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▼ ビッグベイト初心者によるビッグベイト初心者のためのビッグベイト道 その7
どうも。
エアコンの真前を占拠し、年甲斐も無くイヤフォンでアレクサン●ロスの「閃光」をループ再生しながらログを記載するネコ助です。
(※インプレッサ乗りなら「ワタリドリ」と「風になって」を聞けというご意見は無用です。
さて、夏も終わりにさしかかろうというのに朝の気温ですら30℃近くある中、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
この時期になると、河川部でも表面水温が20度後半になり、満潮で海水の流入があると30度近くなります。
当然、シーバスたちも高温を嫌い、ある個体は川の上流へ、ある個体は沖堤等の水温が安定した深いストラクチャー地帯へ向かいます。
また、捕食するベイトがまだ小さいという事もあり、どうしてもこの時期は100mm以下のミノーであったり、小型のバイブレーションに頼りがちです。
しかし、私は敢えてこの時期にビッグベイトを投げる事を提唱します。
え?
暑さで頭をやられたのか?
いいえ、至って私は大真面目に考えております。
というのも、私のようなビッグベイト初心者の記事を読まれるという事は、少なからずとも「ビッグベイトの釣り方」のスタイルが固まっている方か、これから初めてみようとされている方のどちらかだと思う為です。
ビッグベイトのスタイルが固まっている方は、この時期の「シーバスの騙し方」や「口の使わせ方」を熟知されているため、ヒラスズキばかりやってきた私が、どのようなシーンで、どのようなタイミングで使用するかを観察する目的で。
これから始められる方は、上記の目的と似たようなモノですが、経験が無いため、実際に釣りに行かなくともデータの収集目的で読まれると推察している為です。
今回、私がログを使用し、申し上げたい事が
秋〜初冬のビッグベイトハイシーズンに向けて、練習を始めるなら今からしかない
という事です。
ご存知の通り、梅雨が明けて9月後半頃迄は、太平洋沿岸地域ではほとんど雨が降りません。
雨が降らなければ、必然的に川は干上がり、シーバス達は水があり、涼しい上流か沖の水温が安定した深場へと避難し、ビッグベイトで攻めるには厳しい状況が続きます。
実際、ビッグベイトでシーバスを釣った事がある方は解るかと思いますが、何かしらの淡水系か海水系の大型ベイトが介在するポイントが重要で、川の水が枯れてしまうと淡水系のベイトは期待できず、海水系のベイトについても減水のため〝高温化した河口〟には入っては来ません。
2日以上の降雨があり、水量が減水前に戻るタイミングが比較的練習には向きますが、メインのベイトは上流から流されてきた淡水系のものが多く、流れが急なポイントや、増水した川では落水の危険も高いため、止んだ直後や先日のように連日雨が降った数日間は落水時のリスクコントロールという観点からも避けるべきです。
今年は8月の中盤に、全国的にかなりの降雨があり、川の水位もある程度落ちついています。
しかし、都市型河川といった流域が短く、高温化しやすい河川では釣果が思わしくありません。
そこで、「どうせ釣れないのなら」という感覚で、ビッグベイトを投げ倒すのはどうかと思った訳です。
先掲しましたが、シーバスの場合ビッグベイトに反応するのは〝捕食活動〟が主であると考えます。
時期的に、ビッグベイトサイズのベイトも居らず、シーバス自体もイナっ子の集団やハゼ、シャコを襲うしか餌となるものもいないため、簡単に釣れるとは考えられません。
しかし練習をする事で、いざ使用するとなった時、その効果は〝今という時間を練習に費やすだけの価値〟はあると考えます。
皆様のビッグベイト道に、幸あらん事を。
- 2021年8月31日
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