着水音という魔物

皆様は釣りをしてる際、どんな事に気を遣ってるでしょうか?

ポイント・コース・レンジ・ロッド位置・ロッドワーク・巻きスピード・アクション…

それらに気を遣うのは当然の事として、それ以上に「根本」に関わるファクターがあります。


…っつーか、ありました(爆)


これまでも、それを「使う」事はあっても「気を遣う」事は無かった。それは



着水音



敢えて音を出して魚を上に向かせたり、水切音を立てて活性を上げさせたり。

着水音ってのは、そうやって使うモンだとばかり思い、そして使い続けてました。

言うなれば、音を立てる事がテクニックの一つとして確立していた訳です。



ところが



それを根底から覆される事に。

今回はそんな話。


先々週、出張で静岡を回ってました。

そして、またもや被害に遭ったのは、この方w

数日前に「今回はココとココに泊まるよ~」とだけ連絡を入れたら、それに合わせてポイントを選んで案内してくれる。

普段やっている釣りが正反対なのにも関わらず、なるべく自分寄りのセレクトをしてくれる上に、御礼に飯奢るっても頑なに拒否する心優しさ。

自分的には色んなポイントが見られて嬉しいのだが、彼には何のメリットも無い。

っつーかむしろ、物凄い移動距離を強いてしまって申し訳ない気分しかない。

それなら呼ばなきゃ良いじゃんってなるんだけど、話すのが楽しくて、つい声掛けてしまうw


さて、そんな至れり尽くせりの中で、アウェイの洗礼を受けまくってる訳ですが(爆)

今回案内して貰ったポイントは、正しく私の大好物なストラクチャーに囲まれた場所。

そこでまだ明るい内からライズが起こってる。

…自分のホームエリアじゃ、全く有り得ん光景に血沸き肉躍る。

そんな心を見透かされてか、「先にやってて良いですよ~」と言われ、一目散にポイントに入る(←ひとでなしw)

当然取り出すのは、トップ一択。

ベイトの動き・ライズの出方からすると、コイツをここからこんな感じでこう通したら、ここで「ドッパーン」…ムフフ♪

なんて考えて一投目。

ほぼ狙い通りの位置に落として、そこから通していくが…


あれ?


魚沈んだ…(泣)

明るい時間という事もあり、腰を沈めて静かに近づいたにも関わらず、だ。

ただ、私にはそんな状況を打破する武器がある。


スキッピング


石の水切りの如く敢えてルアーを飛ばして、着水と同時にアクションさせる。

これによって、一度沈んだ魚の活性が上がり、上を向く事が良くあるのでやってみたら…


ベイトも沈んだ(爆)


実はガイド氏からは、「こっちは着水音立てるとアウトですよ~」とは言われていたのだが、そりゃ誰も居ない暗がりでの話かと。

事実、前日に案内して貰った場所はドシャローで暗く、周囲は静かで平衡感覚が失われる程の場所。

そんな場所ならば納得ではあるが、今回の様な活性が高い状況ですら、それかよ…と。


静岡、レベル高すぎ(汗)


己の魚への認識を甘さを痛感した。

…まあ、晩酌の酔い覚まし程度の感覚で始めた趣味なんで、致し方無いんだが(爆)

着水音を消すには、着水直前で糸止めりゃいいってのは判ってはいるが、頭で理解は出来ても体が出来ん!

当然ホームでは着水音を立てた方が良い場合が多いので、スキルアップの意味でも習得し、その使い分けをしていくのも面白いかと。




アラフィフになって、また1からスタートか(涙)

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