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33rd 夢中で追いかけ僕は手をのばす

季節周期は年を追うごとに早さを増し、そして気づけば11月。

11月というと、子供の頃記憶を辿るなら、たぶんそれなりに寒かった気がするけど

温暖化なのか何なのか、日中はまだ25度を超える日も

25度を超える日が夏日というのは、もう昔の話なのか。

そんなことを思いながら過ごす、今日この頃です。


◇遅れた秋

空気感はだいぶ秋めいてきたものの、河川(水の中)はちょっと遅れ気味。

「秋のシーバスハイシーズン」というには、まだ少し距離感を感じます。

遅れ気味とはざっくりいうと水温のこと。

今年はそれがなかなか下がらない様子で

水中の生き物、魚たちもまた秋に移行しきれないでいます。

気温が高いから水温も高い。

気温=水温はたしかに間違いではないけれど、それが全てではなく

色んな要因で水温というのは変動します。

今期の秋、思い当たるところとすれば「雨、雨量」

雨量データ等から、ここ数年(4月〜10月まで)の降水量を比較すると

降水量自体は少しのバラつきはあるもののだいたい一緒。

ですが、その雨の降り方に今年は違いがあって

今年は、極端に9月の雨が少なく、逆に極端に8月(内1日かな)の雨が多かった。

それがどういう事かというと

8月の雨は、大洪水後のゴミの堆積と、一気に水を出したことによる渇水を。

9月の雨不足は、高水温と渇水の継続を。

その結果が、この秋の遅れに繋がっていると考えられます。

そしてこの雨というのはたぶん、というかほぼほぼ台風の影響によるもの。

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台風。それはまさに表裏一体で、その度合いや塩梅により、良くも悪くもなりえます。

その中で、ただただ水温というところにスポットを当てて考えるなら

雨水、増水、水が動くことなど

初秋の頃の台風、雨は

河川を秋へと導く、いわばトリガー的なものになっているように思えます。


◇鮎事情

河川シーバスを追う上で、常に意識にある鮎の存在。

(以前にも鮎について触れてますので、お時間ある方はコチラから。)

シーズンエンド

鮎は秋が深まるにつれ、産卵に向けて河川を降下し始めます。

そして、産卵を迎えそれを終えると

その短い生涯に幕を下ろすかのよう、弱り流れ流され落ちてゆきます。

そう「落ち鮎」です。

その行動に移行するのも、全て水温が関係しているわけですが

暦を見てソワソワしてるのは人間の方。

遅れた秋、水辺で確認できるものといったら

水面を元気に飛び跳ねているもの。

成長しきれなかった小ぶりのもの。

少しずつ川を下るもの。

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冷水病にかかったと思われるもの。
(冷水病といっても発生水温12度〜26度程度と言われているため水温が低下しているとは一概に言えません。)

婚姻色と呼ばれる錆びた色の鮎や、流れ落ちてくる鮎はまだ確認できてない状況。

全てを見ているわけではないですが、産卵に関してはもうちょい先かなと。


◇リンク先と落鮎鱸

落鮎鱸をする上で、その出会う場所を探しておく、検討しておくことは大切です。

検討が違えば、知らない間に落ち鮎終わってましたはよくある話。

また、最近は線状降水帯だの記録的豪雨だの

はたまた水不足といった読めない天候は

地形変化、砂ゴミの堆積、渇水、鮎は、鱸はどこへと

リンク先というのは、毎年と言っていいほど変わります。

これはスマホと睨めっこしたところで分かるものではなく

その都度その都度、地道に河川に足を運び観察することがとても重要だと感じています。

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肝心の落鮎鱸はというと

鱸に関して言えば、ある程度秋を意識しているようで

リンク先と思われるポイントに差しては抜けてを繰り返している状況。

とはいっても、鮎が落ちているわけではなく

降河する鮎、瀬に差している鮎を捕食している様子。

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ヨレを抜けたあたりでリーリングトゥイッチ。

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アップからブレイクに流し込み。

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ライン先行、巻かない釣り。

その日その日で反応は違うし、魚は入ったり入らなかったりとムラはあるけど

宮崎河川もようやく秋の入り様。

「落ち鮎」

渇水気味と少し河川に不安はあるけど

川鵜や鷺に取られるのが先か

鮎漁師に取られるのが先か

鱸の口まで届くのか

儚くも美しい自然の摂理を、釣り人側からもう少し見届けたいと思います。


おわり


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