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上宮則幸

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7月27日

おれの場合、釣り場までのクルマの中で過ごす35分程の僅かな時間が、最も純度高く魚釣りの事を考える時だ。
この夜もご多分に漏れず…

まず、流れが対岸に極端に移動してしまったのは何故なのか?を本当は昨夜考えているべきだった。
思い当たる事はひとつある。
五月の末に河口に近隣する波見漁港内に堆積した砂を取り除いた事だ。
それにより、河口の西側から東側に抜ける潮の流れが早くなったためだろう。
またそれは、河口に形成された砂州が流れに浚われる事にも繋がり、砂州の盛り上がりが削られると河川内に堆積した砂も流出する事にもなる。
河口付近のおれが淀み呼んでいるエリアが深くなっている事とも完全に一致して整合性がある。

とすると、河川へのターゲットの進入は淀みからではなく、流れが効く対岸だ。
それは明白な事だが、対岸からの釣りがおれがイメージするモンスター攻略には向かないのが事を難しくしているのだ。
それは、前回の釣りでハッキリとしている。

ただし、淀みからの釣りにも問題があるのだ。
深くなった淀みから入水した場合、沖の定点付近を丁寧に流せる立ち位置で釣りが可能な夜は大潮後の中潮初日までだろうと言う事だ。
しかも、なんとか浸かれる夜であったとしても流すアングルを細かくアジャストする釣りにはなり得ない。

まぁ、考えていたって仕方無い事は明々白々だ。
とりあえず今夜ガッツリ勝負した結果、後日の釣りはまた調整すればいいや。


淀みに歩を進める。
下げ真っ盛りではあるがそれほど強い流れは感じない。
しかし、カラマツを大遠投すると激しい流れを感じる。
潮位に合わせて少しずつ進み、なんとかフローティングミノーでもリーチが足りる位置まで辿り着けた。

潮が止まり、揺り返しの流れで引き返すまでの時間は1時間半。
あれこれ試す余裕は無い。

定点だけを攻める釣りとは言え、毎回同じ位置にキャストして同じように流すだけの釣りではない。
理想的には縦のブレイクライン沿いにルアーを流し、淀みからのスリットと交わる定点付近でルアーの軌道がU字の頂点を迎え反転するような流し方をしたいのだが、ブレイクラインと定点の正確な位置がまだ完全に把握できている訳でもないから、少しずつずらして落とし流し反転させるように努める必要がある。
それを漫然と行うだけではなく、意識的に微妙に散らすことが非常に大切だ。
バイトを出す意味でも、バイトが出た後の展開の為にも。

流れがやや収まったタイミングにキャスト直後にコツンとバイト!!
反射的にリールを素早く巻く。
重みが乗ったらガッツリと竿で合わせを決める。
乗った!
小さいながらも待望の魚だ。

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もちろん対岸からでも普通に狙える魚ではあるが、おれには久し振りの肝属の魚。
やっぱり嬉しい(笑)

続けて狙うとまたすぐにヒット!
やはり着水してすぐだ。
今度は80には及ばないが鱸サイズ。

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網入れしたタイミングで揺り返しの波が来た。
素早く撮影してさっさと来た道を引き返す。
余裕を持って川岸に辿り着いた。
もう少し続けても良かったか?
後ろ髪を引かれながら、でも久し振りの釣果に気分良く帰った。

明日は更に10cm潮位が下がる。
ギリギリ上げっ端までは打てそうだ…

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