ここで重要になってくるのが先端の断面。

分かり易いように、プレス型とワイヤー型がフックをロックした状態を図解してみる。



黒がパイプ・青が先端・赤が針（ペイントで簡単に書いているので、不格好なのはスマンッッ）

ここで違いとして現れるのが、針と本体が接触している黄色い〇の数。

プレス型が4点なのに対し、ワイヤー型は3点となる。

正確に言うと、超小型フックに対しては2点だがw

これにより、1点に掛かる力がワイヤー型の方が25％アップする事となり、しっかりホールドしてくれる。

そのお蔭で針のホールド力が上がり、より安定して針を掴んで外す事が出来る。

その代わり、2点でしか掛からない針だと他の場所に当てて安定させる必要があるがw

そもそも、コイツはそんなフックでの使用を想定してないのだろう。

あ、ヘッドが小さいタイプなら、きっちり3点で止まります。

空間があるので不安定さが無くなり、棒部が長いのでプライヤーより安心安全に外す事が出来る。


ただね


それだけで俺がそんなモン買う訳がないw

これまで20年（バス歴を含めれば30年）釣りをしていて、買わずに済んでたんだし。

棒部の長さだけで言えば、愛用のエイリアンペンチだってある。

んじゃ、何故買ったかというと、実はコイツにはもっと凄い性能があった。

それは…



針直し（爆）



感の鋭い方は、「何故シーバス用（ヘッドが小さい）じゃないの？」と思ったかと。

その理由がコレで、普段は家置きで針直し用+ビッグベイト用に買ったのよ。

というのも前回のログで、折れる針が云々という話をしました。

その趣旨はちょっと置いておいて、その折れやすい針がコイツなら直せる！

具体的に言うと、プライヤーで直そうとするとほぼ100％折れる某社のMクラスのフック。

先月の事だったか、交換したばかりの針を伸ばされ、某邪念王様に「これ使ってみ」と渡されたのがきっかけ。

使ってみたらあら不思議、折れずに見事に直ってくれた。
（因みにその時は、本来の目的には一切使ってませんw）

その彼曰く、プライヤーの様に角1点に力が掛からないから折れないと。

なるほど、こりゃ長い目で見りゃ安いモンだという事で購入。

その際、本当は安いプレス型のを買おうと思ったのだが、その時に、そちらは使い勝手が良くない話を聞いた。

その後、それを使ってた知り合いのを使ってみて判った事が今回の話。


正直な話、針を外す目的だけならプライヤーで充分な気がするw

他にもライン切ったり、リング外したりも出来るしね。

口の硬い魚相手ならば別だが、フック外す為だけに態々購入する程の物ではないとは思う。

正直、荷物も増えるしねw（なので家置き用として買った）

が、それ以外にも使いようがあり、実はそれが唯一無二の性能だったりしますよ、という話でした。


その後、前ログの件があり…


そのフック使うのやめたから、意味無くなったわ（爆）