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[イケメン後行者]誰でも最低限の飛距離が出るキャスト[後編?]


ナイトゲームへ。
久しぶりにメジャーなポイントに行ってみた。誰も居ないタイミングで準備を済ませると1人の釣り人が。

しばらくするともう1人来た。どうやら仲間さんみたい。

少し離れた沖でライズが見られる。どうやらハクにライズしている様子。

横から会話が聞こえて来た。
「ぶっ飛び君をキャストすれば…」


ナヌっ⁈


場所は橋の明暗部。偶にカンカン橋に当てているので個人的には鉛の塊みたいなルアーはお勧め出来ない。そもそも普通にフローティングでも届く筈だ。

5分ほど経つと対岸に車が。
今の状態では橋周りに入るスペースは無い。シーバスを釣るとすれば少し上流のブレイクでビッグベイトを投げるのが手っ取り早い。


前編(?)もありますが、ビッグベイトの魚を知るというのも効果的。今の時期なんて大抵の釣り人はハクパターンで灯りに集まりがち。そんな中で同じハクパターンでもビッグベイトが有効な条件を撃てば先行者が居る可能性は少ない。

逆にビッグベイターの人もそれ以外の釣りを楽しむ事でストレスが減る。



ビッグベイト以外の釣りから得られる事もビッグベイトを使う上で役に立つ事が多い。偏った考えに凝り固まらずもう一度、他のプラグを突き詰めるのはどうだろうか?


さて、その対岸のアングラーだがこちらに向かって歩いて来た。

マジか?スペースなんて無いぞ?

流石に気になったのか2人組の対面は避けて、自分の正面に入って来た。


フローティングでも届くゾ…汗


ライトでアピールしたが、一向に動く気配が無い。
仕方ないので対岸のアングラーとは違う方向にフローティングミノーをフルキャストする。距離にして70mくらい。大抵の場合はコレで解ってくれる筈だ。正面にキャストした場合、自分より後ろまでルアーが届いているのだから。

だが、動かない。爆笑

まぁぶっちゃけどうでも良いのだけれど、安全啓発(笑)の為にもビッグベイトタックルに持ち替えキャストを開始した。

流石にビッグベイトの着水音は気になった様子で他の場所に移動し始めた。別に自分はどうでも良いのだ、後行して来て(自分から)ボイルの正面に立ったのでボイルしている場所にキャストは出来なくなったが、そこまでチンチンになるくらい魚が釣れない訳じゃないし、それならソレで自分がビッグベイトな場所に移動すれば良いだけの話。ただ、届く対岸に入る事がどれだけ危険か解れば…で気付いた。


どうやらコチラ側のカップル(爆)も対岸も常連で暗黙のルールが出来上がっている!しかも飛距離が出ない事が前提のルール。爆


確かに…グランソルジャーやウェイキーブー170F、ビッグペンシルをキャストしているとは言え、まだまだ自分が一番飛ばしている。


そう考えると後行する際にも別の考え方が出来る。

周りが届かない場所にルアーを届けられればポイントが被る事も少なくなる。

他の人がポイントとして成立出来ない場所で魚を獲る事が出来れば、そもそも好んで人の居る場所に行こうとしないでしょ?それに飛距離の基準値が上がれば「対岸に入りやがって!」とか無駄なストレスも無くなる説。


ぶっ飛びシンペンとか出番が無い。


河川のシャロー、無風…投げるならトップかフローティングミノー、ダメなら最後にシンペン。

河川のシャローエリアに於いて「飛ばし屋」とはフローティングをぶっ飛ばす人の事を指す。ぶっ飛びシンペンをぶっ飛ばすキャストをしていても「あ〜、良く飛ぶルアーだねぇ」で終わり。


自分は特別な身体能力を持ち合わせている訳ではないので


恐らく少しの事を変えるだけで誰でも同じだけルアーを飛ばせる筈だ。

例えばこんな場所。




流れ込みから泥や砂利が流れ出て、赤丸エリアにブレイクが存在する。つまりは…



対岸ギリギリにトップウォータープラグをキャストする事から始めたい。そうすれば駄目な時にフローティングミノー→シンキングミノー→シンペン…とアプローチの幅が広がる。シンペンしか届かない人はシンペンを投げ続けて回遊を期待するしかやる事が無くなってしまうんです。

タックルは…





こんな感じ。
以前も書いた手持ちの中で一番、飛距離の出ないタックル。7.3ftで、小さなリールで、PEだって1号でも全然平気な距離。ギリギリに落とすにはフェザリングで調整するので実際にはもっと飛ばせる訳です。



先ず最初の注意点はキャスト時の目線。



着水点を見ながらキャストするとルアーの軌道は低くなりがち。着水点の上空を見ながらルアーをそこに吸い込ませる。


お次はキャストだ。



上空に付けた目印に向かってロッドを一直線にする。
キャスト終わりは出来る限りココに近付けたい。





ルアーの射出角度より下まで振ってから戻すと、自らで抵抗を作る事になってしまう。

下まで振り込んでしまう理由は他ならない、後ろからロッドが曲がっていない為だ。



前に持って行き始めから曲がっていないと、曲げる為に射出角より下まで振らなきゃいけなくなる。
イメージとしては後ろに振ってから前に持って行く感じ。一連の動作中にテンションは常に保ち続ける。


個人的には身体能力が高い人の話は参考にならないと思うんですけど。笑

色々な動画で色々とある訳ですが(爆)、ソコは突き詰めたい方が突き詰めていただければ問題は無いかと。

ただ、とりあえず見回してみるとフローティングを飛ばせない人が殆どな印象。

やっぱり身体能力が高い人ばかりではないのが当然。

となれば…

無理なくバックスィングで曲げられるロッドを選べば良いだけ。届くルアーに限りがあるならルアーに合わせたロッドを選ぶ。もしくはルアーに合わせたキャストをする。(ロッドの曲げ方をする)




これくらいの距離で水面は割らせたい、つまりはトップウォータープラグの射程範囲にしたい。斜めの距離で対岸まで60m無いくらい。対岸ギリギリまでトップウォータープラグを投げられないとポイントとして成立するタイミングが少ない場所です。因みにフルキャストするスペースも無いですけど。爆



下半身はどうだろうか?しっかりと腰は入れたい。
例えば野球のキャッチボール。右投げで投げた後に右足が後ろに残っていたら…申し訳ないけど少しだけ笑ってしまうかも?

とは言え大袈裟に踏み込むのも違和感がある。骨盤がしっかりとキャスト方向に向いているだろうか?




「振る」というより「押し込む」感覚の方が簡単に飛距離は伸びるかもしれない。

騙されたと思って砲丸投げの様に右手を引いてから押してみて下さい。「あれ?」ってくらいに飛ぶでしょ?流石にそのままだと飛距離は伸びないので、その感覚をキャスト動作の中に取り入れる。


たったコレだけです。目線に注意して、腰の回転を動作に取り入れて押し込む感覚で目標に向かってロッドを押し出す。

ナント、驚いた事に曲がるベイトロッドを使えばスピニングと投げ方を変える必要は無いんです。(感覚的に多分。爆笑)

「ベイトタックルは投げ方を変えないとバックラッシュする」って、そもそもスピニングの投げ方自体が間違ってる事もしばしば。

身体能力の高い人が求める究極とはまた違うかもしれませんが、今回のキャスト方法で飛距離が1.5倍くらい伸びる人も居る筈です。何故なら教えた人は皆んなそうだったからです。爆




そろそろトップウォータープラグが楽しくなる時期。




気付いたんですよ、トップウォータープラグが有効なのに周りでトップウォータープラグを使う人が少ない理由に。


飛ばない(飛ばせない)から。


昔から仲の良い奴に久しぶりに会った夜。対岸付近でボイルが始まり「トップ投げれば…」。

ただ「届かないからいつも◯◯(ぶっ飛びシンペン)投げてる」って言うんです。

「聞きたいんだけど、ソレ投げて一度でも釣れた事ある?」


「無い!」

おいおい、20年間釣れて無いのにまだ同じ過ちを繰り返すのかよ。笑


先日のログは「後行する際にイケメン度を高める」為の話。

今回はそもそも後行しなければ良いって話です。笑


ビッグベイト、フローティングルアーをぶっ飛ばす…周りが知らない釣り、周りが届けられないルアーを飛ばす事が出来ればラブ&ピースは広がります。爆



玉石のボトムで対岸に入るとボイルは止まりますのでご注意!


では。


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