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ベイト初心者によるベイト初心者のためのビッグベイト道 その2

どうも、実は朝UPした記事は、GW期間中に記載し、掲載する事を完全に忘れていたマヌケなネコ助です。


さて、ビッグベイトはベイトタックルが必須となりますが、実は、シーバス用ビッグベイトの中にはスピニングタックルを使用する事を想定したものがある事を先述しました。
今回は、そんなスピニングタックルでも使用可能なビッグベイトを私自身が実際に使用し、気付いた点を述べていきます。

前回 基本情報の説明


4 スピニングタックルでのビッグベイトについて

ビッグベイトはそのサイズ、重量から基本的にはベイトタックルでの使用を想定されています。
一般的なシーバスロッドでは、最大投擲重量が40g前後のものが多く、60g近いビッグベイトをキャストするには向きません。

しかし、最近のシーバスロッドのMHやHクラスの中には「ライトショアジギング」や、「金属製バイブレーション」をキャストする事を前提に設計されたものもあり、そのようなモデルでは50〜60gが最大数として設計されています。
それらを使用すれば、シーバスロッドでもビッグベイトは投げられます。


5 スピニングタックルでも使用できるビッグベイト

今回、S字系、多連結共に、実際に使用したもので「スピニングタックル」でも動きに大きな変化が無かったものをご紹介します。

1oz前後クラス
①エバーグリーン シードライブ

シーバス用ビッグベイトの先駆者的存在で、140mmのシンキングタイプでありながら、重さは28g(1oz)で、一般的なシーバスロッドであってもキャスト可能です。
動きはタイトなS字を描き、ジャークを入れるとイレギュラーなアクションも出来るあたり、ビッグベイトを使用した事がないシーバスアングラーに是非とも使っていただきたいルアーです。

②ダイワ レイジーファシャッドJ138S

138mmと少し小振りですが、ジョインテッドクローのようにチューニングせず、箱出しで汽水〜海水域でも使用でき、シーバスタックルでもキャスト可能なビッグベイトです。
動きは大きなS字を描くように泳ぎ、巻き取り速度をある程度上げても横泳ぎすることなく泳いでくれる正に「ビッグベイト初心者向け」のルアーです。


2oz前後
③ブルーブルー ボラコン150

※画像参照元 BlueBlueTokyo HP
44gとMHクラスでなければキャストできませんが、このルアーはスピニングタックルでの使用を前提に設計されているのか、ベイトタックルよりスピニングタックルに分があるように感じました。
本来であれば、ビッグベイトは流れに乗せて漂わせるのがアクションの基本ですが、ボラコンは流れを横切らせてもシーバスが喰ってくるあたり、10ft近いロングロッドで、一般的なハイギアの巻き取りでも動きが破綻していないと考えられます。
※写真が無い理由は、磯で青物に…。

④ダイワ レイジーファシャッドJ156F

大きさ、重さ共にバランスのとれた上記レイジーファシャッドのサイズアップ版です。
先掲のJ138Sと同様に、チューニング無しで使用出来るあたり、ダイワさんの本気度が伺えます。

⑥エレメンツ ダヴィンチ190

約2ozあるため、Hクラスのタックルが必要になりますが、このルアーの特徴は、アイが2つあり、S字と直進の2通りの使用が出来ることです。
淡水での使用を想定されているため、淡水〜汽水域以外での使用はウエイトチューニングが必要となりますが、直進アクションをメインとして使用する場合、特に必要はないように感じました。

⑦ デプス スライドスイマー175F

※写真は旧スライドスイマースティンガーバック
全身がソフトマテリアルで包まれているためか、連結部がスレる音を嫌がるシーバスにも効果があるとの事で、ビッグベイトばかり使用する知人はこのルアーで普通にランカークラスを釣り上げていました。
ウエイトがかなりあり、シンカーチューンが必須である事がビッグベイト初心者には敷居を高くしていますが、チューニングさえ間違えなければスピニングタックルでも使用可能です。


6 使用するにあたり
シーバスアングラーのリールの殆どがハイギア、もしくはエクストラハイギアを使用しているかと思います。
何度も記載しています通り、ビッグベイトは基本は流れに乗せ、糸ふけを巻き取り、ラインテンションの違いでアクションをさせます。
そのため、1巻80cm以上のリールでは操作は難しく、巻き取り過ぎはアクションを破綻させます。
またスピニングロッドの場合、穂先の硬さがベイトの同クラスに比べて硬くなる傾向があります。そのため、空気抵抗の大きいビッグベイトは飛翔姿勢も安定せず、思ったように飛びません。
穂先はM、バット部がH、そんなスピニングロッドは都合よく無く、アングラー側が微調整しながら釣りをするため、〝大きな抵抗〟を流れに馴染ませる釣りに慣れるまでにかなりの時間を要します。

ベイトタックルを保有しないシーバスアングラーの中には、ベイトタックルを購入する資金があるならスピニングタックルを更にいいものに更新したいと思う方もおられるでしょう。
しかし、一度ベイトタックルで使用すると、ビッグベイトでの優位性が理解できるかと思います。

「こんな大きなルアー、喰うはずがない」という先入観に囚われず、投げ倒してみるとその先に何かが見えるかもしれません。

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