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Brute'TP ~Victory Loves Preparation~

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東北ロックフィッシュ担当の中嶋です。秋の空気を感じる今日この頃。アイナメをはじめとする東北のロックフィッシュももう少しで晩秋~初冬のハイシーズンに向けて動き出そうかというタイミングとなりました。それと同時にメーカー等の釣り大会も多く開催され北海道、東北のロックフ ィッシュトーナメントシーンも盛り上がりを見せます。そんなトーナメントシーンにおいてアングラーのアドバンテージとなるロッドの開発を昨年より進めて参りました。これまでも開発の模様を当ブログ、また諸媒体にてお話させていただきましたが、完成し発売が決まった今、改めてトーナメントロッドBrute'TPについて書きたいと思います。

 

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私がトーナメントと呼ばれる大会に初めて出たのは今から10数年前のことだったかと思います。エリアとタイミングがハマり大会初参加で優勝することができ、自分がやってきた釣りのスキルを発揮できるトーナメントという場にのめり込み、連戦で参加するようになりました。強い先輩方、そして巧い若手に刺激され自らも負けじと勉強、練習してきました。今や参加者が100名を超える大会も珍しくなく、釣り方のレベルもどんどん上がっています。いろいろなシチュエーションがあり、いろいろなタイミングがあり、そこにアジャストしていくトーナメントの釣り。進化していくトーナメントシーンにおいて今どんなロッドが求められているのか?そして今後どんな釣りが勝てる釣りなのか?開発にあたり明確にする必要がありました。勝つための手段としての遠投とライトリグ。この2つはワンデイで開催される大会で魚と出会う確率を上げることができるタクティクスです。そこに焦点を当ててAPIAと研ぎ澄ませていったロッドがBrute'TPです。TP、トーナメントパフォーマーの名が示すように勝利を呼び寄せるためのロッドでなくてはならない訳ですから、目指す先のハードルの高さは言うまでもなく、投げ込み、プロトモデルの比較、テストに注いだ時間は必然的に私の監修モデルの中で一番の長さになりました。完成した2モデルの概要を紹介します。

 

77ML FINESSE

漁港戦で目に見えるカバーに対して正確にリグを送り込み掛けて獲る。10投するよりも時間を掛けたスローな誘いの1投の方が1本獲るまでは速いこともある。フィネスアプローチの概念をロックフィッシュにフィードバックさせ、その名の通りスローな展開の釣りをコアにしながらも、ライトリグ全般を扱うのに最適な1本です。Brute'シリーズの中で一番ライトなものを扱えます。5g以下のジグヘッド、ライトテキサスはもちろん、テストでは1.5gのリグもストレスなく使用できています。ハババ(*Brute'HR 77MX)よりも僅かに短く設定したリアグリップレングスがライトリグのキャスト精度をさらに上げて、ティップからベリーにかけた撓りや曲がりはリフト&フォール、スイミング、その最中のトゥイッチ等のアクションが気持ち良く行えるバランスに仕上がっています。繊細な一面と、しっかり受け止めるバットセクションの安定感、まさにこれがライトゲームロッドではなく、ライトリグを扱うことができるロックフィッシュロッドTP77MLの真骨頂です。同じレングスであるハババとは、リグのウエイトやラインの細さによる使い分けの他、フォールスピードの緩急、ラインスラックを活かすなどのアプローチの質の違いでそれぞれの強みを引き出すことも可能です。また、備範囲の違いを自分の釣りのスタイルに当てはめてこの2本を駆使し、漁港を攻略することで、いままで出すことができなかった1本を捻り出すことができます。

 

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92H LONGCAST

広範囲に探る釣りで、今回のTP92Hはロンプレ(*Brute'HR 90MH)にはできなかったヘヴィーウエイトリグの大遠投を可能にしています。一番強く意識したのは遠くの魚を掛けるということ。個人的にブランクの部分よりもグリップに監修するアングラーの個性が色濃く出ると思っていて、まさに今回のTP92Hは私のこのロッドに対する意図が込められています。遠投ロッドとしては控えめなグリップ長は、ペンデュラムキャストにおいて、振り子の遠心力を効率よく少ない力で伝えることができ、振り抜きが良くなるため飛ばすための慣性も自然に生まれます。そして、どうしてもラグが出てしまう遠投先のアワセでは、脇、肘の可動域が確保され、アワせシロを最大限に使った大きなアワセの動作も妨げず、さらには今までよりも小さいモーションでのアワセも可能になっています。このグリップにより同等レングスのロッドよりもグリップから上、ティップまでのブランクの長さがあるので、92という長さでありながら同等レングスの平均以上の飛距離と、操作性も詰め込むことができました。実際に投げてアクションすることで私のこのロッドに込めた信念を感じとっていただけると思います。ロンプレとはシンカーウエイトでの使い分けとなりますが、92Hはロンプレでは心許なかった磯でのパワーゲームにも対応しているため、大場所での一発狙いのロッドとしての懐の深さも持っていて、これもトーナメント中のアドバンテージとなります。

 

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この2本が来春の正式発売に先駆けて、初回数量限定でリリースとなることが決定しました。詳しくは下記リンクより。
 

10月1日 13:00よりBrute'TP先行受付開始!

 

 

 

 

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Victory Loves Preparation-

原点に返り、今までに触ってきたロックフィッシュロッドと釣りあげてきた魚達の記憶を辿り、釣り方を見つめ直した期間でした。ロッドの力ってどのくらい釣果に影響するんだろう?省察しながらキャストを繰り返しました。振り返るとロックフィッシュに関してはこの一年、TPのことだけを考えていたなぁと。もちろん、トーナメントがロックフィッシュゲームの全てではありません。しかしながら今回は厳しい状況下でも魚に触りたい、その想いを込め、ひとつ、ふたつ先を目指して鍛え上げています。開発に携わった者として、そこを感じていただきたいです。

 

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開発期間を終え、発売を向かえるにあたり今までにない緊張感を味わっております。自分の経験のすべてを投射させ、やり込んだ末に完成したロッドがアングラーの皆様に評価される時が来ました。トーナメンターの皆様に選択肢のひとつとして頂けたら幸いです。私自身、ここ数年は仕事や家庭の事などもありトーナメントから離れておりましたが、Brute'TPを手に、今秋から積極的に参加していこうと決意を新たにしました。あのシビれる1本を求めて。
 

アピア公式ブログより転載
 

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