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▼ ベイトリールライン考察
- ジャンル:ニュース
- (間違いだらけの川鱸, 元style-攻略法)
これまでSVS一択だったベイトリールだが、SV機を購入した事で 余計な 考える事が出て来た。
今回はあくまで私見ではあるが、ベイトリールのラインを考えてみようと思う。
私が思うに、ベイトのスプールは「タイヤ」と一緒かと。
スプールがホイールで、糸がタイヤ。
共に軸を中心とした円周運動をする物だから、あながち間違いではないかと。
そこで皆様は「タイヤ」というとどんな物をイメージするでしょうか?
んなモン1つだろ! と突っ込みたくなる気持ちも良く判ります。
ですが、4輪のレースをやってた人間からすると「全てが別物」となります。
コンパウンドに始まり、グリップパターン等々…
今回は、「扁平率」の1点だけで話をします。
自分でタイヤ交換(取付ナット外して入替)されている方はご存知かと思いますが、タイヤって結構重い。
では、ビートブレイカーを使ってホイールからタイヤを外して交換されている方っていらっしゃいますか?
車関係の仕事やレース関係者をしている方以外では、まず居ないかと。
量販店等で売っているホイールを持ち上げた事がある方は分かると思いますが、実はホイール単体では結構軽い。
最近はドレスアップの意味が強いですが、二昔前はスポーツカーにしか使われてなかったアルミホイール。
ブレーキが丸見えな位空孔率が高いのは、冷却の意味もありますが最も重要なのは「軽量化」。
如何に強度を落とさずに軽くするかで、各社鎬を削ってました。
カートなんかだとレギュレーションが煩く形状は変えられませんが、アルミ→マグネシウムみたいに。
(それすらも制限(クラスが変わる)されますがw)
では、何故軽くするかと言えば「ブレーキの制動距離を減らす」為。
ハイエンドスポーツカー/レーシングカーが何故扁平タイヤを使用するかといえば、
・運動性能のUP(タイヤが歪みにくくなる故に意図した通りに車が曲がる)
・接地面積を上げる事によるグリップ力のUP(動力を効率よく地面に伝える)
の2点に加え、タイヤの質量の減少=軽量化によるパワーロスの減少と制動力のUPが挙げられる。
極端な話をしよう。
タイヤと、同じサイズに模った発泡スチロールの円柱があったとする。
これを転がす時、また回転しているそれを止める時、どっちの方が力が必要ですか?
(外周側に重量物がある為、これに加え遠心力やらなにやらも加わりますが、それ書くと面倒なんで割愛w)
言わずもがなですが、明らかに軽い方が力は不要。(こう書くと、またエビデンス厨が騒ぎそうですがw)
となると、スプールも軽ければ軽い程、軽い力で回り、軽い力で止まる(=バックラしにくい)。
最近のリールは、材質や肉厚であったり穴を開けたりと、涙ぐましい努力をしてスプールを軽くしている。
そのお蔭で、バックラッシュし難くなってきている。
先程の話で言えば、タイヤのホイールがそれに当たる。
ベイトリール購入時の選択肢の一つとして、それを目安にしている方も多いだろうし、間違いなく正しい。
が
それに対してゴムタイヤ、すなわちライン重量の部分を気にしている人がどれだけ居るだろうか?
例えば、今回買ったタトゥーラのスプール重量は13g。

昔じゃ考えられない位の軽さ。
昔のスプールはベアリングやらなにやらが軸に付いていた為、どうしても重量が上がってしまう。
その辺りの改善が、企業努力なんだろうなぁ…
それでは次に、各ラインを100m巻いた時のラインの重量を計算してみよう。
条件(?)を同一にする為、同じ強度(今回は16lb)でやってみる。
あくまで計算上だし、PEの直径ってのは正確には測れんし、かつ4/8本に拠って強度も変わる。
あくまで参考って意味でね。
(16lb)
・ナイロン:4号 / 約9.75g
・フロロ :4号 / 約15.2g
・PE :0.8号 / 約1.66g
(参考)
・PE :4号 / 約8.9g
と、フロロが突出して重い事が判る。
つまり、全くの同一条件であれば、フロロは初速が出にくくバックラし易いという事になる。
あ、飛距離に関しては、重量が大きい程慣性が働くから、理屈上は重い方がスプールは回る≒飛距離は伸びる。
が、その回転にルアーの移動距離が追いつかなければバックラッシュ。
それを防ぐ為のサミングだが、巧の技なら飛距離アップするが、普通は過剰にサミングして飛距離ダウンとなる。
フロロ使う人は、如何にメーカーの努力を無下にしている事やらw
逆な言い方をすれば、「重いラインを使いたいから、なるべく軽いスプールを選ぶ」ってのはあるかも知れんが。
ただそれでも、「外側に重い物」があれば、上記の様な症状が起こる訳で。
そうなるとDCブレーキ最強という事にはなるのだが、それも「飛ばす為のDC(アンタレス)」と「バックラしない為のDC(それ以外)」という明確な差があるので、今回は割愛。
当然ラインってのは、目的(っつーか求めるもの)に合わせて選ぶべき。
ただ、何も知らない人が「店の人に勧められたから」とか「某有名人が言っていた」という理由でフロロを選択してる事実もある。
例えばバーチカルな釣りであればフロロ最強だし(ヘチ釣りで証明w)、ライン重量の影響を減らしたければPEにすれば良い。
最終的にはそこに落ち着くとは思うが、ベイトをこれからスタートする場合は、先ずはトラブルレスが絶対じゃない?
以前も書いたが、バックラ連発していたら、余程大枚はたいて道具揃えてない限り、心折れますもん。
ってな訳で、上の話からすると「ベイトでトラブルレスはPE?」となるかと。
が
そうは問屋が卸さない。
理屈上は確かにPEが最もバックラッシュを起こしづらいのだろうが、PEはそれ以外で問題がある。
それが「糸噛み」。
細い上に扁平なので、下に巻かれている糸に巻き取った糸が入り込んでしまう事がある。
これ、簡単に気づければ良いのだが、そうなったのが判るのはキャストして急ブレーキが掛かる時w
ルアーが急落下するので、場所を潰す事もあるかも知れません。
そして、それを起こさないのが「ナイロン」。
流石にPE程では無いが、同号数であればPEとそれ程差が出ない重量。
若干バックラッシュはし易いが、その分少しブレーキを強めにするか、初動を抑えるシステムの物を買えば良い。
(飛ばす為に、PEよりも初動を付ける必要があるが、それを適切に抑えないとキャスト直後にバックラする)
何よりナイロンのメリットは、バックラしても解きやすく、その後も問題無く使える事。
フロロやPEでは「キンク(強い角度で折れ曲がった事に拠る癖)」を起こすと途端に強度が落ちる。
ビッグベイトの様に質量のある物をぶん投げると、そこからラインブレイク→樋口一葉(下手すりゃ諭吉)が消える、と。
絶対に心折れるぞ(切実)
バスの様に「とにかくフロロ」とかソルトの様に「PE一択」というのは、メディアの情報操作が多分にある(と思う)。
当然、きちんとした理解の元で使ってる方も居るとは思うが、完全に勘違いした事を偉そうにメディアで喋っちゃってる方も多い。
これから始める人ってのは、往々にしてそういうのを見て道具等を選ぶ事になる。
そのプロセスを知らずに初めから決めつけるのではなく、「トラブルレス」という視点からラインを選ぶのも1つじゃないかなと。
結論
安い中華PE最強!(←台無しw)
今回はあくまで私見ではあるが、ベイトリールのラインを考えてみようと思う。
私が思うに、ベイトのスプールは「タイヤ」と一緒かと。
スプールがホイールで、糸がタイヤ。
共に軸を中心とした円周運動をする物だから、あながち間違いではないかと。
そこで皆様は「タイヤ」というとどんな物をイメージするでしょうか?
んなモン1つだろ! と突っ込みたくなる気持ちも良く判ります。
ですが、4輪のレースをやってた人間からすると「全てが別物」となります。
コンパウンドに始まり、グリップパターン等々…
今回は、「扁平率」の1点だけで話をします。
自分でタイヤ交換(取付ナット外して入替)されている方はご存知かと思いますが、タイヤって結構重い。
では、ビートブレイカーを使ってホイールからタイヤを外して交換されている方っていらっしゃいますか?
車関係の仕事やレース関係者をしている方以外では、まず居ないかと。
量販店等で売っているホイールを持ち上げた事がある方は分かると思いますが、実はホイール単体では結構軽い。
最近はドレスアップの意味が強いですが、二昔前はスポーツカーにしか使われてなかったアルミホイール。
ブレーキが丸見えな位空孔率が高いのは、冷却の意味もありますが最も重要なのは「軽量化」。
如何に強度を落とさずに軽くするかで、各社鎬を削ってました。
カートなんかだとレギュレーションが煩く形状は変えられませんが、アルミ→マグネシウムみたいに。
(それすらも制限(クラスが変わる)されますがw)
では、何故軽くするかと言えば「ブレーキの制動距離を減らす」為。
ハイエンドスポーツカー/レーシングカーが何故扁平タイヤを使用するかといえば、
・運動性能のUP(タイヤが歪みにくくなる故に意図した通りに車が曲がる)
・接地面積を上げる事によるグリップ力のUP(動力を効率よく地面に伝える)
の2点に加え、タイヤの質量の減少=軽量化によるパワーロスの減少と制動力のUPが挙げられる。
極端な話をしよう。
タイヤと、同じサイズに模った発泡スチロールの円柱があったとする。
これを転がす時、また回転しているそれを止める時、どっちの方が力が必要ですか?
(外周側に重量物がある為、これに加え遠心力やらなにやらも加わりますが、それ書くと面倒なんで割愛w)
言わずもがなですが、明らかに軽い方が力は不要。(こう書くと、またエビデンス厨が騒ぎそうですがw)
となると、スプールも軽ければ軽い程、軽い力で回り、軽い力で止まる(=バックラしにくい)。
最近のリールは、材質や肉厚であったり穴を開けたりと、涙ぐましい努力をしてスプールを軽くしている。
そのお蔭で、バックラッシュし難くなってきている。
先程の話で言えば、タイヤのホイールがそれに当たる。
ベイトリール購入時の選択肢の一つとして、それを目安にしている方も多いだろうし、間違いなく正しい。
が
それに対してゴムタイヤ、すなわちライン重量の部分を気にしている人がどれだけ居るだろうか?
例えば、今回買ったタトゥーラのスプール重量は13g。

昔じゃ考えられない位の軽さ。
昔のスプールはベアリングやらなにやらが軸に付いていた為、どうしても重量が上がってしまう。
その辺りの改善が、企業努力なんだろうなぁ…
それでは次に、各ラインを100m巻いた時のラインの重量を計算してみよう。
条件(?)を同一にする為、同じ強度(今回は16lb)でやってみる。
あくまで計算上だし、PEの直径ってのは正確には測れんし、かつ4/8本に拠って強度も変わる。
あくまで参考って意味でね。
(16lb)
・ナイロン:4号 / 約9.75g
・フロロ :4号 / 約15.2g
・PE :0.8号 / 約1.66g
(参考)
・PE :4号 / 約8.9g
と、フロロが突出して重い事が判る。
つまり、全くの同一条件であれば、フロロは初速が出にくくバックラし易いという事になる。
あ、飛距離に関しては、重量が大きい程慣性が働くから、理屈上は重い方がスプールは回る≒飛距離は伸びる。
が、その回転にルアーの移動距離が追いつかなければバックラッシュ。
それを防ぐ為のサミングだが、巧の技なら飛距離アップするが、普通は過剰にサミングして飛距離ダウンとなる。
フロロ使う人は、如何にメーカーの努力を無下にしている事やらw
逆な言い方をすれば、「重いラインを使いたいから、なるべく軽いスプールを選ぶ」ってのはあるかも知れんが。
ただそれでも、「外側に重い物」があれば、上記の様な症状が起こる訳で。
そうなるとDCブレーキ最強という事にはなるのだが、それも「飛ばす為のDC(アンタレス)」と「バックラしない為のDC(それ以外)」という明確な差があるので、今回は割愛。
当然ラインってのは、目的(っつーか求めるもの)に合わせて選ぶべき。
ただ、何も知らない人が「店の人に勧められたから」とか「某有名人が言っていた」という理由でフロロを選択してる事実もある。
例えばバーチカルな釣りであればフロロ最強だし(ヘチ釣りで証明w)、ライン重量の影響を減らしたければPEにすれば良い。
最終的にはそこに落ち着くとは思うが、ベイトをこれからスタートする場合は、先ずはトラブルレスが絶対じゃない?
以前も書いたが、バックラ連発していたら、余程大枚はたいて道具揃えてない限り、心折れますもん。
ってな訳で、上の話からすると「ベイトでトラブルレスはPE?」となるかと。
が
そうは問屋が卸さない。
理屈上は確かにPEが最もバックラッシュを起こしづらいのだろうが、PEはそれ以外で問題がある。
それが「糸噛み」。
細い上に扁平なので、下に巻かれている糸に巻き取った糸が入り込んでしまう事がある。
これ、簡単に気づければ良いのだが、そうなったのが判るのはキャストして急ブレーキが掛かる時w
ルアーが急落下するので、場所を潰す事もあるかも知れません。
そして、それを起こさないのが「ナイロン」。
流石にPE程では無いが、同号数であればPEとそれ程差が出ない重量。
若干バックラッシュはし易いが、その分少しブレーキを強めにするか、初動を抑えるシステムの物を買えば良い。
(飛ばす為に、PEよりも初動を付ける必要があるが、それを適切に抑えないとキャスト直後にバックラする)
何よりナイロンのメリットは、バックラしても解きやすく、その後も問題無く使える事。
フロロやPEでは「キンク(強い角度で折れ曲がった事に拠る癖)」を起こすと途端に強度が落ちる。
ビッグベイトの様に質量のある物をぶん投げると、そこからラインブレイク→樋口一葉(下手すりゃ諭吉)が消える、と。
絶対に心折れるぞ(切実)
バスの様に「とにかくフロロ」とかソルトの様に「PE一択」というのは、メディアの情報操作が多分にある(と思う)。
当然、きちんとした理解の元で使ってる方も居るとは思うが、完全に勘違いした事を偉そうにメディアで喋っちゃってる方も多い。
これから始める人ってのは、往々にしてそういうのを見て道具等を選ぶ事になる。
そのプロセスを知らずに初めから決めつけるのではなく、「トラブルレス」という視点からラインを選ぶのも1つじゃないかなと。
結論
安い中華PE最強!(←台無しw)
- 2022年2月22日
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