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真夏の海。 献上真也


おはようございます。

献上 真也です。

梅雨も明け、山口県も本格的な夏が到来しました。

7月下旬頃に続いた晴天で海水温はドンドン上昇し、一気に夏の海になりました。

デイゲームもかなり楽しめる高活性な梅雨メバルをもう少し楽しみたかったのですが・・・。

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(シロメバル)
ROD:Legacy'SC AIR STINGER Ⅱ 60L
LURE:PRONT クリアレッドフレーク



メバルは冬や春のイメージが強いようですが、エリアによっては初夏から夏にかけてが最も釣りやすいのです。
しかし、同時に多くの魚種が好シーズンに突入しますから、僕も含めてですが、大チャンスを数多く逃してしまっていて毎年反省しています・・・。

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(アカメバル)
LURE:PRONT クリアレッドフレーク



デイゲームにもナイトゲームにも言える事なのですが、3種類のメバルが同じエリアで愉しめる場所では、打ち込むスポットやレンジを変えてやることである程度釣り分けが可能です。

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(クロメバル)
ROD:Legacy'SC AIR STINGER Ⅱ 75L
LURE:PUNCH LINE45 KJギーゴ


例えばこの写真のクロメバルは潮通しが良く、塩分濃度が高いエリアのストラクチャーを拠点として生活しており、3種の中で一番行動範囲が広い印象です。

巣から離れて潮目を回遊したり、岸から離れた沖の表層に群れで浮いたりするのはこのタイプです。


一番最初に載せたメバルはシロメバルですが、次に浮きやすいのはこのタイプです。
生息域がかなり広大で汽水域や湾奥などで見られるメバルの大半がこの種です。
クロメバルに比べると性格が一歩控えめでストラクチャー依存度も比較的強い印象です。
サーフの潮目等でも良く釣れますが、岩礁や岸壁沿いや藻の周辺。時には漁港のボトムスレスレが良かったりという事も多いです。


二番目に載せたメバルはアカメバルです。
夕マヅメになり活性が上がった状況で次々にバイトが出たのですが、良く見ると表層をリトリーブするPRONTを巣穴から猛スピードで飛び出して来て口に入れています。

光量が下がり警戒心が解けた状態になれば水面近くのベイトを襲うこともありますが、一番巣穴から離れて浮かない種類ですので狙って釣るとすれば、巣穴になりそうなボトムの岩や藻にしっかりコンタクトさせたいタイプです。

一説によると一番大型化する種類なのだそうですが、瀬戸内海においてはシロメバルの大型率が高い傾向にあります。
しかし、最も警戒心が強く、控えめな感じの性格なのでアカメバルは結果として生存率が高まり長い年月生き続けられるのかもしれません。

メバルの平均寿命は10年以上と言われていますが、35cmオーバーの個体であれば15年以上生存している可能性が高いそうです。


因みに釣り上げた後、一番早く弱りやすいと感じるのがアカメバルですので、リリースまでの扱いには特に注意しています。
(夏季は海中と空気中の温度差が大きく全ての魚が早く弱るのでリリース時は注意が必要です)

8tzdto2czeoo26jx7fwu_480_480-c69d2515.jpg
LURE:PRONT クリアレッドフレーク



普段釣りをしながら様々な魚の特徴を楽しみ、魚の生態を覗いているのですが、夏ならではというか、毎年やりたくなるのが水中観察です。

夏以外は水面上から想像しながら釣りをしていますが、実際にはどうなっているのか?安全性の高い場所で、海水浴を兼ねて水中観察しています。


海中を覗いてみると海面上とはまるで別世界のように生命感が溢れています。
観察で一番多く目撃したのは今年産まれたメバルの稚魚の群れです。
他にはスズキの稚魚も5cmぐらいの群れと10cmぐらいの群れが確認でき、アオイリカは3cm程が数匹の群れで浅場を泳ぎ周っていました。
面白い事にメバルは3種類が混在して仲良く水面直下に群れていて、数十cmぐらいまで近付いても殆ど逃げずにこちらを向いて興味を示す個体も居ます。

この子達の大きさでどのくらいの時期に産まれたのか大体逆算できるのですが、とにかくメバルが多くて数千どころの数ではなく、海岸沿いの殆どのエリアがメバルの稚魚で一杯でした。

これだけ沢山のメバルが毎年産まれる訳ですから豊かになるハズなのですが大自然は厳しく、この子達の大半は成魚になる前に食べられてしまうのでしょう・・・。

少し観察の深度を下げると気付くことがあります。
表水温はぬるいのですが、下へ行くほど冷たくなります。
魚達は季節に応じたこの水温の変化を上手く利用しながら生活しています。

そして、ある住処を覗いてみると良いサイズのメバル達が沢山居ました。
クロメバルとシロメバルだったのですが、警戒心が強く直ぐに見えない場所に隠れてしまうので何度もエントリーしてみたのですが、成魚は同種毎に群れる性質があるようで、住処が別れていました。

大きく成長するという事は、外敵から身を守る能力が高く非常に賢く摂餌しているとも言えます。
特に大型の場合は昼間、他の大型魚や動物や人間が手を出せないような場所にひっそりと住み、安全かつ効率的な生活をしています。

きっとこういった聖域のような場所が各地に沢山あるのだと思います。
実際に見ると簡単に釣れないのは当然で、非常に手強い相手だと痛感しますが、見事な魚体をしっかりと目に焼き付けながらいつまでも豊かな海であって欲しいという想いを一段と強くさせる光景でした。

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ROD:Legacy'SC AIR STINGER Ⅱ 63ULS
LURE:PRONT ピンク




 

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