先日まで、雄物川は中流域の岩盤地帯が一番熱いと思ってました

ですが、時間がないときにちょっとだけ偵察、と　
雄物川の上流域、一昨年は釣れて去年は釣れなかったエリアへ

すると、中州そばの浅瀬に引き波がいくつも立っています
石がゴロゴロ転がっているのかな？　と近づくと、　　　　　　　
バシャバシャー！　と背びれを見せて逃げる魚の群れ
ウグイ？鯉？　いや、この逃げ方・・・どこかで見たような？

（・・　「ボラ！？」

中流域の岩盤地帯で見た、浅瀬にいるボラの動きっぽい？
こんな群れが無数にあり、数歩あるくたびにバシャバシャー

とりあえずシーバスいるか確かめてみるか、と
昼間に適当にルアーを投げてみました
期待せずにちょっとだけやると、やっぱり釣れません

やっぱり熱いのは中流域の、岩盤地帯や！　
と、先日、そこで息巻いて釣ってみたのですが、




全然釣れない・・・（°Д°
１，２週間前は、釣れていたのに・・・

と、なにかが、おかしいことに気づきました
シーン、と静まった水面・・・
静かすぎるのです
前、釣れていたときはボラが跳びまくって、賑やかな場所でした

ボラ、どっかにいってしまったのでしょうか？
どこへ・・・？　　ハッ！　Σ（°Д°；


もう夜８時を過ぎ、明日仕事なので帰ろうと思っていたのですが
上流域のボラがいたポイントに突撃しました

そしたら、真夜中、川のあっちこっちから、魚の音がするでは
ありませんか
跳んだり、暴れたり、とにかく賑やかなのです
特に、ガバガバガバ！と暴れまわる音は、捕食音にも聞こえます

私はCoo130を結び、ドシャローのなかに投げ込みました
数投目、流心とその脇の浅いところに差し掛かったところで、
フッコらしき魚がヒットし、そして、手前にきたところで
エラ洗いをくらってバラシました　（；ｗ；

たぶん、身切れ・・・ドラグ緩めるのが遅かったと思います
ともかく、
これはキターーーーー！　（°Д°；
と、真っ暗闇のなかで一人興奮しつつ、またCooを投げた時、

＊ぱきっ＊

と竿先から軽い音がし、Cooが失速して落ちました




竿先が折れてるーー！！　（TДT

師匠からゆずってもらった、ダイコー社アルテサーノ9'6です
ダイコー社はもう無いので、修理ができません

僕は無言で壊れた竿先を外し、そっと小物入れにしまい、
トップと第二ガイドを失ったロッドで、３回だけ投げて、
そこで岸へと戻りはじめました

僕は釣りにいくたんびに、なにかを失っている気がするのですが
釣りっていうのは、そういうものなのでしょうか・・・？

ともかく、今回のことで思ったのは、雄物川で清流鱸を探す
ときは、清流ボラというか、魚で賑やかなところを探すと、
意外にいいのかもなぁ、ということです

以前なら、『鮎』が清流鱸のメインベイトだったの思うのですが
最近の雄物川は、鮎の遡上が少ない、落ち鮎も見られない、
そんな情報しか聞きません

なので、僕のなかで、雄物川を遡上するシーバスのイメージは、

「暑くなってきたし、河口も居心地悪くなったわねぇ・・・
あら、ボラが上流いくわね？　ボラ嫌いっていうお友達も多い
けど、私はボラも好きだから、追いかけましょ」
↓
「ボラは大きいけど、やっぱりお味がね・・・
　あら？　なにこの小魚？　パクッ・・・　ウマー！
　オイカワっていうの？　あらあら　ウグイも美味しいわね」
↓
「オイカワ！ウグイ！モロコ！　食べずにはいられないッ！
　上流行くほどこの子たち増えるし、水も爽やかだわ
　登るしかないのよ、このスズキ坂をよ・・・！」

・・・実際はどうなんでしょうか・・・？　（・・；