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▼ ニュージーランド遠征 4(終)
- ジャンル:釣行記
- (遠征)
1/1
朝マズメにT夫妻と私の総員3名でマタウラ川へ。
T妻はこれまで夕方の釣りしか参戦していなかったが、自分も大きなブラウンが釣ってみたいということで遂に朝の釣りにも同行。
宿のあるアソル近郊の流域は攻め尽くしたので上流にあるガーストンというこれまた小さな集落に架かる橋から下って釣りをしていく。
12月のニュージーランドは夏とはいえ早朝の冷え込みが激しく、これまで釣りを開始する時間の外気温は10℃前後であったが、当日は20℃以上と急に気温が上がり、大気は薄黄色いスモッグにみたされ周囲の見通しがかなり悪い。
T氏が冗談めかして"オーストラリアの火事の影響かもね~"などといったので流石にこんなに離れたところまで熱気と煙がくるはずがないと思い聞き流したが実はこれが大正解。
宿に帰り、ニュースを確認してみたとこころ、この異常な気温上昇とスモッグは間違いなくオーストラリアの火災の影響だったのだ。当地の被害の大きさが推し量られる。
この異常気象(?)の影響か朝はT夫妻の1バラシづつで終了。
T妻に掛かった魚は大きそうであったが倒木にラインを巻かれてラインブレイク。モンゴルタイメン遠征では大活躍だったT妻だが、キャストの精度が問われる小渓のトラウトに大苦戦。対岸の障害物にルアーをかけまくってルアーロストを連発し、夫を不機嫌にさせていた。
一方わたしもこの後半戦にきて大苦戦。
これまで川に入れば必ず一匹以上はつれていたがこの朝はついにヒットもなくなってしまった。
魚は沢山いるのに日に日に食い気が落ちていくのが実感できる。
もどかしいがどうすることも出来ない。
やはり遠征の時ぐらいは色々なタイプのルアーを持ってきて食い渋り対策すべきだったかもと考えた一方、長年培った自分のスタイルを貫き通そうという意地もある。
とにかく今は待つのだ。
状況がよくなるまで待ち続けるということは島の大物釣りで学んだこと。魚だってなにも食わずには生きられない。
きっとそのうち食いが立つはず。
それまで辛抱するのだ!
正月でも我々は忙しなく動きまわる。
日中はやはり観光。
ワイナリーで優雅にワインの試飲をしたり、バンジージャンプの見物をした。
どうやらニュージーランドはバンジージャンプの発祥の地らしい。皆、怖がらずに嬉々として飛んでいるのが印象的だった。金を出してまでこんなことをやるなんて、まったくもってクレイジーだ。
正月休みということもあってか、どこから沸いて出たのか疑問に思うほど人が多い。
マタウラ川流域にも釣人のものと思われる車が沢山駐車されていた。
午後も厳しい戦いになりそうだ。
昼過ぎから降り始めた雨は次第に本降りになっていった。
さすがに女性陣は雨のなか釣りをする気にはならないようで、私とT氏二人での出撃となった。
早めに夕飯をすませてからゆっくりと準備をする。
夏のニュージーランドは日照時間が長く、やろうと思えば5:30~22:00の16時間半というロングラン釣行が可能である。
これまでの経験から推察するに当地のトラウトの活性が最も高まるのは20時前後。
長時間釣りをし続けても飽きるし、私自身、常日頃からマズメの短時間釣行ばかり行っているので合間合間で観光を挟む今回の遠征スタイルはとてもマッチした。
全員が各々ニュージーランドで行いたかったアクティビティができたので、全員の満足度が高い旅行となったし、釣行としてのクオリティも充分すぎるものとなった。
この日も昨日に続いてチェイスは頻発するものの魚は口を使わない。
それでも朝よりは活性が高くてそれぞれ一匹づつアベレージサイズのブラウンをあげることは出来た。
そして昨日に続き最後となったポイントでT氏がまた大物をしとめた。
これまでのビッグサイズより一回りほど小さいので55cmほどだろう。
2度のチェイスの後、思いきってルアーをストップさせたところ食ってきたとのこと。
"食ってきた"ではなく、"食わせた"大型魚にT氏はご満悦。
執念の勝利であった。
釣りは遂に大詰め。
これでニュージーランドで釣りに費やせる時間は遂に明日朝の2時間のみとなった。
泣いても笑っても次が最後だ。
1/2 釣行最終日
私とT夫妻の3名で出撃。
T妻は今日こそ大物を釣ると息巻いているので、良いポイントは全て先に叩いてもらうことにした。
昨日から降り続いていた雨の影響によりマタウラ川は多少の濁りと増水が伴っていた。
雨というのはトラウトフィッシングにおいて好不調の極端な誘因となる場合がほとんどだ。
自然現象の原因を1つの要因から断定するのは、異常気象をなんでもかんでも温暖化せいにするマスコミのようでアホっぽいが、結果的にこの雨は我々にとって魚を誘い出す呼び水となったといって良いだろう。
T氏が入渓点の橋の下でいきなり50cmほどをあげると、次のポイントで私が40くらいのブラウンを2連発。
先行しているT妻もバラシを連発している。
先日までとはうって変わっての絶好調に一同色めき立つ。
これまでは意図的に川の同じ区間に行くことは避けていたが、いつものように遠征最終日はこれまでで一番良かったポイントに入っている。
刻限が迫っているのでマタウラ川にきた初日に60がでたポイントまで一気に進んだ。
ここでこれまで食わせてはすぐにばらしていたT妻が遂に魚をガッチリホールドさせた。
さらにT氏も食わせて仲良くダブルヒットでダブルキャッチ。
これで全て丸く収まった。
T妻の魚は45cmほどのブラウン。初心者が釣るワイルドトラウトとしては充分すぎるだろう。
最終日は一時間弱の釣行で5匹のブラウンがでた。やれる時間はまだあるので個人的にはギリギリまで川にいたかったが、遠征では満足するまで釣りをやるよりやり残しの余裕を持たせたほうがかえって次に繋がるかもしれない。それにKさんを宿で待たせている。早めに上がれるならそれに越したことはない。
そういうわけでT夫妻のダブルキャッチでニュージーランド遠征は終了となった。
この日は空港のあるクライストチャーチまでのロングドライブ後、レンタカーを返却した。
1/3
早朝のフライトで帰宅するT夫妻とKさんに別れを告げる。
私のフライトは夜。帰国も一人だ。
フライトまでの待ち時間に今回の旅での出来事を振り返る。
旅行としても釣行としても実に充実した日々だった。
大学生くらいの時分ならまだしも中年になってこんなに楽しくグループ旅行ができるとは思わなかった。
これもひとえに同行してくれた3人のおかげだ。
どうせ釣り道具なんて盗む輩はいないだろうと荷物を放置して、空港の外にでてふらふらと散策する。
夏だというのに乾燥したニュージーランドの空気はさわやかで、牧草地帯独特の草の香りがした。
その空気感というのは夏の北海道のそれとそっくりであった。
次の遠征地はまた北海道がいいかな、などという考えが頭に浮かんでは消えていった。
空港内に戻ると、置いていた釣竿ケースとバッグが消えている。
後で知ったのだがニュージーランドの空港ではテロ警戒のため5分以上荷物が放置されていると警備員に荷物が没収されてしまうのだ。
慌てて空港の総合案内までいくが、人がいない。
近くにある両替店の人に聞くと、"あの人がそうだよ"とばかりに通行人の女性を指し示す。
その女性に事情を説明すると名刺を取り出し、時間の部分を指差しながら何かいっている。
どうやらもう案内の時間は終わっているので明日来いといっているらしい。
フライトは今日なので明日までまっていられるはずなど無い。
必死に拝み倒すと完全に不承不承といった様子だったがセキュリティエリアの先にある警備員の事務室まで案内してくれた。ラッキー!
そこでは警備の責任者と思われる若い女性が私の荷物を持って出てきて凄い剣幕で頭ごなしに怒られたが、早口すぎて何をいっているのかはほとんど理解できない。
とりあえずヘラヘラしながら"ソーリー"を連呼してその場をやり過ごす。
通りすがりの警備員数名が怪訝な目でこちらを見ていく。
端からみればその状況は教師が小学生に説教をしている様に似ていたかもしれなかった。
まぁ小学生なら日常のふとした一場面といった感じで可愛いものだが、今説教をくらっているのは中年男性で、説教をしているのはその男より明らかに若い女性である。
あるのは男の哀愁だけだったかもしれない。
こうして背中丸め、小さくなりながら帰国の途についたのであった。
我ながら情けない…。
写真
1 T氏の大型ブラウン
2 私のアベレージサイズブラウン
3 夫婦ダブルヒット
4 バンジージャンプ場
5 クイーズタウン近郊のワイナリー





朝マズメにT夫妻と私の総員3名でマタウラ川へ。
T妻はこれまで夕方の釣りしか参戦していなかったが、自分も大きなブラウンが釣ってみたいということで遂に朝の釣りにも同行。
宿のあるアソル近郊の流域は攻め尽くしたので上流にあるガーストンというこれまた小さな集落に架かる橋から下って釣りをしていく。
12月のニュージーランドは夏とはいえ早朝の冷え込みが激しく、これまで釣りを開始する時間の外気温は10℃前後であったが、当日は20℃以上と急に気温が上がり、大気は薄黄色いスモッグにみたされ周囲の見通しがかなり悪い。
T氏が冗談めかして"オーストラリアの火事の影響かもね~"などといったので流石にこんなに離れたところまで熱気と煙がくるはずがないと思い聞き流したが実はこれが大正解。
宿に帰り、ニュースを確認してみたとこころ、この異常な気温上昇とスモッグは間違いなくオーストラリアの火災の影響だったのだ。当地の被害の大きさが推し量られる。
この異常気象(?)の影響か朝はT夫妻の1バラシづつで終了。
T妻に掛かった魚は大きそうであったが倒木にラインを巻かれてラインブレイク。モンゴルタイメン遠征では大活躍だったT妻だが、キャストの精度が問われる小渓のトラウトに大苦戦。対岸の障害物にルアーをかけまくってルアーロストを連発し、夫を不機嫌にさせていた。
一方わたしもこの後半戦にきて大苦戦。
これまで川に入れば必ず一匹以上はつれていたがこの朝はついにヒットもなくなってしまった。
魚は沢山いるのに日に日に食い気が落ちていくのが実感できる。
もどかしいがどうすることも出来ない。
やはり遠征の時ぐらいは色々なタイプのルアーを持ってきて食い渋り対策すべきだったかもと考えた一方、長年培った自分のスタイルを貫き通そうという意地もある。
とにかく今は待つのだ。
状況がよくなるまで待ち続けるということは島の大物釣りで学んだこと。魚だってなにも食わずには生きられない。
きっとそのうち食いが立つはず。
それまで辛抱するのだ!
正月でも我々は忙しなく動きまわる。
日中はやはり観光。
ワイナリーで優雅にワインの試飲をしたり、バンジージャンプの見物をした。
どうやらニュージーランドはバンジージャンプの発祥の地らしい。皆、怖がらずに嬉々として飛んでいるのが印象的だった。金を出してまでこんなことをやるなんて、まったくもってクレイジーだ。
正月休みということもあってか、どこから沸いて出たのか疑問に思うほど人が多い。
マタウラ川流域にも釣人のものと思われる車が沢山駐車されていた。
午後も厳しい戦いになりそうだ。
昼過ぎから降り始めた雨は次第に本降りになっていった。
さすがに女性陣は雨のなか釣りをする気にはならないようで、私とT氏二人での出撃となった。
早めに夕飯をすませてからゆっくりと準備をする。
夏のニュージーランドは日照時間が長く、やろうと思えば5:30~22:00の16時間半というロングラン釣行が可能である。
これまでの経験から推察するに当地のトラウトの活性が最も高まるのは20時前後。
長時間釣りをし続けても飽きるし、私自身、常日頃からマズメの短時間釣行ばかり行っているので合間合間で観光を挟む今回の遠征スタイルはとてもマッチした。
全員が各々ニュージーランドで行いたかったアクティビティができたので、全員の満足度が高い旅行となったし、釣行としてのクオリティも充分すぎるものとなった。
この日も昨日に続いてチェイスは頻発するものの魚は口を使わない。
それでも朝よりは活性が高くてそれぞれ一匹づつアベレージサイズのブラウンをあげることは出来た。
そして昨日に続き最後となったポイントでT氏がまた大物をしとめた。
これまでのビッグサイズより一回りほど小さいので55cmほどだろう。
2度のチェイスの後、思いきってルアーをストップさせたところ食ってきたとのこと。
"食ってきた"ではなく、"食わせた"大型魚にT氏はご満悦。
執念の勝利であった。
釣りは遂に大詰め。
これでニュージーランドで釣りに費やせる時間は遂に明日朝の2時間のみとなった。
泣いても笑っても次が最後だ。
1/2 釣行最終日
私とT夫妻の3名で出撃。
T妻は今日こそ大物を釣ると息巻いているので、良いポイントは全て先に叩いてもらうことにした。
昨日から降り続いていた雨の影響によりマタウラ川は多少の濁りと増水が伴っていた。
雨というのはトラウトフィッシングにおいて好不調の極端な誘因となる場合がほとんどだ。
自然現象の原因を1つの要因から断定するのは、異常気象をなんでもかんでも温暖化せいにするマスコミのようでアホっぽいが、結果的にこの雨は我々にとって魚を誘い出す呼び水となったといって良いだろう。
T氏が入渓点の橋の下でいきなり50cmほどをあげると、次のポイントで私が40くらいのブラウンを2連発。
先行しているT妻もバラシを連発している。
先日までとはうって変わっての絶好調に一同色めき立つ。
これまでは意図的に川の同じ区間に行くことは避けていたが、いつものように遠征最終日はこれまでで一番良かったポイントに入っている。
刻限が迫っているのでマタウラ川にきた初日に60がでたポイントまで一気に進んだ。
ここでこれまで食わせてはすぐにばらしていたT妻が遂に魚をガッチリホールドさせた。
さらにT氏も食わせて仲良くダブルヒットでダブルキャッチ。
これで全て丸く収まった。
T妻の魚は45cmほどのブラウン。初心者が釣るワイルドトラウトとしては充分すぎるだろう。
最終日は一時間弱の釣行で5匹のブラウンがでた。やれる時間はまだあるので個人的にはギリギリまで川にいたかったが、遠征では満足するまで釣りをやるよりやり残しの余裕を持たせたほうがかえって次に繋がるかもしれない。それにKさんを宿で待たせている。早めに上がれるならそれに越したことはない。
そういうわけでT夫妻のダブルキャッチでニュージーランド遠征は終了となった。
この日は空港のあるクライストチャーチまでのロングドライブ後、レンタカーを返却した。
1/3
早朝のフライトで帰宅するT夫妻とKさんに別れを告げる。
私のフライトは夜。帰国も一人だ。
フライトまでの待ち時間に今回の旅での出来事を振り返る。
旅行としても釣行としても実に充実した日々だった。
大学生くらいの時分ならまだしも中年になってこんなに楽しくグループ旅行ができるとは思わなかった。
これもひとえに同行してくれた3人のおかげだ。
どうせ釣り道具なんて盗む輩はいないだろうと荷物を放置して、空港の外にでてふらふらと散策する。
夏だというのに乾燥したニュージーランドの空気はさわやかで、牧草地帯独特の草の香りがした。
その空気感というのは夏の北海道のそれとそっくりであった。
次の遠征地はまた北海道がいいかな、などという考えが頭に浮かんでは消えていった。
空港内に戻ると、置いていた釣竿ケースとバッグが消えている。
後で知ったのだがニュージーランドの空港ではテロ警戒のため5分以上荷物が放置されていると警備員に荷物が没収されてしまうのだ。
慌てて空港の総合案内までいくが、人がいない。
近くにある両替店の人に聞くと、"あの人がそうだよ"とばかりに通行人の女性を指し示す。
その女性に事情を説明すると名刺を取り出し、時間の部分を指差しながら何かいっている。
どうやらもう案内の時間は終わっているので明日来いといっているらしい。
フライトは今日なので明日までまっていられるはずなど無い。
必死に拝み倒すと完全に不承不承といった様子だったがセキュリティエリアの先にある警備員の事務室まで案内してくれた。ラッキー!
そこでは警備の責任者と思われる若い女性が私の荷物を持って出てきて凄い剣幕で頭ごなしに怒られたが、早口すぎて何をいっているのかはほとんど理解できない。
とりあえずヘラヘラしながら"ソーリー"を連呼してその場をやり過ごす。
通りすがりの警備員数名が怪訝な目でこちらを見ていく。
端からみればその状況は教師が小学生に説教をしている様に似ていたかもしれなかった。
まぁ小学生なら日常のふとした一場面といった感じで可愛いものだが、今説教をくらっているのは中年男性で、説教をしているのはその男より明らかに若い女性である。
あるのは男の哀愁だけだったかもしれない。
こうして背中丸め、小さくなりながら帰国の途についたのであった。
我ながら情けない…。
写真
1 T氏の大型ブラウン
2 私のアベレージサイズブラウン
3 夫婦ダブルヒット
4 バンジージャンプ場
5 クイーズタウン近郊のワイナリー





- 2020年1月7日
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