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▼ 釣れればいいというハナシではない!〜先日見た磯での出来事〜
- ジャンル:ニュース
- (#青物, #ヒラスズキ, #水際は危険がいっぱい, #何かあってからでは遅い, #地磯の危険度, #シーバス)
どうも、昇進してからただですら少ない休みが更に少なくなり、給料も上がらないためニッチもサッチもいかなくなりつつある中年のネコです。
さて、今回は先日ホームとする南紀の磯で見かけた事、特に安全管理に関するハナシです。
5月の大型連休中、中途半端に1日休みをもらい、南からのウネリが入ると事前に知っていたのでせっかくならと南紀の磯に向かいました。
ポイントに到着したのは午前5時。連休中でもウネリの影響で少し波が高く、私の他には上物師を含めアングラーは居ませんでした。
早々に準備し、いざ離れ磯のサラシにキャスト!
すると、1人アングラーが降りてきました。
黒いシャツに黒いライジャケ、ハーフパンツに黒いラッシュガードと、全身黒ずくめと「落水時に見つけ難い服の色」ではあるものの一応の装備はしているようです。
そのアングラーは私に挨拶する事なく3歩程後から私がまだ打っていないサラシを打ちだします。
ここまではよくあるハナシなので、挨拶が無いとか、後に立ちキャストをするとかをどうこう言うつもりもありません。
ロッドは8ftか9ft無い位のエギングロッドでしょうか?
ルアーはノーシンカーのシャッドを付けているようですが、私が定位している岩の上は13ftでキャストできるかできないかの場所なので、投げて回収するのにも苦労している雰囲気です。
すると、そのアングラーはその場を後にし、横にある水面ギリギリの岩に降りようとしています。
年齢が明らかに若そうであったり、足元がおぼつかない様子なら波の状況からいって止めますが、私と同等かそれ以上の年齢と見受けられたため、トラブル回避の観点から言わずにいました。
そうこうしているうちに下に降り、サラシを打てる位置についたところ、波がそのアングラーの元を浚います。
濡れる事を気にする様子もなく、小ぶりなヒラスズキをヒットさせ釣り上げ、写真をパシャパシャと撮った後そのヒラスズキを〆め、下から上がってくると…
キュッキュッと音がするんです。
まさかと思い、そのアングラーの足元を見ると…。
PVC製のサンダルやんけ!!
確かに波が高ければ濡れますし、濡れた磯靴は履いていて不快です。
しかしここは磯。
バランスを崩し、転倒する可能性を高めるだけでなく、尖った岩や打ち寄せられたゴミでざ瘡を負う可能性もあります。
またグリップも弱く、思わぬところで転倒しかねません。
ミノーを投げ続けアタリすらない私よりか、ノーシンカーのワームで釣るというトコでは私より「アングラーとしての腕」は優れているのかもしれません。
しかし、だからこそ、磯に慣れているからこそ、今着装している装備が「万全を期したもの」かどうかを考えて欲しいと思うのです。
ロッドの長さはスタイルやキャストするルアーによって変わるため、私は12ftクラスのロングロッドを推奨しますが、エギング等を考慮すると問題ではないです。
ライジャケをしっかり着用し、ラッシュガードを着ているあたりある程度は安全管理を考慮しているのでしょう。
でも、だからこそ
磯でクロック●はねぇだろ!!
と言いたいのです。
落水しないように注意するから大丈夫ではありません。
足場が悪い地勢では、1番気をつけるべきは履き物ではないのでしょうか?
怪我をしたり、滑って落水してからでは遅いのです。
ましてやPVC製サンダルの場合、浮力が高く落水時に脱げてしまい、岩場に戻るのが困難になる事も考えられます。
防波堤、河川、港湾…。
普段の服、普段の靴で釣行できる場所はたくさんあります。
しかし、万全な装備をしていたとしても命を失う場所が磯。
この位大丈夫かと思う事なく、今一度装備を確認し、万が一を常に意識する事が大切だと考えます。
- 2023年5月31日
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