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▼ イガイルアーを作る
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- (パクリ屋工房)
お久しぶりのパクリ屋工房です♪
今年嵌った釣りと言えば、何と言ってもヘチ釣り。
態々遠出しなくてもフォールバイトを堪能出来る釣りとして、そりゃもう私的にはドンズバな訳で。
(岸ジギもキーズ20g使えば楽しめるけど、ここまで大量のバイトは貰えない)
多分来年も堪能する事間違いなし、と。
そこで、今年1つだけ出来ずに後悔した事がある。
それが「イガイを使った釣り」。
黒鯛のヘチと言えば、イガイは王道とも言える餌。
それを全く使わずに終わってしまった事が、心残りだった。
…まあ、そういう常識を一切無視するのが自分の良い所ではあるが(爆)
この時期にですら、自分のホーム近辺には大量のイガイが残っている。
コスパ最重視な自分にとって、これを採取すればタダで楽しめるのに何故使わなかったか。
道具の持込みが面倒(爆)
現場到着して、先ずはゴリゴリなんてやってられん。荷物も重くなるし。
簡単なのは、暇な時に採取して持ち込む事。
で、一度数個採取して、現地の水で飼育してみたが
全滅(爆)
水槽飼育はかなりやってるので環境等は全く問題無かったはずだが、やはり餌の問題か。
流石に干満を再現するのは難しいので、フィルター部に置いておいたのが悪かったのか。
何にせよ、暇な時に大量採取→飼育→使用は不可って事が判った。
っつー事で、その次に考えるのはただ一つ。
作りゃいいじゃん♪
考えてみりゃ、貝なんて石ころが落ちてるのと一緒。
形状と比重の関係で微妙な波動(っつーか、動き)を起こしながら落ちるだろうから、その辺りを再現出来りゃ良いんじゃね? と。
まあ、貝の中身考えるとワタあり何ありと比重の違うモンが色々入ってるから、完全再現は無理。
でも、「それっぽく動けばいいんじゃね?」と。
幸い、形状に関しては現物があるし、殻なら幾らでも採取出来るので、それを使えばよい。
使うのは殻だけなので、生きてる貝を選ばずとも壁にくっついて口開いちゃってるヤツでOKなので取り放題w
つか、寧ろその方が圧倒的に作業が楽。
そーすりゃ、ビジュアルの問題は完全にクリア出来るし♪
って事で、製作スタート。
先ず考えたのは耐久性。
一度食われて潰されたら終了となったら、涙しか出ない。
しかしながらチヌの口はそれ程大きく無いので、針と貝は一体化してる必要がある。
となれば、針を貝の中に入れながら(構造)、貝の中には硬いモノを充填する(材質)必要がある。
先ず充填剤として考えたのは、シリコンかエポキシ。
シリコンであれば針も刺せるし、自作イガイでは結構メジャーな充填剤。
ところが、両者とも比重が高く、それ単体で結構な重さになってしまう為、それこそただの石ころになっちまう。
そこで思い出したのが「ポリカプロラクトン」。
簡単に言えば「生分解プラスチック」。
今や形骸無実化しているが、遥か昔にここfimoでもテーマになった代物。
これで色んなルアーを作ってたなぁ…と。
コイツなら比重が1.14なので、ガン玉でどうにでもなる。
尚且つ固まればかなりの硬度になるので、(多分)潰されないだろうと。
コイツで針を包めば、チヌ如きの力じゃ先ず千切られる事は無い。
それにどーせ余ってるし これなら万が一ロストしても(他は貝殻と針だけなので)最終的には分解されるので、環境にも優しい。
正に(自分の都合にとって)理想の素材なので、これで確定。
お次は構造。
「蟹グシャ」「貝グシャ」という言葉があるように、餌本体だけ齧られる事の多いチヌ釣り。
今回、破損防止の為に硬くした→違和感で吐き出される可能性が高い って事で、咥えた時点で針が口に入ってるのが理想。
となると、貝も針も小型な必要がある。
しかし、小型針は線径が細いので強度的な問題(伸ばされる)が出てくる。
そこで
こんな針を用意。
実はこれ、かなり前に中華サイトで約100本入りで$1(120円位)/送料無料w で購入したが、使いようが無くて放置してた針。
管付きではあるが1本約1円程度なので、使い捨てにしても痛くも痒くもない(笑)
構造的にネムリがキツイので、針掛かりはしにくいかも知れんが伸ばされ難いだろうと。
って事で、これで材料が全て揃った。
また、貝の落ちる姿勢を、なるべく本物に近づけたい。
ただ、糸で引っ張られているという条件上、風/流れの有無で全然変わってきてしまう。
なので、幾つかのバリエーションを作って、暖かい昼間にでも現場で動き見て量産していこうかと。
作り方はすっげー簡単。
先ず貝殻を乾燥し…
中に軟化させたプラを充填して任意の位置に針乗せて合わせて終了♪
(短時間で硬化してきてしまうので、中の状態見せられずに申し訳ない。写真撮ってる時間が無いのよ…
もし興味ある方は、過去ログでこのプラの使い方を紹介してるので、それをご参照下さい(←宣伝w)。)
はみ出した部分はカットして、微妙に残った部分はマジックで黒く塗れば…
完成♪
藻も汚れも味の内 仕上げが汚いけど、気になったら鑢で仕上げりゃいいや。
トータルで生貝に近い重量にしてあるので、流速/風速差に合わせてガン玉重量を決めれば良い。
実際に水槽で落としてみると、生貝より若干落ちが遅い位で狙い通り。
(ガン玉で重量を足す事は出来ても、引く事は出来ないので)
当たるけど乗らなかったら、ストレートポイントの小型針を探せばいいし。
齧られて表面が削られたらマジックで補修し、針先が死んだら熱湯にブチこんでプラを軟化させて回収すれば再利用可能。
黒のポリカプロラクトンも売ってるので、それを使えばマジック塗りの手間すら不要。
何てエコな自作イガイ(爆)
今回は試しに小型の貝だけ作ってみたが、動きのチェックが済んだら大き目の貝の製作にも取り掛かろう。
あ、恒例の命名…
自害 自貝(ジガイ)
さ、テスター陣に送り付けるかw
今年嵌った釣りと言えば、何と言ってもヘチ釣り。
態々遠出しなくてもフォールバイトを堪能出来る釣りとして、そりゃもう私的にはドンズバな訳で。
(岸ジギもキーズ20g使えば楽しめるけど、ここまで大量のバイトは貰えない)
多分来年も堪能する事間違いなし、と。
そこで、今年1つだけ出来ずに後悔した事がある。
それが「イガイを使った釣り」。
黒鯛のヘチと言えば、イガイは王道とも言える餌。
それを全く使わずに終わってしまった事が、心残りだった。
…まあ、そういう常識を一切無視するのが自分の良い所ではあるが(爆)
この時期にですら、自分のホーム近辺には大量のイガイが残っている。
コスパ最重視な自分にとって、これを採取すればタダで楽しめるのに何故使わなかったか。
道具の持込みが面倒(爆)
現場到着して、先ずはゴリゴリなんてやってられん。荷物も重くなるし。
簡単なのは、暇な時に採取して持ち込む事。
で、一度数個採取して、現地の水で飼育してみたが
全滅(爆)
水槽飼育はかなりやってるので環境等は全く問題無かったはずだが、やはり餌の問題か。
流石に干満を再現するのは難しいので、フィルター部に置いておいたのが悪かったのか。
何にせよ、暇な時に大量採取→飼育→使用は不可って事が判った。
っつー事で、その次に考えるのはただ一つ。
作りゃいいじゃん♪
考えてみりゃ、貝なんて石ころが落ちてるのと一緒。
形状と比重の関係で微妙な波動(っつーか、動き)を起こしながら落ちるだろうから、その辺りを再現出来りゃ良いんじゃね? と。
まあ、貝の中身考えるとワタあり何ありと比重の違うモンが色々入ってるから、完全再現は無理。
でも、「それっぽく動けばいいんじゃね?」と。
幸い、形状に関しては現物があるし、殻なら幾らでも採取出来るので、それを使えばよい。
使うのは殻だけなので、生きてる貝を選ばずとも壁にくっついて口開いちゃってるヤツでOKなので取り放題w
つか、寧ろその方が圧倒的に作業が楽。
そーすりゃ、ビジュアルの問題は完全にクリア出来るし♪
って事で、製作スタート。
先ず考えたのは耐久性。
一度食われて潰されたら終了となったら、涙しか出ない。
しかしながらチヌの口はそれ程大きく無いので、針と貝は一体化してる必要がある。
となれば、針を貝の中に入れながら(構造)、貝の中には硬いモノを充填する(材質)必要がある。
先ず充填剤として考えたのは、シリコンかエポキシ。
シリコンであれば針も刺せるし、自作イガイでは結構メジャーな充填剤。
ところが、両者とも比重が高く、それ単体で結構な重さになってしまう為、それこそただの石ころになっちまう。
そこで思い出したのが「ポリカプロラクトン」。
簡単に言えば「生分解プラスチック」。
今や形骸無実化しているが、遥か昔にここfimoでもテーマになった代物。
これで色んなルアーを作ってたなぁ…と。
コイツなら比重が1.14なので、ガン玉でどうにでもなる。
尚且つ固まればかなりの硬度になるので、(多分)潰されないだろうと。
コイツで針を包めば、チヌ如きの力じゃ先ず千切られる事は無い。
それに
正に(自分の都合にとって)理想の素材なので、これで確定。
お次は構造。
「蟹グシャ」「貝グシャ」という言葉があるように、餌本体だけ齧られる事の多いチヌ釣り。
今回、破損防止の為に硬くした→違和感で吐き出される可能性が高い って事で、咥えた時点で針が口に入ってるのが理想。
となると、貝も針も小型な必要がある。
しかし、小型針は線径が細いので強度的な問題(伸ばされる)が出てくる。
そこで
こんな針を用意。
実はこれ、かなり前に中華サイトで約100本入りで$1(120円位)/送料無料w で購入したが、使いようが無くて放置してた針。
管付きではあるが1本約1円程度なので、使い捨てにしても痛くも痒くもない(笑)
構造的にネムリがキツイので、針掛かりはしにくいかも知れんが伸ばされ難いだろうと。
って事で、これで材料が全て揃った。
また、貝の落ちる姿勢を、なるべく本物に近づけたい。
ただ、糸で引っ張られているという条件上、風/流れの有無で全然変わってきてしまう。
なので、幾つかのバリエーションを作って、暖かい昼間にでも現場で動き見て量産していこうかと。
作り方はすっげー簡単。
先ず貝殻を乾燥し…
中に軟化させたプラを充填して任意の位置に針乗せて合わせて終了♪
(短時間で硬化してきてしまうので、中の状態見せられずに申し訳ない。写真撮ってる時間が無いのよ…
もし興味ある方は、過去ログでこのプラの使い方を紹介してるので、それをご参照下さい(←宣伝w)。)
はみ出した部分はカットして、微妙に残った部分はマジックで黒く塗れば…
完成♪
トータルで生貝に近い重量にしてあるので、流速/風速差に合わせてガン玉重量を決めれば良い。
実際に水槽で落としてみると、生貝より若干落ちが遅い位で狙い通り。
(ガン玉で重量を足す事は出来ても、引く事は出来ないので)
当たるけど乗らなかったら、ストレートポイントの小型針を探せばいいし。
齧られて表面が削られたらマジックで補修し、針先が死んだら熱湯にブチこんでプラを軟化させて回収すれば再利用可能。
黒のポリカプロラクトンも売ってるので、それを使えばマジック塗りの手間すら不要。
何てエコな自作イガイ(爆)
今回は試しに小型の貝だけ作ってみたが、動きのチェックが済んだら大き目の貝の製作にも取り掛かろう。
あ、恒例の命名…
さ、テスター陣に送り付けるかw
- 2020年11月30日
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