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食わせられないボイル

エアコンを効かせた部屋でダラダラ過ごして、ふと時計を見ると13時を回った所。
潮位的にホーム河川が良い時間。
しかし、この気温。この炎天下。
今から釣りに行くのは正直、気持ちが入らない。
今からの釣りは、釣れないことを確認する調査釣行。
「釣りに行くのは良いけど、熱中症になってしまってはいけないしな~」
「ドブ臭いしな~」
なんて、釣りに行かない理由をあれこれと見つけては、ブツブツ言いいながら時間が潰れる嫌~な時間。
だったら行かなければいいのに、リーダーを組む手には不思議と熱がこもる。


■入れ替わる魚■

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雨が止んで、肌を指す紫外線が必要以上に降り注ぐ日中。
やや上流域の薄暗い橋と隣接する排水口。
前回、予想が的中したお気に入りのポイントだ。
上げ潮120センチを超えると、海からの濁った水と、上流のやや澄んだ水が混ざりあい、河口からのドブ臭がだんだん香ってくる、正直臭い。笑
ルアーを機敏にコントロールすると、すぐに反応が来たが、魚が入れ替わったのであろう、このサイズが多くジャレテきた。
次は、ここに"いつ"やつ"は現れるのか?
こんな都会のど真ん中で鱸を追いかけて、こんな川幅の小さい河川に上から歩く人々の痛い視線を感じながらも、このアウェイ感で鱸が躍り上がるこの釣り。
意外性があるから面白い。
鱸は想像を超える上流域に登ってきて、普段、毎日川沿いを散歩するローカルも気がつかないポケットに、鱸は潜む。

「次、○○になったら釣れます。先に宣言しておきますから。笑」

相棒よ。不安でいっぱいだぞ。笑


■下流域の大ボイル■

下流域の狙いは、ベイトとなるボラが多いのと、潮位的にタイミング良いし、上げで濁るし、どうよ?
程度で、カッコいい物でもなんでもなかった。
なんとなく川沿いを歩いて、ボラが多く群れるストレッチへ足を運ぶと、ワッ!っとボラが散る光景が。

おっ!?
魚いるのか?

ボドッッシュッ!!!
ピチャピチャ、ピチャピチャ

ど日中、60センチ程の鱸が身体ごと躍り上がる。
動きが速いイナッコを追いかけているからか、躍り上がる身体に力が入ってるのがすぐにわかった。
川沿いに降りて、下流にゆっっくり歩いて近づいて行くと、河口のベイトボールに何発も水柱が上がっている事にすぐに気がついた。
「なんだよこれ、凄い事になってるじゃねーか」
しかし、ルアーに反応させられない。
水は上がってくるにつれ、足元が見えないくらい濁っている。

よく観察すると、深いレンジに群れるイナッコを独特の間合いで近づき、護岸の上にイナッコを誘導しているようにも思えた。
鱸が補食のスイッチが入る数秒前に、その殺気をイナッコは感じて、水面で挙動する。
そこへ、岸際の護岸の切れ目に群れが差し掛かった時、身体が躍り上がった!
成す術無く、惨敗だった。
翌朝AM2時~日中。
その夜と粘ってみたが、祭りは去った後なのだろうか?
困った程になにも起こらず、一体なんだったんだろうと、悔しさだけが胸のなかに残った。
つくづく釣りの難しさを知った夏の釣りだった。

この、食わせられないカオスボイル。

今まで逃げてきた、僕の1つの課題を見せつけられた、31歳、誕生日の出来事でした。

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