【きもちゃんどこですか～】 KICKBEAT70/15,20g

昼前の干潮に合わせて出撃しました。

まず、堰から川を見て愕然！
とんでもない増水、濁り、ゴミ！
こりゃあ釣りにならんだろう…と思いながらも河口にエントリーしました。

なんとかゴミをさけられる場所をと思い、河口の合流部を選びましたが多少マシなだけで釣りになるかは微妙。

とりあえずジンペンを投げます。
次いでフランキー。
はっきり言って表層は全くダメ。
すぐにゴミ化けします。
ならば！とキックビートを投入しました。

満足に引けるのは70シリーズだけで、今日は55は辛い状況でした。

最初に言いますが、今日は釣れてません。
とにかく川が荒れきってましたので…
そんな中で、キックビート70の15gと20gはきっちり飛び泳ぎきりました。

このエリアの水深は着水点で1.5mと比較的浅いのですが、15と20gでかなり広いレンジと射程圏をカバーできます。
アップに投げて弱ダウンで回収するなら15、クロスに投げてどダウンで回収するなら当然20gです。
このシャローエリアで、もしも平水に戻れば15だけでバイブは事足りそうな感じです。

15、20共に同クラスのバイブでは非常に飛びます。
使用したタックルは7.6Lのベイトロッドにスプール径31mmのリールの組み合わせで15gが55m、20が60ちょい飛びます。
ここでは弱アゲインストでしたので、追い風または無風ならば確実に一割は伸びると思います。
逆風でもブッ飛ぶ理由は、飛行姿勢が安定しているからに他ありません。
全く回りません！

フォール姿勢は、フリーでスパイラル、テンション掛けて平行姿勢で真っ直ぐスーっと沈下します。
フリーでスパイラル時もエビには一回もなりませんでした。

このルアーのリトリーブ時の姿勢は平行。
比較的、平行スイムのバイブは比重が高く波動もあまり強力ではないような印象ですが、キックビートは背中と腹に付いてるフィンが強く水を押して、強い波動を出すそうですが、その通りで非常に気持ちいいバイブが伝わってきます。
15、20とも引き抵抗は標準的です。

面白いな、と思ったのは15gのスロー巻き時の波動の僅かな抜けです。
これは、釣友が以前言ってたのですが、キックビートは流れを切り裂かないと。
なるほど、この15gはあるスピードからは非常に安定した一定の波動を出しますが、ゆっくり巻くと多少イレギュラーな動きで、水を逃がすように感じました。
加えて15gは比較的浮き上がりが早いので、ゆっくり巻ながらのボトムドリフトが美味しそうです。

このポイントでは15gにワンバイト。
フックサークとタイイングアイの間ぐらいに歯形がちょっとだけつきました。

上げが込んでくるタイミングにさらに下って導流堤のテトラポットの上から。

ここの水深は60m沖で3m。
20gが使いやすいです。
このルアーが優れていると特に感じるのはレンジキープ力。
リトリーブスピード、ロッド角度にしっかり反応します。
ただ、水深2mより浅い場所では断然15gが使いやすいですが、このエリアでは20gが良いです。

15、20共に言えますが、このシリーズは兎に角早巻きの安定感が抜群です。
絶対横を向かずに真っ直ぐ泳ぎます。

軽くスラックジャークも試してみましたが、この使い方ではベリーフックがリーダーを拾ってエビになる事が多かったので、ロッドによるアクションよりもリールによるストップ＆ゴーやただ巻きに適したルアーだと思います。

ボトム感知は頭下がりのバイブに比べて若干苦手です。
スナッグレス性も若干劣るかな？
気になるのはフックサイズ。
ランカーが多い地域にはちょっと小さいかな？
これは近々太軸を入れて試してみます。

とりあえず釣れてないので、バイトの出方がどうとかまだ書けませんが、また追々書いていきます。

早巻きはもちろん、トロトロとボトムを流す釣りにも適していて、良く出来たバイブだと言うのがファーストインプレッションでした。