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New 12 イグジスト分解レポート(オーバーホール)

2月末には手に入れていたNew イグジスト 2506 ノーマルギアですが、先日やっとシェイクダウンしにいけました。

なんていうか・・・


クソ?(笑)

クソなんですか?(笑)


フィッシングショーで触った個体はやはりチャンピオンサンプルだったようです。 もう、カスです、カス。 あえて言わせても

らいましょう、カスであると。

巻きが重くてよく分かりません(笑)
が、メバル釣り等には到底使えそうに無いですね。
巻きは使いながらある程度軽くなるのかもと思いながら使っておりましたが1、2日使ってても軽くはならんでしょうね・・・、

待てません。

とりあえずそのままの状態でも普通のシーバス釣りには十分な感度かと思います。 負荷変動はかなりカチッと伝えてくれます。

 こういうフィーリングは確かにエアリティに近いものがあります。
でもそれなら従来品とかで事足りてしまいますよね・・・、せっかくなら使える状態にしたいです。


って事で、早々にバラバラにしてしまいました(笑)

今回の分解の目的はローテンション時の巻きを軽くするのと、分解レポートの作成となります。 マグシールド機で現状に満足してない方が調整を掛ける際にバラす時に参考となるようなポイントを書いとこうかなと思ってます。 なお、通常シーバス程度の釣りであればここまですることはないかなと思います(笑) エンジンプレートを外してシム調整を行い、欲張るならドライブギアを支持している両端のベアリングをそのまま抜いてグリスを脱脂した後オイルベアリングにする程度でいいと思います。 あと、分解の際はキャップスクリューを外す際に6角レンチを多用しますが、思っている以上にトルクがかかりますので、ネジがなめる感覚が分からない人はばらさない方がいいかと思います。 特にアルミ部はネジがなめ易いです。 あと、ザイオン部はタッピングネジのため、締めた後が緩みやすいです。過去にザイオン機(07ルビアス等)を分解されたことのある人は分かると思いますが、必要に応じてネジロック剤の用意も必要です。

用意するのはこれぐらいですかね。


・ピンセット
・プラス、マイナスドライバー
・メガネレンチ
・トレブルフック
・キッチンペーパー
・綿棒
です。 グリスの塗りなおし等をする場合は下記も。
・ブレーキクリーナー
・オイル
・グリス

1. ピンセットでベアリングを止めているバネをはずします。

2. ピンを抜きます。

3. スプールの受け台を抜きます。
   グリスがたっぷり付いているので綿棒かキッチンペーパーでふき取ります。

4. ロータを止めているナットをはずすため、まずトレブルフック等でバネをはずします。  これが一番めんどくさい作業です。
   きちんと3ヶ所はずさないとバネが変形します。

5. メガネレンチでナットを外します。


6. 次にロータを外すのですが、この時に注意。 ロータにストッパーリングが付いてマグシールドを通ってしまう可能性があ

りますので、ハンドルを逆転方向に回しながら(ストッパーにストッパーリングを引っ掛けて置くために)ロータを引き抜きます



7. ロータが取れた状態です。

8. マグシールドを止めているねじを外します。
   この後マグシールドを外すのですが、マグシールドごとストッパーリングが付いて上がりますのでストッパーリングが動か

ないようにそっと外します。

9. これがストッパーリングです。 上部のミゾよりも下に磁性流体(茶色いオイル)が付いてしまうと組みなおした時に逆転してしまいますので注意してください。 拭けばいいと言う風に思いますが拭いても拭いても全くこの液体取れません。 実は組み付ける時にシャフトにつけてしまったんですが10回拭いてもまだ茶色い色が出てきます。 おそらく微弱に磁化しているシャフト等に磁粉が吸引されているために起こる現象と思います。 まずクリーニングは不可能と考えてください。


10.マグシールドの外装を取り外し、ベアリングを止めているブラケットのねじを外します。 ここからザイオンのタッピングネジとなりますので、かなり外すのに力が要ります。 ネジの頭をなめないように押し8、回し2ぐらいで外すようにしてください。

11.ピニオンギアを引き抜くとベアリングと共にピニオンギアが抜けます。

12.次にカバーを開ける為、六角レンチでキャップを外します。

13.カバーを止めている2本のプラスネジもタッピングネジですので固いです。
   左上のビスは場所が狭く、プラスドライバーだと細めのものしか入りません。 干渉して周りを傷つけますので、あらかじめマイナスドライバーで弛めてからプラスドライバーで外すようにして下さい。 6角のキャップスクリューはミリネジですので普通に外れます。 ちなみにカバー自体はアルミ製です。 07ルビアスと同じ構成です。

14.ドライブギアです。 でかっ。
   ちなみに引き抜いて裏を見ましたが、グリスがギア歯面の面まで届くぐらいドブ付けされてました。 サイテー。 案外少しずつ外周に染み出させて常に新鮮なグリスがドライブギアに供給されるような設計的配慮なのかもしれませんね。 ・・・単に塗りすぎなだけだと思いますけどね。

15.オシレートのレールのピンを抜きます。 モリブデン?黒色のグリスが塗布されてました。


16.レールを抜くとメインシャフトがフリーになりますので、抜きます。固定しているベアリングもとることが出来ます。

17.グリス漬けです。 オシレートのギアの真ん中ネジを外せばさくっと分解できます。

18.ボディのベアリングカバーを6角ネジで外します。 これでベアリングが取れます。

19.プレートってペラペラだったのね(笑)

20.分解全景。 この後全部のベアリングのグリスをブレーキクリーナーで抜き、オイルを差します。 ギア類、オシレート系にはZPIのグリスを塗布しました。 グリス漬けのボディ等は灯油と歯ブラシでガシガシ洗ってブレーキクリーナーでさっと流しました。


その後は逆の手順で組み付ければOKです。
組みつけの注意点ですが、
・カバーを組み付ける際は、ボディとの接地面にグリスを塗ってシーリングする。 カバーを開けた際に内側にはみ出たグリスが見られました。 ダイワの組立時もシールのためにグリスを塗布していると思われます。(昔のリールのチューニングみたいですね。)
・6角レンチでの締め付けは想像以上にトルクが掛かっているので短い方でも充分にトルクがかかる。 長い方で回すとおそらくネジ穴をなめます。
・タッピングビスを締めなおす際はネジロック剤を塗るのも可。 ただし塗りすぎたり固めのものを使用すると取れなくなるので注意。
・マグシールドを組み付ける際、シャフトを通さなければなりませんが、その際シャフトにマグシールドが触れないよう注意する。

リールの構造的には大筋はこれまでのダイワ製リールと変わりません。 ただし、やはりマグシールド部の構造が特殊なので注意が必要です。
エンジンプレート(ドライブギアのベアリングカバー)を外せばシムの調整、およびベアリングの脱着は可能です。

■分解の所見

ピニオンギアと下側の受けベアリングの間には与圧のワッシャが入ってました。素組みして回してみましたがちょっと抵抗になっているようだったので、伸ばして与圧を下げるようにしました。 ベストは同サイズのワッシャを持ってきてクリアランスを調整・・・ですね。 精度のばらつきがある様なポイントでは与圧ワッシャの存在が確認できました。 調整の必要が無いので生産効率の向上に買っていると思われます。 ハンドルノブのベアリング部にも与圧ワッシャが入っております。


怪しい色の表面処理が入ったベアリングです。 水が入ってこないはずですが、防錆処理は必要なようです(笑) っつか、入りにくいだけで普通に入ると思いますよ。 構造的に。


ギアの歯面は滑らかではなく、切削痕がある状態でした。 わざと? 1個の歯に数本、歯数は30枚? 到底1回転で感じられる周波数ではないはずなので回転のざらつきとかには問題ないんでしょうね。 でも点接触しそうなので極圧性の高い潤滑剤を使用するべきですかね。

2年前から話題のマグシールド。 かなり強い磁石(ネオジムの焼結と思われる)が入ってます。 2枚の板の隙間に磁性流体が入ってます。


■分解清掃後のフィーリングの変化
巻きは軽くなりましたが、やはり所有の旧型イグジストとエアリティと比較すると巻き自体はまだ重いです。 当たりも付いてないと思うのでもう少し使ってラッピングをかけていこうと思います。 でも我慢できるレベルにはなりましたね。 極軽負荷での使用フィーリングで行くとやはり
エアリティ>旧イグジスト(HDギア)>New イグジスト ですね。
多分これはドライブギアの慣性モーメントが要因だと思います。 どこか回転の中に10セルテートのようなヌルつきがあり、それをなくすことはできませんでした。

つーか、イグジスト買うんならセルテート2台の方がよくね?(笑)

あー、まぁそれ言っちゃ元も子も無いけど・・・。 今興味があるのはイグジストのロータをセルテートに移植できないかと言う点ですかね。 意外とイグジストのロータは軽いです。 あと、補修部品もマグネシウムじゃないので安いです。 新型タイプのブランジーノカスタムっぽいのが出来るかも知れませんね。

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