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関根崇暁

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夜釣りの夏

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僕がブラックバス釣りに夢中になってるころ、夏の夜は決まって夜釣りに出掛けた。

ある時期は毎日、仕事が終わってから深夜1時までは釣り、結論、釣り方は昼間の釣り方で釣れるのだけど、やっぱり、ノイジープラグで釣るのが好きだった。

闇夜にひとりで釣りに行くと、心細いものだけど、カポカポと聞こえるコイツらの音色は頼もしいものだった。

釣とはいえ、知らない世界、夜釣は怖いもの、未知の闇は恐怖だ。

最初は心細いから、仲間を誘った、え?釣れるの??なんて疑ってた仲間は、実際釣りをすると、みなその釣果に驚いた。

昼間は当時、中々釣るのが難しかった40cm台のバスが夜になると真夏にも関わらず連発する。

夜釣っていうと当時はトップウォーターの釣りをみんなイメージするのだけど、実際は、クランクベイトやワームやペンシルベイトでも釣れるし、ワームのノーシンカーなんかは、昼間以上に釣れる。

だけれど、どれも夜やると、何故か味気ない釣りになる。

何時しかそんな事に気づいてしまった僕は、徐々に誰も誘わず、ひとりで行くようになる。

もちろん、釣だから夢中に通った、色々な場所で色々な釣り方も試した。
でも、釣れば釣るほど、味気なさを感じる。

実は求めてたものは、釣果ではなかった。

夜、釣りに行くのは、大きなバスが釣りたいのではなくて、ひとりの夜を楽しみたいからだ。結果に急ぐ必要はなくて、好きなグラスロッドで、好きなアンバサダーで楽しいノイジーの釣りがしたいだけだったとも言える。

だから沢山釣れた気はするけど、どれも印象が薄い。


それでも、記憶に刻まれた唯一の釣がある。

最後にバスの夜釣り行ったのは、もう20年近く前。

そう、あの夜の事は今でも忘れていない。

仕事を終えて、近所の釣具屋で仲間達と釣談義に花を咲かせて。
埃をかぶったアーボガストの箱から黄色のジッターバグを選んだ。

何も欲しいから買ったのじゃなく、普段、釣具屋で遊ばせてもらってるから、ラインとかルアーとか一個か二個、小さな買い物をするのが日課だった。

僕は、釣具屋の閉店時間を見送り、車に乗り込むと、釣具屋の前の国道125号を東へ走った。

向かったのは、埼玉の権現堂川という釣り場。

距離にして約35kmだ。

少年時代は、自転車で何時間も走ってやっと着けるような場所も。
大人になって車に乗った僕は、一時間も掛からず到着することが出来た。

釣り場に選んだのは、昔、幸手園っていう釣堀があってのそ近く、高圧線下と呼ばれてる場所だった。

車を駐車スペースに止めると、闇の中をずんずんと進んだ。

既に、投げたい場所は決まっていたから。

そして、釣座に着き、数投で水面は割れた。

今は釣れるかどうかはわからないし、その場所がどうなってるのかも知らないけれど、あの蒸し暑い夜、黄色のジッターバグで釣った35cmほどのバスが忘れられない。

夜のバス釣りに、ひとつピリオドが打てるほど震える釣りだった。

その時、一瞬、もうバスを釣らなくてもいいか?と思えた。

熱が冷める瞬間である、それは哀しいものではなく、深く充実した感覚。

何も無いオープンウォーターで、風が作る漣と、見えない流れだけが頼りの釣り、海で言えば潮目なのだけど、バス釣りでもそんな意識をするだけでポイントは広がるものだった。

もう、あのときの気持ちに帰る事は出来ないかもしれないけれど、そんな一匹との出逢いがあれば、この先どんな釣りも続けて行ける。

記憶に残る一匹は、サイズなんかじゃなく、想いが実を結ぶ一匹の事なのかもしれない。

僕は、もう二度とあの場所で釣ることはないかもしれないけれど、何時までもあの時の気持ちを忘れずに残して置くことができる。

そして時折、思い出しては夢の世界に行ける。

その日帰りに、少年時代は並しか買えなかった、吉野家の牛丼(大盛り)を食べて帰った。

釣師の夢は遠いほど楽しめる。

掴めないほど夢中になれる。

そんなものかもしれない。



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