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上宮則幸

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▼ グリップ

みなさんには多分、大遠投魔神の印象が強いおれだけど、でもおれの釣りは年間を通して言えば、比較的小場所でのピン撃ちが大半を占める。
川幅は10～30mほどか？
当然飛距離はいらない。
求められるのは低弾道の正確なキャスト。
そのために行き着いたのがベイトタックルなんだが、大して練習もしないでベイトタックルを振りさえすれば、誰でもスパスパとピン撃ちが極るほど気楽なもんでもない。
30何年も握ってるから少々慣れてる自信はあるが、暫く振らないと全く極らなくなるから、釣りはしないまでも竿は頻繁に握るようにしてる。
最近は公園で(笑)







で、極まんねーなーと言う時にはいつもグリップを見直す。

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ショートディスタンスではおれはツーフィンガースタイル

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ギアボックスの膨らみに人差し指を添えて、ロッドが指の延長になる感じ。
テイクバックからフォロースルーに移行する際に人差し指に瞬間クッと力を入れて、切り返す。
ラインをリリースしたら人差し指はターゲットを指差すように脱力し、スプール制御に意識を移行する。
おれの中での短距離ピン撃ちのキモは、竿がどうとかリールがなんとかってのももちろん重要なんだが、いつものグリップが出来てるかってことも最重要と捉えている。
いや、マネしろって言ってんじゃねーよ？
​もしあんたがなんかちょっと今日は極まんねーな、って時には思い出してほしいんだよ。
​



おれは手のひらに覚え込ませる
何回も何回も

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キャストタコ

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またマメが潰れた

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人差し指の関節はスタードラグに干渉してこんな感じ

Fishmanロッドは非常に優秀なピン撃ちマシーンだが、それはしっくりとくるグリップができてこそなんだ。
そして、ロッドがおれの指の延長になった時にはたまらなく気持ち良くさせてくれるんだよ。

魚釣らなくたって快感だ。





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