誤爆反転対策・図解編

初めから謝っておきます。


全部描写するの、無理っす(泣)


当初は、こういう条件ならばこう、これがこうなったらこうといった感じで書くつもりだったのですが…

4枚目書いてる途中で心折れました(爆)

ただ、前回あそこまで書いたので、取りあえず一番簡単で解り易いのだけ書いてみました。

これで、前回言いたかった事は判るかと…

てな訳で、他の条件については皆様勝手にイメージして、やってみて下さい。(←無責任)


という事で、先ず現場に立った状態はこんな感じかと。



風向きは全方向に流れる可能性あり(描写は4方向)。

流れは基本2方向。

川は一方通行だろ、というご指摘を受けるかも知れませんが、こと隅田川では上げ潮は逆流します。

また、一方通行の川でも「反転流」というのが起こるので、ホントはもっと複雑なんですがシンプルに。

そしてロッドの角度は上空から見た時180°(360°動かせますが、意味が無い)。

これがこの図の意味です

ホントは、これに高さ(角度)も絡んでくるのですが、二次元ですら心折れたので完全無理ゲー故に省略。


で、実釣になりますが、大体の方はこんな感じで通してるかと。



しかしながら風があると、ラインは風に引っ張られてこんな感じになってしまいます。



ここで問題になるのが、赤く書いた「ルアーの姿勢の変化」。

んじゃ、何が問題になるかというのがこちら。



実際には全然違うとは思いますが、あくまで「イメージ」(笑)

通常のバチであれば、太い黒方向に移動しているならば黒方向の曳波が立つだけなのだが、ルアーが赤方向に動く為に赤方向への波動も生まれる。

陽圧/陰圧どちらの方向の波動が影響するかは知らんし、垂直方向の波動が相殺されるのか乗算されるのかも知らん。

が、そうなると実際にルアーは赤の位置なのに関わらず波動は青線方向にずれていく。

これは「頭が支点」になっている、生命体とは違うルアーの構造上逃れられない宿命。

すると、魚はオレンジ色の部分(AかBかは判らん)に「餌がある」と予測 or 認識し、そこにアタックするのが誤爆ではないかと。

前回ニュータイプの話の際、「予測ではなく予知」と書いたのはそれ。

この波動から、このルアーはこの場所にくると「予測」してアタックしてくる事は、大いに考えられる。

むしろシーバスという魚は「予測能力」はかなり高いのではないかと推測。

というのは、バチではなく、秋のトップゲームやデイの丸見えベイスラゲーム、要はルアー飛ばしまくりでそういう場面に良く遭遇するので。
(横っ飛びしたルアーの場所(ほぼ)ぴったりに顔を出してくるって事が多々あり、それなんかは「予測」の際たる例かと。)

「目だけで」認識してるのであれば、横に出る事は考えられんし、そもそも見切っているのであれば捕食行動(突っ込む)の前に反転するはず。

勿論カラーの重要性は良く判ってるので、「目」での認識も重要なのは言うまでもない。

また、この条件だと、ロッドティップとラインにはほぼ角度が付く。

すると、ロッド先が曲がり→戻りを繰り返す為、それに連動してルアーの支点が手前に引っ張られ/戻るを繰り返し、通常の生命体ではありえない動きになる → 見切られる。

というのが、私の考え。


そこでタイトル。


完全には無理だけど、少しでも不要な波動を抑える方法はある。

それがこれ



ロッドの角度をラインの角度に合わせる。

するってーと、風で付いたラインの角度を利用する事となり



ルアーの方向はズレず波動も同一方向に動くので、ルアーの位置と魚の認識する位置が一致する(のではないかと)。


これが、「ルアーの姿勢を作る」って事です。

今回は誤爆だけを説明しましたが、これが出来るようになると、それまで反転されていたのがバイトに持ち込めるようになる事があります。

というのも、「見切りとはなんぞや」と。

餌だと思って近づいたが、見た目がルアーだと判って反転するのは間違いないでしょう。

ただ、ホントにそれだけかと。

だって、見た目が魚ソックリだけど糞ルアーって大量にあるじゃん…

もしかしたら、ルアーの位置と波動の乖離から「餌ではない」と見切った可能性は?

「んな訳ないだろ」と仰るならば、そのエビデンスとやらを教えて下さいw

なんせ、曳波の形を変えるだけで、レンジも全て一緒(全部浮くのでw)にも関わらず釣果差10倍とか普通にあるので。
(これは友人と並び、廃盤トップ1と2を同じ様なコースで通して1~2時間での釣果差なので、誤差とかいうレベルではないと言えるでしょう。状況によっては、それが全く逆転する事もありますから。)

まあ、これは私の実験に付き合ってくれ、その理論(?)に理解ある仲間がいるから出来る芸当ですが(笑)

他人を貶めながら意味無い理屈を押し通すのではなく、現場に則した情報を発信し続けた故の恩恵かと。

これをデータとして残す方法っつったら、ギネス記録の様に記録員が横に立って目の前でやるか。

こんな細かい部分にそんな事求めるってのは、市場原理から乖離してますわなw

話が逸れましたが、言いたい事は現物と波動が一致した故に、これまで見切っていた魚がバイトする可能性もありますよ、と。

現場であればこれが逆風であったり、流れが反転したりと逐次変化が起こります。

その条件によって「姿勢を作る」方法は幾つもあり、上手く作れた時にはやはり釣果は伸びます。

これの応用編(?)で、真逆にロッドを振って敢えてスライドさせて「広い波動」を起こす事もやります。

これは「ライズが出てなくても沈めねぇ」という際に、魚の活性や流れの状況なんかをサーチするのに役立ちます。


あ、因みにダメな時は何やってもダメなんでw


波動という点を意識したのは、今から10年以上前。

その頃は沈むルアーも使っていたのだが、何故かラインにアタックしてくる魚が居る事に気付いた。

その数十cm後ろにルアーがあるにも関わらず、明らかにラインのある一部を狙ってきてる。

当時の私は、ラインシステムなんて全く 知ら 気にせず、「太けりゃ丈夫」位の意識だった。

その為、結束部に大きな玉が出来ており、特にそこにアタックしてきていた。

アミであれば考えられるが、どう見たって見た目がかけ離れてる方(結束部よりもルアーの方が、まだバチに似てるはず(笑))にアタックしてくるって事は、そこから生み出される波紋が見た目より影響してるのだろうな、と。

んで、それをとことん突き詰めていった先が、今の惨状(爆)


因みに、このログを書くきっかけは、とある質問を受けたから。

簡単に書いちゃうと、スネコンの水切りアクションが使いこなせてないと。

私が秋に使うトップでは、「パニック」「瀕死」「無意識」の演出は出来るが、「逃走」が出来ない。

それを演出出来るのがスネコンであり、それを演出する為にはどの様な動きでベイトボールやライズ位置のどの辺りを通せば良いか。

その際、ルアーのアクション「だけ」ではなく、それが起こす波動(水切りの波紋も含めて)を意識して動かす必要がある。

むしろ自分は 前者は全く無視 後者を強く意識して、動かしている。

その為には波動の意義を理解して貰わないと通じないと思ったので、シーズン的にタイムリーなバチで説明させて貰いました。(その方が説得力あるしね(笑))


という事で、こんなのを意識しながら釣りしてみても面白いですよ、という話でした♪

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