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関根崇暁

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BlueBlue.jpg 「背中に背負う蒼色は鳥から見た海の色」 「お腹に抱く蒼色は魚から見た空の色」 「BlueBlue 海を愛する人へ―」 「Where's your Blue?」 ima_banner.gif 株式会社アムズデザイン運営のima公式web site。シーバスルアーkomomo,sasuke等の紹介。ルアーテスターの釣行記、コラム等も掲載。

筑後川の楽しみ方

僕も、全国の本流で活動する、僕の仲間達も、川散歩が日課だ。

川は一日と同じ顔を見せてはくれない、とことことやって来た春は、駆け足で夏に向かい秋に染まれば、やがては冬枯れに戻る。


川ばかり見ていて飽きないか?釣をしたほうがいいのじゃないか?



そう思われる方もいるだろうとは思うが、そこが我が身の落ち着ける場所、唯一残された、自分の居場所とすら思う事もある。


妄想の時間を過ごすのには、釣竿は要らない。

少し川の匂いと風があれば十分だ。


此処、筑後国の川、筑後川は、武蔵国の川、荒川に何処か似ている。

それが、余計に筑後川の存在を大きなものにしている。


自分の本当の故郷の川は、荒川、そして故郷の大河が利根川。

心の中、原風景にある故郷の川は、ここ筑後川かもしれない。



釣り人は時に、川や海を自分の川、自分の海と呼ぶ。

勿論、その川の権利者でも、所有者でもないから郷土愛も含まれる意味で、慣れ親しみを覚えた川を海をそう呼ぶのだろう。


有名な合唱曲に「筑後川」(團伊玖磨)というのがある。團伊玖磨を知らない人も多いと思うが、童謡の「ぞうさん」を作曲した人だ。


合唱曲の筑後川、その第三楽章は銀の魚」である。



作者が思い描き曲にした魚はきっと鮎かハヤだろうとは思うが、もしかすると夢の中の「幻の魚」かもしれないなどと勝手な妄想は膨らむ。


夢の魚、有明海由来、筑後川のサクラマスと、その「銀の魚」が僕の中で今年も優雅に泳いでいる。

それが、釣れるまできっと続くだろうし、釣れないのなら何とか釣れる川にしてみたい。



梅が咲いたら、そろそろシーバスのシーズンが始まる、有明鱸。

一夜一本を目標に、日々の釣行を繰り返すのだろう。
ちなみに昔、筑後川は「一夜川」と呼ばれていたそうだ。


これには、何たる偶然と思ったが、合唱曲といい、川の由来といい、これは必然的なのかもしれない。


仮に日本の人類史に渡る永き記憶に、この筑後川があって、僕の深層心理奥底に眠る記憶にもこの川の情景が刻まれているのだとしたら、この言葉も、この魚も、この川の名までも全てが繋がっている様に見えてくる。


川は知れば知るほど面白い。

釣も釣れば釣るほど面白い。


ただ、過ぎたるは猶及ばざるが如し それに尽きると思うから程々に。


もっと深く、詳しい事は、学者さんの領域。

大きな魚を大量に水揚げするのも、漁師さんの領域。


僕らは、その世界のプロじゃないから、程々で線を引く事が出来る。
そういう意味で、自由な釣をする事が出来る。

釣は、川は、良いなぁ。





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