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▼ 春の気配を感じる沖縄の海で
- ジャンル:日記/一般
- (Zenon, スーパーファイヤーライン, オフショアキャスティング, ライトゲーム, 中村大介, Penn)
みなさん、こんにちは、中村 大介です。
今年の冬は、沖縄は荒れ模様が多く、冷たい北風が10m以上吹くので、体感的にもかなり寒いと感じる日が続きました。
ですが、前回の大潮からなんとなく海の気配が変わってきた感じがします。
先週の寄宮6号艇でのライトキャスティングのご案内、この日は穏やかな南風で暖かい好条件。
朝はトップウォーターやミノーなどでベイトが差しているエリアをチェックしていくも、気配あれどノーバイト。
ジグに切り替えて、風と流れが綺麗でルアーがきっちり泳ぐエリア、流し方を発見できるも、あまり釣れない・・・中で、常連のお父さんに連れてきてもらった小学生の息子さんだけにバイトが集中!
最初は良かったねー、と笑顔だった大人の笑顔が引きつるくらい、一人で4匹、5匹と数を重ねていきます(^^)
観察していると、常連のお父さんがお子さん向けに組んだタックルセッティングが上手で、細めの糸とシャープな竿、そして底の取りやすい重めのジグ。これできちんと着底がとれていて、着底直後にパーンとしゃくっているのがリアクション的になって、反応が良い様子。
なるほど、と、そのアクションのキレを意識して、スラックを出しておいて強めにしゃくる、というのを自分でも試してみると、確かにこれがよく当たる。
釣り慣れているお客さま(大人)は、動作に卒がなさすぎて、瞬間的な動きの強さが足りなかったのですね、このリアクション的要素が必要なのはこの冬よくありました。
それをお伝えして、アカハタはじめミーバイ各種に、ヒトスジモチノウオなど、みなさんリズムよく釣れはじめ、一安心。
数度の流し直しで、数を重ねていた昼前の暖かさを感じた時間帯、深い方から浅い方へ船を流していて(キャスティングで釣る基本の流し方です、ルアーの着水点から足元にかけ下がっているので、底がとりやすく、根がかりが少なく、またミーバイやスジアラなど、上向きの目線で餌を追っているので誘いあげやすい)、流し直しを考え始めた浅い位置にて、ショアライン付近でベイトのざわめきを発見。
上も釣ってみてください、と声かけてみると、みなさん、そのままジグでスキッピングしたり、中層をストレートに引いたり。
ベイトが小さかったので、あり得そうだったですが、誰も当たらず。
小さいベイトですが、遊泳力はある逃げ方だったので、僕は竿を持ち替えて、朝は釣れなかったトップウォーター、小型だがしっかり水を掴むウッドのダイビングペンシルに変えて試してみます。
遠投して、浅いところでワンジャーク、と、ルアーの後ろに赤褐色の塊が浮いた!?
もうワンジャークすると加速してムワッと力強くルアーを吸い込み・・・
ここからが大変。
まず先手をとって、巻き合わせから、そのままの流れで頭の向きをこちら側にキープして、船の手前10mまで誘導することに成功、しかし魚の余力はありあり、ボートボジション水深は5m、下はリーフで突っ込まれたら一発でアウト。
ラインはファイヤーラインカラードの1.5号にナイロンリーダー30LB。
スピード感は無いが実にトルクに溢れた突っ込み、真下に突っ込まないよう、また怒って一気に走らないよう、魚の泳ぎに合わせて巻き、また頭の向きをできるだけコントロール。
斜め下方向に突っ込んだ時だけ、手で強めにブレーキをかけ(カスミアジ狙いで少し弱め設定でした)、カラードを観ながら、感覚的に底までの距離を計算。
ギリギリ、根には到達しないところでもう一度、頭を斜め上に向けてゆっくり巻いて・・・また突っ込まれてを繰り返し。
でもラインはラストのオレンジ、ゆっくり水深は上がってきているので、獲れる。最後、水面でのひと暴れもありましたが、無事にネットに入ったのは、バラフエダイ、8kgでした。
重たいトルクで根に突っ込む習性のあるこの魚、GTを釣るようなタックルでないと獲れないと言われます。
ラッキーもありますが、水温の低いこの時期なので一回の突っ込みの距離が短かったというのもあります、つまりビッグフィッシュが獲れる率が上がるのは、この時期の釣りの魅力の一つですね。
(写真の撮影とご提供、常連のお客さまにご好意をいただきました、ありがとうございました)
この後は、さすがにこういったビッグフィッシュは出ませんでしたが、釣れる数も魚種も増える中で、新しい釣りを試していただいたり、自分のテーマに向き合っていただいたり、最後、綺麗なインリーフでバタバタっと釣って、あっという間の1日になった、という嬉しい声をいただきました。
沖縄のライトキャスティングの魅力は、今回現れたような大きな魚に届くこともですが、一番は、きちんと釣れば、ちゃんと魚が答えをくれる、そして多くの魚を掛けて取り込むことができるので、道具やルアーの選択から釣り上げるまで、あらゆる意味で釣りが上手になることでは無いかと思います。それがちゃんと次の釣りにつながります。
今は私たちの状況に難しさありますが、いいタイミングで、多くの方とご一緒できれば嬉しいです。
中村 大介
- タックル -
(ジグ)
ロッド :エラディケーターパワーフィネス 710MLT 〜ジグの状態がとてもわかりやすい感度と同時に魚を掛けてきちんと曲がるのがとても良好です
リール :ZENON4000 〜これまた軽量なので竿に合うのもありますが、巻いていてのスムースさ、巻感が相当良いと感じます、半年使い込んでもいまだにスムース^^
ライン :ファイヤーラインカラード 1号 〜腰があって扱いやすいので、ジグをしゃくってスラッグが出るような釣りでトラブルが少なく、耐摩耗性、結節の安定も含めて現場で信頼できるライン
ルアー :マイクロジグフラット14g 〜沖縄の海に本当にあっています、これが無いと僕はライトキャスティングで、魚の状態を把握できないと言っても過言でないです
(トップウォーター)
ロッド :カスタム7ft.(グラスコンポジット)
リール :PENN コンフリクト4000 〜今使っているリールはもう10年使っています、安心感が抜群、海の釣りにおいてそれは大きいと僕は思います
ライン :ファイヤーラインカラード1.5号 〜上述の通り、ライトキャスティングで出番の多い0.8号〜1.5号はこのラインで、僕は完全に決まりです
ルアー :ダイビングペンシル12cm
今年の冬は、沖縄は荒れ模様が多く、冷たい北風が10m以上吹くので、体感的にもかなり寒いと感じる日が続きました。
ですが、前回の大潮からなんとなく海の気配が変わってきた感じがします。
先週の寄宮6号艇でのライトキャスティングのご案内、この日は穏やかな南風で暖かい好条件。
朝はトップウォーターやミノーなどでベイトが差しているエリアをチェックしていくも、気配あれどノーバイト。
ジグに切り替えて、風と流れが綺麗でルアーがきっちり泳ぐエリア、流し方を発見できるも、あまり釣れない・・・中で、常連のお父さんに連れてきてもらった小学生の息子さんだけにバイトが集中!
最初は良かったねー、と笑顔だった大人の笑顔が引きつるくらい、一人で4匹、5匹と数を重ねていきます(^^)
観察していると、常連のお父さんがお子さん向けに組んだタックルセッティングが上手で、細めの糸とシャープな竿、そして底の取りやすい重めのジグ。これできちんと着底がとれていて、着底直後にパーンとしゃくっているのがリアクション的になって、反応が良い様子。
なるほど、と、そのアクションのキレを意識して、スラックを出しておいて強めにしゃくる、というのを自分でも試してみると、確かにこれがよく当たる。
釣り慣れているお客さま(大人)は、動作に卒がなさすぎて、瞬間的な動きの強さが足りなかったのですね、このリアクション的要素が必要なのはこの冬よくありました。
それをお伝えして、アカハタはじめミーバイ各種に、ヒトスジモチノウオなど、みなさんリズムよく釣れはじめ、一安心。
数度の流し直しで、数を重ねていた昼前の暖かさを感じた時間帯、深い方から浅い方へ船を流していて(キャスティングで釣る基本の流し方です、ルアーの着水点から足元にかけ下がっているので、底がとりやすく、根がかりが少なく、またミーバイやスジアラなど、上向きの目線で餌を追っているので誘いあげやすい)、流し直しを考え始めた浅い位置にて、ショアライン付近でベイトのざわめきを発見。
上も釣ってみてください、と声かけてみると、みなさん、そのままジグでスキッピングしたり、中層をストレートに引いたり。
ベイトが小さかったので、あり得そうだったですが、誰も当たらず。
小さいベイトですが、遊泳力はある逃げ方だったので、僕は竿を持ち替えて、朝は釣れなかったトップウォーター、小型だがしっかり水を掴むウッドのダイビングペンシルに変えて試してみます。
遠投して、浅いところでワンジャーク、と、ルアーの後ろに赤褐色の塊が浮いた!?
もうワンジャークすると加速してムワッと力強くルアーを吸い込み・・・
ここからが大変。
まず先手をとって、巻き合わせから、そのままの流れで頭の向きをこちら側にキープして、船の手前10mまで誘導することに成功、しかし魚の余力はありあり、ボートボジション水深は5m、下はリーフで突っ込まれたら一発でアウト。
ラインはファイヤーラインカラードの1.5号にナイロンリーダー30LB。
スピード感は無いが実にトルクに溢れた突っ込み、真下に突っ込まないよう、また怒って一気に走らないよう、魚の泳ぎに合わせて巻き、また頭の向きをできるだけコントロール。
斜め下方向に突っ込んだ時だけ、手で強めにブレーキをかけ(カスミアジ狙いで少し弱め設定でした)、カラードを観ながら、感覚的に底までの距離を計算。
ギリギリ、根には到達しないところでもう一度、頭を斜め上に向けてゆっくり巻いて・・・また突っ込まれてを繰り返し。
でもラインはラストのオレンジ、ゆっくり水深は上がってきているので、獲れる。最後、水面でのひと暴れもありましたが、無事にネットに入ったのは、バラフエダイ、8kgでした。
重たいトルクで根に突っ込む習性のあるこの魚、GTを釣るようなタックルでないと獲れないと言われます。
ラッキーもありますが、水温の低いこの時期なので一回の突っ込みの距離が短かったというのもあります、つまりビッグフィッシュが獲れる率が上がるのは、この時期の釣りの魅力の一つですね。
(写真の撮影とご提供、常連のお客さまにご好意をいただきました、ありがとうございました)
この後は、さすがにこういったビッグフィッシュは出ませんでしたが、釣れる数も魚種も増える中で、新しい釣りを試していただいたり、自分のテーマに向き合っていただいたり、最後、綺麗なインリーフでバタバタっと釣って、あっという間の1日になった、という嬉しい声をいただきました。
沖縄のライトキャスティングの魅力は、今回現れたような大きな魚に届くこともですが、一番は、きちんと釣れば、ちゃんと魚が答えをくれる、そして多くの魚を掛けて取り込むことができるので、道具やルアーの選択から釣り上げるまで、あらゆる意味で釣りが上手になることでは無いかと思います。それがちゃんと次の釣りにつながります。
今は私たちの状況に難しさありますが、いいタイミングで、多くの方とご一緒できれば嬉しいです。
中村 大介
- タックル -
(ジグ)
ロッド :エラディケーターパワーフィネス 710MLT 〜ジグの状態がとてもわかりやすい感度と同時に魚を掛けてきちんと曲がるのがとても良好です
リール :ZENON4000 〜これまた軽量なので竿に合うのもありますが、巻いていてのスムースさ、巻感が相当良いと感じます、半年使い込んでもいまだにスムース^^
ライン :ファイヤーラインカラード 1号 〜腰があって扱いやすいので、ジグをしゃくってスラッグが出るような釣りでトラブルが少なく、耐摩耗性、結節の安定も含めて現場で信頼できるライン
ルアー :マイクロジグフラット14g 〜沖縄の海に本当にあっています、これが無いと僕はライトキャスティングで、魚の状態を把握できないと言っても過言でないです
(トップウォーター)
ロッド :カスタム7ft.(グラスコンポジット)
リール :PENN コンフリクト4000 〜今使っているリールはもう10年使っています、安心感が抜群、海の釣りにおいてそれは大きいと僕は思います
ライン :ファイヤーラインカラード1.5号 〜上述の通り、ライトキャスティングで出番の多い0.8号〜1.5号はこのラインで、僕は完全に決まりです
ルアー :ダイビングペンシル12cm
- 2021年2月9日
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