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▼ New ダイワ 18イグジスト LT4000-CXH インプレ (グローブライド)
2/23 金曜日。
釣具屋の某氏からイグジストが届いたという連絡が来た。
まぁ、金券の関係で取りに行ったのは2/26の月曜日だったのだが。
そこからさらに4日経った3月2日、ようやく実釣にこぎ着けたため、ようやくインプレの運びに。
今回インプレするのは18イグジスト LT4000-CXH。

大胆に構造をリニューアルしたイグジストの実力に迫ってみる。
◆ LTコンセプトと新構造

2018年にLTコンセプトとしてモデルチェンジをしたのは、フリームス、カルディア、そしてイグジストの3機種となる。
しかし、上記のなかでフリームスとカルディアについては従来型構造のなかで目一杯ギアを大きくしたと言う内容に対し、イグジストだけはモノコック構造を採用することで従来型設計よりも更に大型化したマスターギアを載せる事が出来ている。
また、ギアの歯面の幅も広げられており、よりギアへの面圧が減らされている。
より強いギアを載せることにより、ボディのサイズを1番手下げた設計でも旧規格と同等(以上)の耐久性を確保出来るため、ボディ分のウェイトが軽く出来る、これがLight & Tough = LTコンセプトと言うことになる。
もうひとつ、近年特にソルト分野においてはPEラインの使用が主流となってきていることから、スプール径の大径化が以前ほど重視されなくなってきている。
これよりスプールの径についても大がかりな見直しが入っている。
詳しくはグローブライドのサイトを確認してほしいのだが、旧規格で2500番台はLT2500~3000番、3000番台は3000~5000番となる。
この見直しによりスプールも小型化が進み、よりリール自重が軽くなっている事にも注目したい。
なお、LT規格の制定に当たり旧規格スプールとの互換性が無くなっている事には注意をしたい。
ユーザーからの反発を覚悟しても古きを捨て、進化を勝ち取る覚悟が伺える。
(それにしても旧規格は幅広い互換性を長い間提供し続けたなとも思う)
◆ LT4000-CXH
今回インプレするLT4000-CXHは旧規格で言うと3000番台に相当する番手となっている。
3000番のボディに4000番のスプールを合わせた軽量化モデルとなり、シーバスフィッシングの中核となる番手に相当する。
重量で205g。
従来型だと3000番台は230g位で2500番台が195gなので、旧3000番台対応機でありながら2500番クラスの軽量に迫る、かなりの軽量化が進んでいることがわかる。
ただし、06イグジストから12イグジストへのモデルチェンジの時のようにリールの存在感が消えるような錯覚を覚える程では無かった。
バランス的に94MLだったので8フィート半位の竿と組み合わせた場合はこの感覚があるのかも知れない。
ちなみに、中核としてLT4000番で9ft以上の竿に合わせるのがこの番手。
そこから8ft台であれば3000-Cに番手を下げる。
ヒラスズキ等の場合で5000番台という所だろうが、今のところイグジストに5000番台の設定はない。
もしかすると来年度モデルチェンジする可能性のあるセルテートとの棲み分けはこのあたりでされて来るのかもしれない。
◆ モノコックボディの恩恵

フィッシングショーでの15イグジストとの巻き上げ力比較でその威力は実証済みだったのだが、実釣した事で改めてパワーロスの改善と言うものを感じた。
エビったりしたルアーの回収(笑)がどえらく速いのと、99cmと言う脅威の巻き取りスピードも相まってレギュラーサイズのシーバスであればまさに楽しむまもなく足元まで手繰り寄せられる。
また、巻き取りの際のカチッとしたレスポンス感があるのだが、16セルテートの新開発ローターが採用された点だけでなく、もしかしたらここにも良い影響を与えているのかもしれない。
◆ リジット感のあるATD
今までUTDまでしか使ったことのない僕なのだが、今回ドラグをさわってみてビックリした。
とにかく粘るドラグで、少し締めただけでしっかりと効く。
季節とかフックによって設定値を変える事があるが、大体僕は常時ドラグを3キロ位入れている。
滑り出しが静止摩擦である程度効いていて、出だしたらスムーズに出ていくので比較的魚が止まりやすいのがこれまでのダイワのドラグのイメージだった。
これはこれで使いやすいのだが今回のATD、
ぶっちゃけた話をするとドラグの方向性がステラとかあちらの辺りの味付けになっている。
レスポンス重視ではなく、とにかく粘る方向。
これにより、魚が速く走るほどドラグが強く効く。
僕のようにフッキングの為にドラグの初期値が欲しくてドラグ設定値を強めに入れている人は初期値を落とさないと針が伸びる事があるかもしれない。
◆ 巻き取り99cmのメリットとは何か?
僕は元々2500番で、巻き上げ71cmの世界で生きてきた。
数年前、3000番台に移行したことで81cmまで巻き上げスピードが上がったのだが、これまで生きてきた中で99cmというのは未知の領域となる。
3012Hとかを使って来ていた人は4cmしか変わらないのだが、僕にしてみれば25%も変わるわけで世界観が変わる…と思ったんだけど、1日釣りをしている内に感覚はある程度補正されるようだ。
特に違和感は感じないのでその辺は心配要らないと思う。
で、ひとつ目のメリットなのだが点の釣り、これの精度が物凄く高くなったなと実感した。
キャストし、着水する。サミングはするのだが風が吹いてラインがフケる、その間にもルアーは流れで流される。
ローギアだとここを急いで処理しないといけないのだが、ハイギアだと楽に処理出来るのだ。
ドリフトさせているフルキャスト先のルアーを手の内に入れている様な感覚。
これこそが超ハイギアの表向きのメリットである。
2つ目のメリット、表があれば裏がある。
それは単純に速いという事ではなく、99cmという数字にある。
例えば1秒1回転、これを数字に直すと1秒ほぼ1m。
リトリーブ30回転で30mルアーを引きずり、残り35回転で35m回収し、飛距離は65m先。
ボトムを取って3回転で3m持ち上げて2秒で着底なので1.2m位リフトしたか…とか。
今までなんとなく感覚的にこなしていた作業に数字が付くのだ。
こんなことを考えてるのは僕だけなのかもしれないが右脳で適当にやっていた作業を左脳で数値的に処理出来ると言うのが2つ目のメリットと言える。
ちなみに、ハイギアになって感度が良くなると言っている人が居るが、僕はそのメリットはあまり感じなかった。
巻き抵抗は
無い
少しある
しっかりある
重いの4段階位しか感じ取れない。
それで言えば有り無しがよりクリアに出るローギアの方がメリットがあると思っている。
人間の手はアナログなので機械のようにリニアに重さを計測することは出来ないと思っている。
そこを10段階とかに区切るトレーニングをしている人は別かもしれないが…。
◆ その他細かな改善点
ハンドルノブがハイグリップ仕様に。
今まではどちらかというと固めの材質でコートされていたダイワのノブだが、今回はゴムのような素材でコートされており、滑りにくくなっている。

ベールオープン時のローターのブレーキ力が上がっている。
これは地味に嬉しかったりする。
第2世代リアル4のベールオープン時のブレーキは少し緩めのものだった。
しかし、今回からブレーキのはまる溝のようなものが2箇所ほどあり、そこでしっかりと固定されるような仕組みとなっていた。
キャスト時にオートリターンでベールが戻るというような誤動作が極めて起こり辛い設計となっていた。

スプールエッジの形状も今回からリニューアルされており、飛距離アップに貢献しているとのこと。
◆ 総評
これまで軽量機のイグジストとヘビーユースのセルテートという位置付けだったイグジストだが、今回古いしがらみを全てかなぐり捨てて得た耐久性により、軽・剛全ての面で頂点に返り咲いたまさにフラッグシップ。
釣具屋の某氏からイグジストが届いたという連絡が来た。
まぁ、金券の関係で取りに行ったのは2/26の月曜日だったのだが。
そこからさらに4日経った3月2日、ようやく実釣にこぎ着けたため、ようやくインプレの運びに。
今回インプレするのは18イグジスト LT4000-CXH。

大胆に構造をリニューアルしたイグジストの実力に迫ってみる。
◆ LTコンセプトと新構造

2018年にLTコンセプトとしてモデルチェンジをしたのは、フリームス、カルディア、そしてイグジストの3機種となる。
しかし、上記のなかでフリームスとカルディアについては従来型構造のなかで目一杯ギアを大きくしたと言う内容に対し、イグジストだけはモノコック構造を採用することで従来型設計よりも更に大型化したマスターギアを載せる事が出来ている。
また、ギアの歯面の幅も広げられており、よりギアへの面圧が減らされている。
より強いギアを載せることにより、ボディのサイズを1番手下げた設計でも旧規格と同等(以上)の耐久性を確保出来るため、ボディ分のウェイトが軽く出来る、これがLight & Tough = LTコンセプトと言うことになる。
もうひとつ、近年特にソルト分野においてはPEラインの使用が主流となってきていることから、スプール径の大径化が以前ほど重視されなくなってきている。
これよりスプールの径についても大がかりな見直しが入っている。
詳しくはグローブライドのサイトを確認してほしいのだが、旧規格で2500番台はLT2500~3000番、3000番台は3000~5000番となる。
この見直しによりスプールも小型化が進み、よりリール自重が軽くなっている事にも注目したい。
なお、LT規格の制定に当たり旧規格スプールとの互換性が無くなっている事には注意をしたい。
ユーザーからの反発を覚悟しても古きを捨て、進化を勝ち取る覚悟が伺える。
(それにしても旧規格は幅広い互換性を長い間提供し続けたなとも思う)
◆ LT4000-CXH
今回インプレするLT4000-CXHは旧規格で言うと3000番台に相当する番手となっている。
3000番のボディに4000番のスプールを合わせた軽量化モデルとなり、シーバスフィッシングの中核となる番手に相当する。
重量で205g。
従来型だと3000番台は230g位で2500番台が195gなので、旧3000番台対応機でありながら2500番クラスの軽量に迫る、かなりの軽量化が進んでいることがわかる。
ただし、06イグジストから12イグジストへのモデルチェンジの時のようにリールの存在感が消えるような錯覚を覚える程では無かった。
バランス的に94MLだったので8フィート半位の竿と組み合わせた場合はこの感覚があるのかも知れない。
ちなみに、中核としてLT4000番で9ft以上の竿に合わせるのがこの番手。
そこから8ft台であれば3000-Cに番手を下げる。
ヒラスズキ等の場合で5000番台という所だろうが、今のところイグジストに5000番台の設定はない。
もしかすると来年度モデルチェンジする可能性のあるセルテートとの棲み分けはこのあたりでされて来るのかもしれない。
◆ モノコックボディの恩恵

フィッシングショーでの15イグジストとの巻き上げ力比較でその威力は実証済みだったのだが、実釣した事で改めてパワーロスの改善と言うものを感じた。
エビったりしたルアーの回収(笑)がどえらく速いのと、99cmと言う脅威の巻き取りスピードも相まってレギュラーサイズのシーバスであればまさに楽しむまもなく足元まで手繰り寄せられる。
また、巻き取りの際のカチッとしたレスポンス感があるのだが、16セルテートの新開発ローターが採用された点だけでなく、もしかしたらここにも良い影響を与えているのかもしれない。
◆ リジット感のあるATD
今までUTDまでしか使ったことのない僕なのだが、今回ドラグをさわってみてビックリした。
とにかく粘るドラグで、少し締めただけでしっかりと効く。
季節とかフックによって設定値を変える事があるが、大体僕は常時ドラグを3キロ位入れている。
滑り出しが静止摩擦である程度効いていて、出だしたらスムーズに出ていくので比較的魚が止まりやすいのがこれまでのダイワのドラグのイメージだった。
これはこれで使いやすいのだが今回のATD、
ぶっちゃけた話をするとドラグの方向性がステラとかあちらの辺りの味付けになっている。
レスポンス重視ではなく、とにかく粘る方向。
これにより、魚が速く走るほどドラグが強く効く。
僕のようにフッキングの為にドラグの初期値が欲しくてドラグ設定値を強めに入れている人は初期値を落とさないと針が伸びる事があるかもしれない。
◆ 巻き取り99cmのメリットとは何か?
僕は元々2500番で、巻き上げ71cmの世界で生きてきた。
数年前、3000番台に移行したことで81cmまで巻き上げスピードが上がったのだが、これまで生きてきた中で99cmというのは未知の領域となる。
3012Hとかを使って来ていた人は4cmしか変わらないのだが、僕にしてみれば25%も変わるわけで世界観が変わる…と思ったんだけど、1日釣りをしている内に感覚はある程度補正されるようだ。
特に違和感は感じないのでその辺は心配要らないと思う。
で、ひとつ目のメリットなのだが点の釣り、これの精度が物凄く高くなったなと実感した。
キャストし、着水する。サミングはするのだが風が吹いてラインがフケる、その間にもルアーは流れで流される。
ローギアだとここを急いで処理しないといけないのだが、ハイギアだと楽に処理出来るのだ。
ドリフトさせているフルキャスト先のルアーを手の内に入れている様な感覚。
これこそが超ハイギアの表向きのメリットである。
2つ目のメリット、表があれば裏がある。
それは単純に速いという事ではなく、99cmという数字にある。
例えば1秒1回転、これを数字に直すと1秒ほぼ1m。
リトリーブ30回転で30mルアーを引きずり、残り35回転で35m回収し、飛距離は65m先。
ボトムを取って3回転で3m持ち上げて2秒で着底なので1.2m位リフトしたか…とか。
今までなんとなく感覚的にこなしていた作業に数字が付くのだ。
こんなことを考えてるのは僕だけなのかもしれないが右脳で適当にやっていた作業を左脳で数値的に処理出来ると言うのが2つ目のメリットと言える。
ちなみに、ハイギアになって感度が良くなると言っている人が居るが、僕はそのメリットはあまり感じなかった。
巻き抵抗は
無い
少しある
しっかりある
重いの4段階位しか感じ取れない。
それで言えば有り無しがよりクリアに出るローギアの方がメリットがあると思っている。
人間の手はアナログなので機械のようにリニアに重さを計測することは出来ないと思っている。
そこを10段階とかに区切るトレーニングをしている人は別かもしれないが…。
◆ その他細かな改善点
ハンドルノブがハイグリップ仕様に。
今まではどちらかというと固めの材質でコートされていたダイワのノブだが、今回はゴムのような素材でコートされており、滑りにくくなっている。

ベールオープン時のローターのブレーキ力が上がっている。
これは地味に嬉しかったりする。
第2世代リアル4のベールオープン時のブレーキは少し緩めのものだった。
しかし、今回からブレーキのはまる溝のようなものが2箇所ほどあり、そこでしっかりと固定されるような仕組みとなっていた。
キャスト時にオートリターンでベールが戻るというような誤動作が極めて起こり辛い設計となっていた。

スプールエッジの形状も今回からリニューアルされており、飛距離アップに貢献しているとのこと。
◆ 総評
これまで軽量機のイグジストとヘビーユースのセルテートという位置付けだったイグジストだが、今回古いしがらみを全てかなぐり捨てて得た耐久性により、軽・剛全ての面で頂点に返り咲いたまさにフラッグシップ。
- 2018年3月5日
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