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関根崇暁

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BlueBlue.jpg 「背中に背負う蒼色は鳥から見た海の色」 「お腹に抱く蒼色は魚から見た空の色」 「BlueBlue 海を愛する人へ―」 「Where's your Blue?」 ima_banner.gif 株式会社アムズデザイン運営のima公式web site。シーバスルアーkomomo,sasuke等の紹介。ルアーテスターの釣行記、コラム等も掲載。

車が好きでした。

釣りの趣味と、車の趣味って似ていると思う。

自己満足と自己顕示と他者との比較で構成された内容がそう感じさせる。

車を買って自己満足、どうだ凄いだろ?って自己顕示、そして、俺のほうが速い(凄い)とくる。

釣りも、高価なタックル買って自己満足・・・どうだ釣れたぜ・・・っと続く。

男ってそういう部分にぐっとくる生き物なのかもしれないナ。


僕が昔、峠の○○?サーキットの子犬?だった頃、山の中の駐車場でコーンを並べてパイロンジムカーナちっくな走行練習を毎晩していた。

その目的はステアリングをいかに使わずに、曲がるか?だったり。
定状円旋回で、ギリギリまで速度を上げて行けるか?だったり。

減速しながらのS字だったり、加速しながらのS字だったり、そんなの毎晩やってたらタイヤが何セットあっても、ガソリン何リッターあっても足りない。

それでも向きを変える為のブレーキングと曲がる為のアクセルワークと前に出る為のアクセルワークを体に叩き込む。

でも、それは、誰よりも速くなりたいって気持ちよりも、下手糞な自分に納得がいかない、思い通りに出来ない悔しさを克服したい。

そんな自己完結の世界。

何時しか駐車場には、ギャラリーらしき人が集まるように。

しかも、僕より何だか速そうな車に乗ってる、でっかいウイング付いてたり、ピカピカのタイヤだったり、ボンネット開けて何か調整してたり。

「一緒に練習しませんか?」と声を掛けると、

「下手だからいいよ・・・」と返答が返ってくる。

下手だから練習してんのにね・・・・

そんな時代、先輩が筑波でレースを始めた、ホモロゲが切れる寸前のKP(スターレット)のワンメイク、おばちゃんが乗ってたオートマのKPをベースにバラバラにして、フレームを塗装して、大型のラジエーターを装着して、エンケイのホイールにSタイヤ。

仲間とみんなでワイワイやって作って、明け方に牛丼屋で解散。

シリーズで2~3回くらい表彰台に上がって嬉しそうな先輩を見るたび、カッコイイという憧れと、釣りをしてたらコレは出来ないなという諦めが僕の中で渦を巻き始めた。

あるとき、サーキット走行会で全開走行をする僕を見て先輩は言った。

「お前もレースやればいいじゃん、走りは熱いから勝てると思うよ?」

それでも、僕は縦に首を振ることができなかった。

「まだ下手ですから・・・」

僕の一言、それは、きっと駐車場の人と同じ言い訳。

数年後、先輩もKPのホモロゲが終わり、ステップアップのFJ1600(フォーミュラージュニア) へ参戦するか?悩んだ挙句、資金的に難しくなり、レース場を後にした。

夢の本気度?どこまで情熱に熱くなれるのか?
僕にとって車の運転は好きってレベルで、そこに他人と比べてどうか?ってことはあまり興味がなかったのかもしれない。

素人の草レースの大会では、優勝した事もあるけど、所詮は草。
公の場、JAF戦で勝たなければ何も始まらない。

自動車競技は、お金が掛かる、昼飯はパンと牛乳だけでいいし、服は何時も同じで良い、車以外に遊びは要らない、そんな人だけが生き残る。
自動車屋の社長か、独身の借金にーちゃんか、どっかのボンボンしか生き残れない感じである。

偏見かもしれないけど、僕はそう思った。

僕が手放せなかったのは、そう「釣り」あとスキーを少し。
18歳で免許を取得して、19歳で国内Bを取って、途轍もなく立ちはだかる壁を見て、「車が好き」だったのに、20歳になり、車を降りた。

「単純に車が好き」それだけで良かったのに。

今でも車の運転はきっと上手くない、でも昔より丁寧になったかな。
タイヤの寿命や、ブレーキパッドの寿命や燃費の事ばかり考えて運転してる。

ガチガチの足回りの車を降りて、ランクル乗りになる。

車に向いていた情熱と資金のほぼほぼ全てが、サクラマスや地元の利根川へ向いた。


誰よりも釣りたいと本気で思っていた。

誰よりも通ってやるって思っていた。

地元の名手達と水揚げ本数やサイズを競ったりした。

もういいやってくらい釣りをした。

それから20年。

今は誰よりも楽しんでやる!って思ってる。

きっと、そこがブレたとき、僕が竿を置くことになるのだろう。

そうならない為にも、じっくり楽しみます。



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