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AIR STINGER Ⅱのお話。 献上真也



皆様おはようございます。

献上真也です。


2018年も8月になってしまいましたね。
本当に早く感じます。

さて今回は、まだか!まだか?と散々言われながら長期間に渡ってフィールドテストさせて頂いていた、

Legacy'SC AIR STINGERⅡの発売が迫ってまいりましたので、このロッドのお話を中心にさせていただきたいと思います。


AIR STINGER Ⅱに関しては2機種の開発を担当しました。

レングスは6fと6.3fになります。

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6fモデルが60L。

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6.3fモデルが63ULS。

60Lはチューブラーティップを。
63ULS はソリッドティップを採用しています。
(SiC-Sガイドリングを採用)

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どちらもセンターカット2ピースでアジングを強く意識した調子にしました。
(勿論メバルなど他の魚種に使用して頂いてもOKです)

アジングと一言で括ってしまうと釣法の範囲が広大になってしまうのですが、当該機種に関しては、3g程度までのリグを中近距離で使用する、

デイ~マズメゲームのキビキビとした早い展開の釣り。
ナイトゲームのゆったりとした静の釣り。
の2つに基本的な用途を絞っています。



Legacy'SC AIR STINGER Ⅱ 60L 

ルアーウェイト0.6g~3.5g
ロッド自重:60g エステルorフロロ0.3~0.6号  PE0.2~0.4号
推奨リールサイズ:1000~2000番
(フィールドワークではC2000S or 2004を使用)

推奨リグ:JHリグ、JHスプリットリグ、マイクロプラグ、ウルトラライトフロートリグ(キャロ)、マイクロメタルジグ



スペック上では僅かな違いですが、チューブラーティップモデルの60Lは適度な張り感を持たせたファストアクションに設定し、重めのリグのキャストやクイックなアクションにも対応できる仕様です。
パワー表記をライトに設定している部分でもあるのですが、ブランクの復元力の早さはこちらのモデルが上回ります。
例えば3gのジグヘッドリグを用いたマイクロワインドやマイクロメタルジグなどをキビキビとしっかり動かして誘う釣りに、より適正を示します。
別の例としては、魚を掛けてから浮かせる力やファイトを受け止める力を強い設定にしています。
(タックル強度を持たせた状態でドラグキツめで復元力を生かしてください)
しかし、ただ単に強いロッドでは繊細なライトゲームに対応出来ません。
ティップセクションはカーボン弾性率を24tに設定し柔軟さを持たせましたので、1g以下をキャストしたい場面でもウェイトをしっかり載せて振り抜けますし、柔らかさを生かしてリグの存在感や潮流の変化も捉え易くしてあります。
ベリーからバットセクションはカーボン弾性率を35tに設定し、張り感と力強く素早い復元力を持たせました。
アジングでは50cm超えとのファイトを想定したバットの丈夫さを備えていますが、20cm以下のアジでも存分に楽しめるロッドです。
メバリングでもアジ同様小さなサイズを楽しめますが、25cm超えを根に潜らせずに素早く引き剥がしたい。
といった場面でロッドの性能を存分に発揮してくれます。


以下:参考ベンディングカーブ

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AIR STINGER Ⅱ 60L 「 60g負荷」


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「150g負荷」


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「400g負荷」




Legacy'SC AIR SINGER Ⅱ 63ULS

ルアーウェイト0.4g~3.0g
ロッド自重:60g エステルorフロロ0.2~0.5号  PE0.1~0.3号
推奨リールサイズ:1000~2000番
(フィールドワークではC2000S or 2004を使用)

推奨リグ:JHリグ、JHスプリットリグ、、マイクロプラグ、マイクロメタルジグ


ソリッドティップモデルの63ULSは60Lと比較するとミディアムファストアクションと表現した方が分かりやすいでしょうか。
パワー表記をULに設定してある通り、こちらのモデルの方がしっかり曲がり込むように設定してあります。
本来、足元のアジを釣って取り込む事だけを考えると5:5調子のようなペナンペナンロッドがバラシも少なくオートマチックに釣れるのですが、キャストする。という動作に入ると、こういった調子ではとたんに良い仕事が出来なくなります。
極端に柔らか過ぎる調子では遠投だったり正確な位置にリグを打ち込む場面で困難を極めます。
一方、極端に硬く仕上げると復元力が大きくなり反響に対する感度が高いキンキンのロッドになりますが、軽いリグを遠くに投げる為にはスイングスピードを上げてロッドを曲げてやる必要があります。
軽量リグの扱いに長けた上級者であれば問題ありませんが、不馴れな方であればキャストが難しい。振る力が要るから疲れる。と感じるハズです。
当該機種では投げ易さという点にも拘っており、ティップセクションの適度な柔らかさとベリーからバットセクションの張りをバランス良く配置することで、ロッドを軽く振るだけで軽量リグを遠くに飛ばせる調子にしてあります。
この柔らかさと張り感のバランスは魚の位置を探る場面や掛けてからランディングに至るまでの過程でも良い仕事をしてくれます。
例えば、魚を探る場面ではティップが柔軟さを生かしたアンテナの役割を担い、フィールドの様々な変化をアングラーに伝達してくれます。
掛けてからはしっかり曲がり込むのでバネのような役割を果たし、ラインテンションを一定にキープしたり、極細ラインへの急激な負荷を低減してくれます。
また、バットセクションにかけての粘り強い復元力と張り感は魚の首振りや突っ込みをいなしつつ、その衝撃を派手に演出して愉しませてくれます。
63ULS は柔らかい事と硬い事の良いとこ取りをするのに四苦八苦したのですが、スピニングタックルを使用した探り釣りとも言えるフィネスライトゲームを余す事なく楽しめる仕上がりになりました。

以下:参考ベンディングカーブ

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AIR STINGER Ⅱ 63ULS 「60g負荷」


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「150g負荷」



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「400g負荷」


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9月には店頭に並ぶ予定となっておりますので、是非お手に取ってみてください。

http://www.apiajapan.com/product/rod/legacy-sc2017/


 

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