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▼ ワンウェイオシレーション機の調整(モアザンブランジーノレバーブレーキ)
- ジャンル:日記/一般
- (オーバーホール, ワンウェイオシレーション, レバーブレーキ)
え~
昨晩、行きましたが・・・
え?何コレ?
スーサンがチョイ投げで40mぶっ飛ぶ暴風雪なんすけど(笑)
マジ耳の中ガンガンに痛ぇし(笑)
ま、当然ながらホゲました(笑)
さて、yasさんから送られてきたモアザンブランジーノLBD。
かなり酷使されてきたみたいなんで期待して中身開けてみました。
あれ? 思ったほど当たり付いてないし・・・
ま、そーですよね。
カチカチの真鍮メインギアにステンレスのピニオンでは当然削れる筈もない(笑)
前に高温下での軸受設計してたときの知見なんですが、摩擦部の寿命を伸ばすためには材質の表面硬度を上げるのが効くんですよね。
磨耗粉が出ない事でオイルの劣化が起きない。 だから油膜が切れない。 金属接触が起こらなくなり接触面の温度が低くなる。その結果、より強い油膜が保持される。
材質が固くなるから単純に削れにくくなるんではなくて油膜が介在すると表面硬度は飛躍的に寿命をのばすのです。
まぁ常温下での摺動なので100パーセント当てはまるとは言いませんが磨耗粉が出ないことでグリスの劣化進行は遅くなるはずですし、実際真っ黒なグリスでは無かったです。
あ ワンウェイオシレーションの話でしたね(笑)
ネットとかでワンウェイオシレーション機のオーバーホール記録探してましたが無いんですよね。
おんなじ事考えてる人のために書き残して置こうかと思った次第です。
ワンウェイオシレーションの機能的な売りはメーカーのカタログに任せるとしてワンウェイオシレーションの機構についてです。
一番最後のバラバラ写真を見るとわかりますが、ダイワの高級レバーブレーキリールの場合オシレーションはS字カムではなくウォームギアによる方式となってます。
ウォームギアの場合ピニオンから動力を拾ってウォームギアを回せるようにウォームの片端にギアがついています。
通常ウォームギアの片端がI字に削られておりそこへギアが入り固定され、ピニオンに噛み合うのですが、ワンウェイオシレーション機の場合はここが丸のままで、ギアの内径にワンウェイクラッチが入っています。
ピニオンギアが正転している際はピニオンの動力をウォームギアに伝えてスプールをオシレーションし、逆転した際にはワンウェイクラッチが動力をカットするのでオシレーションが働かないのです。
しかしこの機能、厄介な誤動作の問題をはらんでおり、スプールが上死点を越えた際に上からスプールを押すとスコッと下に落ちるのです。
言い換えれば、オシレーションの動作抵抗を低減した場合に上死点を越えた瞬間、押さなくても、巻かなくても、スプールの自重で勝手に下死点まで落っこちるのです。
つまり 竿を立ててリトリーブした際、引き抵抗の小さいシンペンを使うとスプールが下がりまくり、結果スプールの上にばかり糸が巻かれてキャスト時にトラブル発生。
オシレーションの抵抗が動作に必要不可欠となるため、巻き抵抗が大きくリトリーブ感度に影響を及ぼします。
磯釣りならまだしも巻物のシーバスフィッシングにおいてこれは頂けない・・・。
ていうわけでワンウェイオシレーション機で巻き抵抗を少なめるポイントです。
まず、ギアのワンウェイ部の洗浄が済んだらここには若干重めなオイルを塗ります。 ただし正転した時にギアが滑らない程度の粘度で。
これで若干スプールの落ちが遅くなるのですが、まだまだリールを立てて巻くとスプールが下がると思いますのでここでオシレーションのレールにグリスを塗ります。(結構べっちゃりと)
その後、ウォームギアへのグリスの塗布量を徐々に増やしていきます。
グリスは基本純正でも構いませんが、スプレータイプの場合は溶剤が入っているので緩すぎて塗布してもウォームギアに留まりません。 容器に出してしばらくおいておいたものを使うかスポーツライフプラネットから軟膏ケースに入ったタイプの物を仕入れて塗って下さい。
グリスを少しずつ増やしてはカバーを閉め、ハンドルを回して馴染ませて、スプールが落ちなくなった所で塗布をやめます。
これで調整が完了します。
結構使ってるうちにスプールが落ちる個体が有るみたいなので、落ちたらウォームにグリス塗れば良くなるかもしれませんよ・・・。
昨晩、行きましたが・・・
え?何コレ?
スーサンがチョイ投げで40mぶっ飛ぶ暴風雪なんすけど(笑)
マジ耳の中ガンガンに痛ぇし(笑)
ま、当然ながらホゲました(笑)
さて、yasさんから送られてきたモアザンブランジーノLBD。
かなり酷使されてきたみたいなんで期待して中身開けてみました。
あれ? 思ったほど当たり付いてないし・・・
ま、そーですよね。
カチカチの真鍮メインギアにステンレスのピニオンでは当然削れる筈もない(笑)
前に高温下での軸受設計してたときの知見なんですが、摩擦部の寿命を伸ばすためには材質の表面硬度を上げるのが効くんですよね。
磨耗粉が出ない事でオイルの劣化が起きない。 だから油膜が切れない。 金属接触が起こらなくなり接触面の温度が低くなる。その結果、より強い油膜が保持される。
材質が固くなるから単純に削れにくくなるんではなくて油膜が介在すると表面硬度は飛躍的に寿命をのばすのです。
まぁ常温下での摺動なので100パーセント当てはまるとは言いませんが磨耗粉が出ないことでグリスの劣化進行は遅くなるはずですし、実際真っ黒なグリスでは無かったです。
あ ワンウェイオシレーションの話でしたね(笑)
ネットとかでワンウェイオシレーション機のオーバーホール記録探してましたが無いんですよね。
おんなじ事考えてる人のために書き残して置こうかと思った次第です。
ワンウェイオシレーションの機能的な売りはメーカーのカタログに任せるとしてワンウェイオシレーションの機構についてです。
一番最後のバラバラ写真を見るとわかりますが、ダイワの高級レバーブレーキリールの場合オシレーションはS字カムではなくウォームギアによる方式となってます。
ウォームギアの場合ピニオンから動力を拾ってウォームギアを回せるようにウォームの片端にギアがついています。
通常ウォームギアの片端がI字に削られておりそこへギアが入り固定され、ピニオンに噛み合うのですが、ワンウェイオシレーション機の場合はここが丸のままで、ギアの内径にワンウェイクラッチが入っています。
ピニオンギアが正転している際はピニオンの動力をウォームギアに伝えてスプールをオシレーションし、逆転した際にはワンウェイクラッチが動力をカットするのでオシレーションが働かないのです。
しかしこの機能、厄介な誤動作の問題をはらんでおり、スプールが上死点を越えた際に上からスプールを押すとスコッと下に落ちるのです。
言い換えれば、オシレーションの動作抵抗を低減した場合に上死点を越えた瞬間、押さなくても、巻かなくても、スプールの自重で勝手に下死点まで落っこちるのです。
つまり 竿を立ててリトリーブした際、引き抵抗の小さいシンペンを使うとスプールが下がりまくり、結果スプールの上にばかり糸が巻かれてキャスト時にトラブル発生。
オシレーションの抵抗が動作に必要不可欠となるため、巻き抵抗が大きくリトリーブ感度に影響を及ぼします。
磯釣りならまだしも巻物のシーバスフィッシングにおいてこれは頂けない・・・。
ていうわけでワンウェイオシレーション機で巻き抵抗を少なめるポイントです。
まず、ギアのワンウェイ部の洗浄が済んだらここには若干重めなオイルを塗ります。 ただし正転した時にギアが滑らない程度の粘度で。
これで若干スプールの落ちが遅くなるのですが、まだまだリールを立てて巻くとスプールが下がると思いますのでここでオシレーションのレールにグリスを塗ります。(結構べっちゃりと)
その後、ウォームギアへのグリスの塗布量を徐々に増やしていきます。
グリスは基本純正でも構いませんが、スプレータイプの場合は溶剤が入っているので緩すぎて塗布してもウォームギアに留まりません。 容器に出してしばらくおいておいたものを使うかスポーツライフプラネットから軟膏ケースに入ったタイプの物を仕入れて塗って下さい。
グリスを少しずつ増やしてはカバーを閉め、ハンドルを回して馴染ませて、スプールが落ちなくなった所で塗布をやめます。
これで調整が完了します。
結構使ってるうちにスプールが落ちる個体が有るみたいなので、落ちたらウォームにグリス塗れば良くなるかもしれませんよ・・・。

- 2013年2月16日
- コメント(4)
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