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Xデー、その1

''あの魚''
を釣りたい思いを抱いて早いもので15年。
今までの釣りで培ってきた経験と知識だけでは''あの魚''に1歩も近づいてないのではないか?
っと心配になるくらい掴めていない。
がむしゃらにポイントに通って道を探し続けてきた僕のような雑草釣り師は、頭にある小さなヒントを大切にし、小さな自然の変化に耳を傾けるしか無い。
同じような狙い、攻め、思考では去年と同じ1年を過ごしてしまいそうで、淡々と年を取って、気がつけば終わってしまうのではないか?っと猛烈な不安にかられる。
しかし、必ず追い続ける。
自然豊かで魚種が豊富なこの東京湾はそんな可能性を捨てられない。
この灯火は年を増すごとにその質が上がってきていて、火のカロリーも上がっている気がする。
1つの事を淡々と続けることが僕の性。
好奇心と警戒心の絶妙なバランスで自然界を渡り歩いてきた大鱸。
今も、どこかで悠々と泳いでいる事だろう。
水から遠く離れた自宅から、圧倒的な自信で泳ぐ様を想像し、君を思い、今まで何度も壁に当たってきた鱸道の知識を絞りながら、今だ自分の手で掴めていないあの魚に出会いたい思い。
今年、実るのだろうか?
進んでいるのか、立ち止まってるのかわからないが、今の狙いを綴る。

■狙いの条件■

2021年、1月、2週目。
産卵期で川から多くの鱸が姿を消した川にひっそり遡上してくる鱸。
''時間''っと言う軸で生きていない魚にとって、新年だ、年末だ、1発目だ!
なんぞ関係のない話。
人間の目安として考えるとすれば、今年初の真っ暗闇の潮。

''新月''

鱸目線で考えるのであれば、水温が一番下がった''新月回り''。
日が進み、更に水温が下がってくればその後にくる新月も狙い所であろうが、それは来月の話になってしまうのでまた海が変わってくるだろう。
僕が1つ掴んでいるヒントと言えば

「水温一桁でも、鱸は食ってくる」

と言う事。
だからあえて低水温期を狙う。
先週、猛烈な時化により海も川もガチャガチャでせっかく見つけたベイトもどこへやら?
しかしあの時化が過ぎ去った冷気によって、夜も朝も海霧が登り、水温を下げた。
外気の変動は日によって様々だが、水温はゆっくり下がる。
この低水温期に''川に差してくる鱸''を狙う。
どの川にも鱸は必ず遡上してくるはずだが、川選びも大切で大鱸はどんなタイミングで川に入り、何故その川を選んだのかを見極めることが大切ではないかと思っている。
今立ち混むこの川を選んだ理由は3つ。

・川周辺の水がクリアだと言う事
・川に濁りがある事
・''腹パンパンの鱸''が釣れた事。

警戒心を解く為に濁りはやっぱりほしい。
ワンド全体がクリアな水で、川は濁り水が流れているから、そっちに立ち寄るのではないか?
川とは言え、上流2.5キロほどまで潮が入るので海の影響をしっかり受けている。
そして狙うエリアと、海の影響を受ける''喫水域''が近く、潮回りが小さくても塩分濃度の濃い水が狙いのエリアまで伸びてくる。
3つ目の腹パンパン鱸。
ああいう鱸はよっぽどの好条件でなければ川にステイしないと思っていて、食わせのポイントは水深も有り、警戒心も取れやすいのではないか?
あとは春夏秋冬、川を見たがちゃんと鱸が群れを成して上流に入ってくる。
1匹だけで遡上してきた鱸を釣ることは不可能だと思う。
ある程度、大きい群れが差す事を確認できてるのは大きい要素だ。

■何故新月回りを狙うのか?■

狙うポイントは河口から約5キロ。
このポイントは薄暗い橋が隣接し、流れ込みがある。
身体を隠すには格好の場所であり、大きい潮回りで遡上してきた鱸は数日間ステイし、ドーンと潮が下がるタイミングに海に出てしまうだろう。
全体的にシャローだからこそ水温は下がりやすく、ステイする深場が目に見えてわかっていればそこに止まるハズ。
数日間その深場を好めばだんだん警戒心が薄れ、そこと隣接する流れを目指すハズだと読んだ。
Xデーなんて言っているが、チャンスは本当に数日しかない気がする。
大きい身体を動かして遡上するには少し距離があり、きっとカロリーも消費するであろう。
しかし、キモはここにある!
この5キロの道のりを遡上する長旅は、カロリーを消費し、それを補うために口を使うのではないだろうか?
こんなに上まで登ってくるにはリスクもあるからこそ、可能性もある。
その遡上を促すのは上げ潮によるパワー。
流れに身を任せれば水が勝手に運んでくれる。
そして、新月による''起潮力''は潮汐表より数センチ水位が高い。
陽が陰れば水中は真っ暗闇。
そこからうっすら光量が増えるちょっとした時間に警戒心が解ける一瞬があるのではないか?

■失敗■
川周辺はクリアだと書いたが、当日は普段より風により明らかに濁っていた。
メインラインは、ゆっくり柔らかくルアーを動かしたくて、拘りのナイロンライン。
足元の鯉も僕に気づかないほど警戒心を消してキャストをスタートしたが、手袋をしない手の甲がジンジンして終了した。
また、失敗か?
これを繰り返して行けばいつか拾えるものなのだろうか?
メーターが釣れた場所を知ってるのは3箇所。
実際に釣ったのを目の前にしたポイントはたった1箇所。
何か共通点はないものか?
他県のグークルマップや距離を計るが妄想が膨らむばかりで、現場から掴むべきなのだろう。
さて、今夜はチャンスがくるのか?
チャンスは引き寄せるものなのか?
あの腹パンが出た立ち位置で、今夜は試してみようではないか。
春夏秋冬、このXデーを綴ろうと思います。
その時の狙い、自分なりに考えた釣りを。
結果が出たとき答え合わせが出来るように。
僕のブログを読んで下さる方々、今年も宜しくお願いします(..)

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