ベイトリールのチューニングについて全く何から手を付ければいいのかということでまずはいろいろ試してみようとおもいました。

①マグネットを絶縁テープで巻く
絶縁テープで巻いたら少しはブレーキが弱くなるのでは！？
と思いましたが、普通にユニットに干渉してダメでした。

②マグネットのワッシャーを増やす
原理的によくわかりませんが、おそらくヨークの関係だと
思いますが、頭のワッシャーを増やすとブレーキが弱く
なるらしい。しかしこちらもユニットに干渉しました。


③ユニットにSUSを巻く。
ユニットにSUSを巻くことで、ブレーキリングがないスプールで、マグネットの磁力がスプールの外に抜けて行ってしまうことを防止する目的でつけてみました。

こちらはちゃんと投げられました。もともとX4は問題なし、X3で初期に糸がはじくという状況だったものが、X3で糸がはじかなくなりましたので、若干ブレーキは強くなっているかな？という程度の効果。ユニットの筒から少しでもはみ出るとスプールリムに干渉します。
スプールについているブレーキリングの役割は、磁性体になったリングに抵抗が発生してブレーキをかけることのほかに、マグネットの磁力を漏洩させないためのヨークキャップのような効果があるんじゃないかなと思っていますが、こちらのユニットSUS巻きはヨークの効果だけを残すことを狙ってみました。
ただ懸案なのは、スプール側にリングを付けた時と違い回転するスプール側のマグネットと固定されたリングの間で普通のマグネットブレーキのような役割をしてしまわないかということ。
投げた感じそのような印象を受けませんでしたが、一応ブレーキ力UPアイテムとして残しておきます。

④マグネットを切削する。
元々のマグネットは10.75㎜ありました。(0.05までのノギスで図っているので正確には不明です。)こちらを試しに10.6まで削ってみました。結果、全然わからんという状態でしたので、9.5㎜くらいまで削ってみようと思います。本当は少しづつ削った方がいいとのことですが、過去に21用下町ではじめの時に、Bスペックで1.3㎜くらい削ってセッティングを出していた方がいらっしゃったので、Aスペックなら削りすぎということもないだろうという読みです。また、余った新品もあるので、削ったものと新品とで磁界の状況を今後比較しようと思っていますが、今のところマグネットのワッシャーはクリアランス的にほぼ足すことができなさそうなので、こちらのクリアランス確保も目的になっています。
頭のワッシャーを減らして漏洩させる、根本にワッシャーを足して磁界の強い箇所をユニット側へ移動させるなど試していこうと思います。

今のところはブレーキを強くする方向で考えていましたが、まずは後半のブレーキが足りなくなる状態に持って行ってみて、そこか足していく方がいいのかもしれません。アサシン99FでX6がギリ投げられるくらいには持っていきたいなと。

ただ根本的に…。先ほど投げていて思ったのですが、初速の出し方が全然わからなくなってしまいました。
エクスセンス806、モンスターストリーム912を使ってみてはいますが、どうも手投げ感、バットまで入っていないのでこれをどうやってもルアー全然飛ばないだろうという実感があります。スピニングばかり最近はずっと使っていたので、何かコツのようなものを忘れてしまったのと、自分で理解したと思っていた投げ方がちゃんと再現性のある方法論に標準化できていなかったことを反省。というか、そうできていたつもりだったんですが、いざ久しぶりにやってみると感覚的だったと思っています。モンスタープラッガーではそこそこちゃんと投げられていたので、軽すぎるロッドだとどうも手投げになってしまう何かがあるんじゃないかなと思っています。そういえば、最初にDCMDをいじっていた時も最初はエクスで投げていたのに、途中からずっとモンスターサーフ1072で投げていてどうやっても手投げじゃ投げられないロッドを使っていました。もしかしたらちゃんと初速が出ていないから初期バックラしないだけで、初速を出せていたら、初期ブレーキは足りないのかもしれません。初速を出せるようにスランプ脱出と、ブレーキ力増減アイテムの発掘と並行してやっていくことになりそうです。