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連休中に和歌山の磯を目指す皆様へ

どうも。
緊急事態宣言のため、連休は食っちゃ寝をキメようと思っていた矢先、保有する畑の管理人さんから〝イノシシに荒らされてめちゃくちゃになっている〟と連絡を受け、急遽復旧のため南紀に出向いた寝不足のネコです。


さて、週末や連休になると、南紀の磯は様々なアングラーで賑わいます。
今回も例に漏れず、駐車可能場所には車が所狭しと並び、波が高いにもかかわらず狭い釣り場に人が密接している状態です。

私も折角来たのだからと、いつものように13ftのヒラロッドでヒラスズキを狙いに、暗いうちから荒れた磯に向かいました。

私は波のかからない比較的安全な岩の上に居座し、波の様子を伺っていました。
暫くすると夜が明けるか明けないかの頃に、2人のアングラーが磯に降りてきました。

波高4m、うねりが入れば6mになる状況で、私も竿長13ft以上でなければ釣りを諦めるような状況です。

その2人は、10ftあるか無いかのショアジギングロッド、エギングロッドを携え、磯靴どころかライフジャケットすら着用していませんでした。

彼らはそのまま、私の位置から更に下、長周期波が来たら波に攫われるような場所に降りようとしていました。

私はたまらず、「お兄さん方、そんな格好で降りたら死ぬよ!」と声をかけました。

海鳴りがするなか、幸い声が聞こえてたのか、こちらを一瞥し、降りるのを止め、打てそうな場所がないか暫く見て回っていました。

そんな時、長周期波が2人が今立たんとしていた場所を洗い、〝危険である〟と理解してくれたのか、そのまま竿を出さず立ち去りました。


今回の連休は、低気圧の通過にともない、南紀では天気予報の予想を上回る波が発生しています。

また、長周期波はうねりが入り、予想の3倍の高さにまで上がっています。


折角来たのだから。

そこまで本格的な装備じゃなくても大丈夫。

波が高くても濡れるだけ。




これらの考えは一切捨てて下さい。



「折角来た」が、最期になりかねません。

「本格的な装備」は、磯では必要最低限の装備です。


波のエネルギーはすさまじく、人間は簡単に飲み込まれ、岩場に叩き付けられるか海に引きずり込まれます。


南紀の海は太平洋である事を忘れないで下さい。


自分では「大丈夫」と思う事が、間違いである事を理解して下さい。


嫌われてようと、小馬鹿にされようと、連休の楽しみが人生最期にならぬよう、「海の怖さを知る1人」として、磯では説得し、SNSでは発信する事しかできませんが…。


1人でもこの海で命を落とすアングラーが減る事を願って。




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