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地磯 ロウニンアジ 2022-2

  • ジャンル:釣行記
  • (GT)
4/9
朝から地磯へ。
弱い向かい風。凪。

4月に入ってから2日に一度くらいの頻度で大型魚のバイトやチェイスがあるがなぜかフックアップしていない。
しかし、通い続けていればそのうち針に掛かると信じて磯に通い続けている。

当日は既に潮周りが悪くなってきていたうえ朝はほとんど潮の満ち引きによる海面の上下もほとんどないので全く期待はしていなかった。

案の定、明け方の時間帯に投げていたスイミングポッパーには無反応。
そこで、ルアーを昨年の10月に行った高知遠征を共にした友人からもらったヘッドディップ200にチェンジしたところ、いきなりキャスト切れ。
このルアーで大型魚を釣ろうと思って大物の出やすい春まで温存していたのいきなりのロスト。とても残念。

釣りを開始してから約3時間が経過。
お腹が減ってきたのでそろそろ帰ろうかと思い始めたその時だった。

沖をひいていたダイビングペンシル、別注ヒラマサ220に巨大な水しぶきを伴うバイトがでた。さらにそれとほぼ同時に20~30kgのキハダが横からルアーに向かってジャンプ。仕舞いにはなぜかルアーの前方でもバイトによる水しぶき。
まさかの3匹同時バイト。
どの魚がルアーを咥えたのかはわからないが、合わせるとヒット。

掛かったのは良型のキハダらしく、フックアップ直後から水面を水しぶきを上げながら直径10mほどの範囲を高速でぐるぐると回り始めた。とんでもなく迫力のある光景だ。

呆気にとられているうちに、キハダが4周ほど回ったところでフックアウトによるばらし。

思わず天を仰ぐ。
「やっと掛かったのにこれか...」

キハダは一度当たるとしばらくして再度回遊してくる場合が多いので帰宅時間を延ばし、セカンドチャンスを待つことにする。

すると約30分後、先ほどキハダが出たあたりで再び別注ヒラマサに巨大な水しぶきを伴ったバイト。
これは乗らない。

2~3ジャーク後、今度は魚の背中が見える程度の地味なバイト。
今度は竿先がグッと引き込まれる。先ほどフックアウトしているので大きめの合わせを3発ほど食らわせてやる。
それと同時に魚のファーストランが開始される。
魚は真っ直ぐ沖に向かっていく。良い方向に行ってくれた。
掛かった魚はどうやらキハダではなさそう。キハダにしてはスピードが遅いし、潜り過ぎる。この場所は高所でファイトする事があるのでただでさえ弱いドラグをさらに緩めているとはいえ、魚の走る距離が長い。イソマグロだろうか。
魚が止まったので今度はこちらがラインを回収する番だ。
魚はやたらと重い。もし掛かっているのがイソマグロであるのなら自己記録サイズだろう。これはシーズン一発目から幸先がいい。本当はもう少し小さい魚とのファイトで体を慣らしたかったが、いきなりデカイ魚がきたらきたで意外とどうにかなるものだ。

ラインは順調に回収できているが、魚は竿先を円の中心として円弧の軌道を描き徐々に右方向の崖に近づいていってしまっている。

竿を横に寝かせて対応するが、魚は崖に接近するばかりで全く向きを変えてくれない。
このままじゃまずい。
竿を寝かせていては力が入らないし、このままだとラインが崖を周りこんでラインブレイクする可能性も高い。

意を決してラインをフリーにして3~4mある崖を駆け上がる。糸のテンションを抜いているうちにどこかに引っ掛かってしまうことも十分に考えられたが、賭けにでたのだ。

崖の天端まで出たら、今度はラインを回収しつつ崖を横移動し一気に魚との距離を詰める。
竿に力を込めると真上から宙吊りに近い状態になったので魚はいとも容易く浮いてきた。
水中でギラギラと幅広の巨体が明滅する。
ロウニン!!
魚はイソマグロでなく30kgほどのロウニンアジであった。どうりで重たいわけだ。

もう魚に体力は残っておらず、頭の向いた方向に惰性で動いていくばかり。

魚の状態を確認したら今度は先ほど全く同じルートを魚を誘導しながら逆戻り。崖を降りる時は再びラインを出したので緊張したが、無事に魚をランディングポイントまで持ってくることができた。

最後は魚を波に乗せてランディング。
大型魚の単独ランディングは手間取ることも多いが、今回はスムーズにできた。

そのロウニンアジは傷ひとつない白銀の魚体がまるで若魚のような生の輝きを放つ反面、とって付けたように体のサイズに合わない巨大な頭部からは不気味な雰囲気を漂わせており、相反する二つの特性がなんともいえない威圧感を与えてくる。
この存在感。
この異形。
これこそロウニンアジ。
やはりこの魚は良い。


このロウニンはなるべく早く逃がしたかったので2~3枚写真撮影してすぐ海に戻した。

余談ではあるが、私は魚を写真撮影する際ひとつだけこだわりというか気をつけていることがある。
それは、なるべく生きている魚を撮影してやること。特にロウニンアジなどのリリース前提の魚は多少写真がうまくいかなくても釣った直後の美しい状態を撮影したら自己記録サイズでないかぎりは早急にリリースしたいと考えている。ボロボロの魚を記録するのは忍びない。

まぁそんな個人的見解はどうでもいいとして、とにかくシーズンの頭から良型の魚がキャッチできて良かった。

これもひとつ前に掛かったキハダのバラしのおかげだ。
キハダが当たっていなければもっと早く帰っていただろうし、バラさずキャッチ出来ていれば満足してしまい釣りを続けていなかっただろう。はっきりいって同じサイズならキハダよりロウニンのほうが断然嬉しいのでキハダをバラしてロウニンをキャッチ出来たのは幸運だった。

禍福は糾える縄のごとしというが、起こった直後には不幸だと思う出来事が後の幸運につながることは、今回を始めとしてこれまでたくさん経験してきた。

この事をつい先月大学入試に全落ちした甥っ子にも伝えてやりたいような気もしたが、おっさんの説教ほどうっとうしいものもないだろうから思いとどまった。





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