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釣り中に考えてる事

  • ジャンル:釣行記
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"あっ、こっち温い"

"南が吹いてる割りに、冷たい風が混じるな~。そこの山から来る風なんだろな~"

"風が変わったね。下げが始まるか"

釣り人は独り言が多い。
僕は普段、基本無口であるが釣りをする時間だけはお喋りになる。
お喋りになると言うより、不思議と言葉が溢れてしまうって言い方の方が正しいだろう。

"この流れだよね~ここで食ってくれたら理想だけど、もう少し右かな~"

この独特の思考の中、変化を見つけようとする指標は決まって

"前日と何が違っているのか"
"数日前と何が違っているのか"
"その変化が起こったことによって、今日はどんな良い景色なのか"

である。
僕の釣りはシンプルで、まだまだ技術は甘い。
やる釣りは決まって

"ただ巻き"
"ドリフト"

だけ。
レンジだけは非常に気を使うが、正直、0~意識してせいぜい30センチまで。か、ボトムオンリー。
釣って楽しくて、嬉しいのは、水面~20センチくらいが好きである。
基本的な考え方として
"水面直下のレンジを意識する鱸を反応させたい釣り"
が僕の釣りなので、ミドルレンジで食わせるのはドリフトで流す釣りを展開中に、思ったよりレンジが入った時のみであり、食っちゃった。って感覚が強い。
最も気を使うのはルアーを巻くスピード。
リーダーの長さ、感覚、水の具合で、同じようなリーリングスピードで巻く感覚を持たないように釣りをする。
同じルアーでもリーリングスピードでどれくらいアクションが変わるのか?
"一番遅いリーリングで、最初にアクションを起こすアクションこそ、本当のルアーの持つアクション"
だと思っているので、キャストした位置、水の掴み具合が合わないと感じたらソッコー回収してしまう。
淡水域、海水域で浮力が変わるから、ポイントによってちゃっかりリーダーの長さを変えて釣りをしているが、今のところ変化を感じられないでいる。笑
鱸と言う魚は人間が思っている以上の浅いポイントに入り込み、静かに、背鰭をたたみ、気配を消し、利口な鱸ほど、静かに餌を取り、ベイトに気配を悟られる前に姿を消す。
若く、小さなセイゴほど、シャローで暴れまわり、ベイトを蹴散らし、ベイトを警戒させる。
警戒したベイトを追い回せば追い回すほど、動きは機敏になり、鱸も不利になるのだが、青い若手はそこに気づくことが出来ない。
釣り師もそこにばかり意識が行ってしまうと、目の前にいる気配を消した鱸をこちらから逃がす事になる。
決まってそれをしてしまう釣り師は、ジャバジャバといきなり浸かる。
僕は、クルブシの水深から飛び出す大型の鱸を狙い続けている。


■シャローで暴れまわるセイゴボイル後大型が来るのでは?※失敗編■

春、長潮、上げ

ボラの稚魚、いわゆるハク~イナッコと言われるベイトに、毎晩強烈なボイルが起こり、網ですくえるのではないか?っと思わせるシャローで鱸が暴れまわっていた。
時間帯は決まって夜で、下げ始めに集中していた。
家から数分のこの川を毎日観察していた僕が見た景色で、干満差が小さい潮回りの干潮。
に、鱸のスクールがステイし上流と下流を行ったり来たりして、日中のデイボイル音を響かせていた。
このボイルは経験上、夜が激しいのに、昼のがルアーに反応させやすい。
雨で濁ればより日中のが釣れる。
僕の中の1つの答えだった。
他のポイントにもイナッコはいても、激しいボイルが出るエリアは決まって同じで、昨年よりやや下流側。
きっと、今年の鱸が好むポイントであり、時間帯を変えれば大型が出るのでは?っと読んだ釣りをした。
タイミングは上げ潮。
下げに入ると、少し下流の深いポイントにステイするスクールと、上流でステイしていた(昼間上流域でボイルしてた連中)が集結するの読んでいた。
ベイトの取り合いになるのだろう。
この2つのスクールは決まって、追い回す役、補食役、が決まっていてスクールで上手に餌を食う姿は何度も見てきた。
夜も、チラシ役がベイトを蹴散らし、後ろの補食役の鱸が餌を採っているハズ。
水面が静かなタイミングになにか起こらないものか?
目の前を横切った鱸に背筋に汗をかいた出来事だった

■アウトサイドベンドの草に隠れ、狙い打ち■

足元に水はまだ来ない。
今は上げ潮5分。
恐らくあと1時間半は水は来ないが、草むらに隠れ続けた。
満潮を過ぎて、下げ潮が始まれば目と鼻の先でボイルが起こるハズ。
キャストはしない。
ボイルはない。
自分の中で鱸が来たと感じた瞬間にキャストすれば良い。
息を殺し、人間の出す殺気を消せているのか、草むらがその気配を消してくれてるのか?
下流から登ってきたカモは、少し距離を取りながらも、普段人が近づく事が出来ない距離まできたが、飛び立つような警戒は見せなかった。
目の前の空が明るくなってきた。
ベイトのイナッコは下流からどんどん登り、次第に足先にかかる水辺がクルブシくらいまで水が差し、スネに差したくらいに、フワッとイナッコが散った。
"おっなんか来たか?"
凝視するがそのシャローに何も見えない。
「やっぱダメか。笑 やーめよっかな~」
っと川に立ち混んで数時間。1投も投げずに待ち続けた自分が馬鹿馬鹿しくなってきた。
しかも、こんな釣りを信じてもう何日も経つ。笑

鯉が来た。目の前の草むらの中に人が居るとも思わない鯉が、ノー警戒でどんどん近づいてくる。
タイミングは上げ7分。
ヌポっヌポっとボトムをバキュームする唇に、余計な事を考えていた。
その後ろだった。
ぽつ、ぽつ、水面にでる小さな波紋。

あっあっあっ!!!!!!

プイっと鯉が逃げ、直後、後ろの大きな魚が反転した。
声は出してないが、なにかが出てしまったのであろう、目の前のシャローは巻き上がる泥で一瞬にして黒く濁った。
この魚が何だったのか?ここでは黙っておくが、猛烈に嬉かった。
この経験から、鱸はシャローだ!!っと元々好きだったシャローの釣りが、より好きになった事は間違いないし、この釣りこそ僕の目指す鱸釣りの魅力ではないか?
っと心の底から思った。
だから、ウェーディングする前に1回止まって水際と距離を取る。
必ずルアーを数投しまぐれを狙う。笑
ポイントとなる水際を歩く時は、女と歩く時より緊張する。
人間の思う想像以上の浅瀬に鱸は来る。
浅瀬に来る鱸も、きっと警戒してるが、挑戦心から来る。
背鰭を出しながらシャローで待ち続ける鱸はいる。
その鱸が指すタイミングを目の前で見れた事は、僕にとって大きな進歩だった。

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