2本目を作る

皆様、あけましておめでとうございます
良き新年を迎えられたでしょうか?
今年もよろしくお願いいたします

昨年は(本当は)12/8に釣り納めをしましたが、その後の日曜は予定が無く。

そんな折、ふと思った訳です。






そろそろか…








一体なんなの? と思われる事かと。

ええ、そろそろ出るんじゃね? と。

だから何がって…



竿折名人(爆)



昨年、バチシーバス以外は、ほぼほぼヘチ釣りに没頭しておりました。

そこで思ったのが、以前作った自作竿が既に4年経ち、そろそろ逝くんじゃねぇかと。

代用品としてブルジョアロッドはあるが、ずっと70g台の竿を使っていた手前、今更100gのロッドなんて重くて持てん(爆)

しかしながら、これだけヘチ釣りに嵌った手前、もし折れたらシャレにならん。

という事で、時間も少し出来たので予備用としてもう1本作る事にした。


で、折角作るなら方向性を変えるか、予備と割り切ってこれまでの同等にするかで悩む。

以前、ヒプノシスさんから紹介して貰ったブランクメーカーも気になるっちゃ気になる。

正直に言えば、今の竿で結構満足しているので、敢えて違う方向にする必要が無いのは事実。

ついでに言えば、前回は完全に手探りで作ったという事もあり、改良点を落とし込みたい気もある。

それ以外にも、「これが変わったらどうなるだろう」という点も幾つかある。

という事で、「あくまで予備の実験機」の竿を作る事にした。


コンセプトが決まったので、どこをどう修正していくか。

思いつく限りの改良点を上げ、それを修正した形で作っていく。

因みに、1本目の製作に関しては、

https://www.fimosw.com/u/rattlehead/kyugeapiw3meyp

で、今回もこれに準じて製作する。

折角なので、修正点とそれがどれだけ変わったのかをアップしようかと。

てな訳で、変えた部分を写真で説明していくが、写ってる2本の内上が従来の竿、下が今回のとなります。


①ビジュアル(笑)

前回、余りに酷い仕上がりだったので、今回一番拘ったのがココ。

具体的にはメタリックブルーのスレッドをワンポイントにして、コーティングも専用品に。

かつ、今回はマスキングテープの貼り方にもこだわり、竿との段差の無い仕上がりに。




②ガイド

感度と重量優先でマイクロガイドにしたのだが、糸が撚れると落ちていかない事も多々あった。

ついでに言うと、老眼故に糸通すのも一苦労(爆)

また、前回はどう使うかも不明だった為、スピニングセッティングにしていた。

ただ、これだと横風の影響が大きいように感じたので、今回はベイトセッティングに。

その上で、今回はガイド内径2φ→3.5φ(トップだけ3φ)に変更。




③価格

前回はトルザイト+チタンという一番お高いガイドを使用したが、今回はあくまで予備。

ってな訳で、セラミック+SUSガイドに変更した上で、Fuji製ではなく怪しい某国製にw



ついでに、リールシートも怪しい某国製にww

これらのお陰で、ブランクは値上がっているにも関わらず、前回の半額程度で完成www


④重量

実際に使ってみると、あっても全く意味がないパーツがある事に気づいた。

その為、不要な物は全て排除する。

具体的には、リールシート上部のカバーとリアグリップ。

カバーはシート上部をエポキシ塗りで代用し、リアグリップは竿保護の為のみで一番小型の物を。

更に、通常はリールシート内に入れるパイプも無しにしてスケルトン仕様に(笑)



そのお陰で…



1gの軽量化!

ガイドを大型化+材質落としたにも関わらずの結果なので、今回は大成功と言えるだろう。


⑤ブランク

前回の物は既に廃盤となっており、その後継品(?)を選択。

具体的にはジャストエースのLSI76ULという型番。

前回はLST76ULだったので、1文字違いだからそうなんじゃないかと(←適当)

実際には結構張りが強くなったが、重量もブランク径も全く一緒なので、あながち間違いじゃないかと。
(正確には、ティップ径が1.4㎜→1.3㎜に変わってる)

結構先調子に変更されていたが、近しいのがこれしか無かったのよね…


⑥張り

以前よりもより狭い場所でやる事も増えた為、柔すぎる竿だと勝負にならない事も結構出てきた。

その為、もう少し張りのある竿にしようと思っていたら、偶然ブランクがそっち方向になっていた。

なので、このブランクの変更は渡りに船で、コイツの特性を生かす形に。


⑦ガイドセッティング

これがこのログ書いた目的(笑)

実は今回、一番時間が掛かったのがココ。

製作日数はコーティングを除くと丸々1日だったが、その殆どをコイツに費やした。

というのも、1本目と同様の形で進めてたので、当初のセッティングは1時間程で完了した。


ところが


セッティングに使用したリールが予備用リールで、ソイツには高比重PEが巻いてあった。

現在、フロロのみでやっているので、念の為にソイツに付け替えて確認したら…



違和感



限界まで引き絞った時は無いのだが、それまでの力の掛かり方に対する曲がり「方」が明らかに違う。

「方」を強調したのは、曲がりに関しては一緒の可能性があるのだが、何せ1本しか無いので比較出来ない。

また、感覚的な問題になってしまう為、こういう書き方をした(ほら、エビデンス厨が煩いしw)。

その感覚だが、素直に曲がっていかないというか…曲がり方に「タメ」がある感じ?

これまた憶測で申し訳ないが、これは多分糸の伸びが要因なんじゃないかと。

最近から始めて、シーバスだけやられている方達の殆どは、PEしか使った事ないと思う。

それだとイメージ湧かないと思いますが、ナイロンを使っていた人なら判ると思う。

糸を変えた途端、同じ竿なのに感覚が変わる事に。

投げる時にダルく感じたり、やり取りしてる間は張りを感じるといった感じか。

「フロロは伸びない」とドヤ顔で仰る方もいますが、5lbフロロはすっげー伸びますw

同じ号数のナイロンよりは伸びないだけで、実際には25lbフロロだって普通に伸びます。

という事で、その違和感を払拭すべくセッティングを弄って、やっとたどり着いた答えが…



これ見た瞬間に思ったのが、「随分古臭い竿っぽいな」と。

見た目だけの判断なので、ガイドの並びがそう感じさせているのは明らか。

勿論、ブランク自体が違うので安易に判断する訳にはいかないが、これが違和感の原因なんじゃないかと。

簡単に言えば、PE・フロロ・ナイロンでは、ガイドのセッティング自体が異なるんだろう。

となると、先程書いたPEへ移行した際の違和感も説明がつく。

今回のLST→LSIへのモデルチェンジの理由が、ブランクをPE向けにした故なんじゃなかろうかと。

まあ、単純に使用するカーボンの弾性が変わっただけかも知れんがw

何故そう言うのかと言えば、当初のセッティングはもっと先よりにガイドが並んでいた。

が、同じ力を掛けて(というか、同じ長さを引っ張って)も、フロロだと意図した形に竿が曲がらない。

これが違和感の原因。

少し語弊があるとは思うが、ガイド間が短ければ短いほどその部分は硬くなる。

そうなると、余計に竿が曲がら(入ら)なくなるし反発も強くなる。

この部分でもう少し竿が入って欲しい → ガイド間を開ける → 古臭いセッティング(爆) じゃねぇかと。

となると、もう少し突き詰めていくと、使う糸によってブランク・ガイドを決める必要があるのか?

今時はソルト用=PEと考えると、モノフィラメント使うなら昔のブランクを探すかガイドで調整するしかないのか。

それか、未だにモノフィラがメインになっている釣り用のブランクを流用するか。
(因みに、今回買ったヤツは「ライトソルト用ブランク」)

そもそもが、単に弾性が上がった故に気になっただけなのか。

と、仮説を立てていたらキリが無い。

答えは作っていかなきゃわからないが、そう何本も作るようなモンじゃないし。





ロッドビルド、ますます沼に嵌りそうだ…







 

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