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上宮則幸

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You may dream キッカケ

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キッカケは2月に山豊テグスさんに呼ばれて沖縄に行った時だった。
実釣シーンのイメージ動画を撮影する事になった。
2月の沖縄のショアは時期的に釣りものが乏しく釣果を揚げるのは厳しいとの事で、沖縄らしい風景の中でキャスト等のイメージシーンの撮影のみに終わった。

それでも、地元の友人に聞くと最近8kgを超すガーラ(GTなどのヒラアジ)がショアから揚がったらしい。
2月はベイトの接岸次第でポツンと釣れたりする程度との事。

この時の沖縄滞在のもうひとつの目的はイベント。
大きなホールにメーカーも沢山集まるフィッシングショー。
大盛況だ!

おれも折角の機会だから、山豊テグス内外で沖縄のアングラーさん達と魚釣りの話しで盛り上がる。

「え!釣りしたの?」
はい、ダメでした(笑)
「梅雨開けすぐに来なよ、沖縄の魚は水が暖かくならないと釣れないよ」
そうですね、また夏にでもガーラ狙いに来たいなぁ…
「岸からガーラ狙いなら宮古がいいよ!」
え?
「宮古島さ!ガーラの島。」
宮古島…

そんな話しをあちこちでした。

ガーラの島、宮古島か…



おれは青物プラッギングロッドの開発を担当している最中で、20kg前後のターゲットが岸から狙える場所に遠征したいと思っていたところだ。
沖縄で言うところのガーラは非常に魅力的だ。
梅雨時期のトカラも候補にあったが、サイズが30~40kgが多く竿のコンセプトにはマッチしない。

そんな時に耳に舞い込んだ宮古島ガーラ情報、興味が無いわけがない。
沖縄で方々から話しを聞きまくり、鹿児島に帰ってからも宮古島の情報収集。



ガーラの島と言うだけに、オフショアだけでなく、ショアからの釣果情報も溢れている。
そのほとんどが『打ち込み』と呼ばれるブッ込み釣方でのものだったが、間違いなくショアからルアーでも狙えるはず。

また、宮古島は珊瑚礁が堆積して出来た島で美しい環礁に恵まれている。
観光案内等のサイトの写真に目が釘つけになる。
何て美しい風景なのか…
美しい空と海と珊瑚礁の魚達。
干潮には環礁へも船を使わずにアプローチできるようだ。

既に頭の中ではリーフエッジに立ち竿を振る自分の姿が朧気に見える気がする。
リーフエッジGTフィッシング。
そんな事を脳裏に描いた事などおれの釣り人生にあっただろうか?
到底自分などが経験する事など無いだろうと思っていた憧れの釣りだ。
体力的にも技術的にもとてつもなくハードな釣りだが、一匹に辿り着くまでが究極に大きな価値を持つ釣りだと言う。


宮古のリーフエッジからもガーラは狙えるのか?
残念ながら、それに関しては情報は出て来ない。
でも、釣果情報でいくらでも漁港がヒットするんだから、リーフエッジでも当然狙える気がする。

いくつかの漁港は出口から続く航路がそのままリーフエッジにまで続いていて、どう考えてもそれがガーラの導線になっているのは明らかだ。

悶々と妄想が膨らむ日々。
出来ればその釣行の模様を動画に残したい…



それから2週間後、場所は福岡県北九州市小倉北区の小洒落た居酒屋の個室。
『西日本釣り博』のFishman一行の打ち上げの席だ。
目の前にシラフのFishman代表赤塚健一氏がいる。
シラフと言うのが肝心なポイントだ。
この男は酔ってしまうと大事な話しもことごとく忘れる。

ケンさんあのさー、宮古島でショアGTの動画やろうぜ、パンプキンの発売前に

「いいよ!やろう!」

横に座る事務を司る小野さんのちょっと不安気な視線をよそに、間髪を入れずに許可が出た。

宮古島動画取材旅行が決まった。

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