最近絶不調な肝属。
絶不調なのは川の状況じゃなくて実はおれ？なんてことはない。
だって釣り師がほとんどおらんもん。
多分、周りも釣れてない。

昨日までの印象では中流域では魚と出会える可能性が高いように思える。
ベイトも十分、地形もそれに絡む流れも美味しそうなのに…２日間撃沈食らっている。

おれが思う、鱸と出会うための鉄則はベイト、流れ、地形の複合要素が絡む場所で勝負すること。
そういう場所を中流域で探すのは容易い状況なのだが、やはり水質の影響なのか？鱸とのコンタクトを得るのが困難な状況が続いている。

悩んだ末に今夜は河口に浸かった。
このエリアを最近敬遠していたのだが、その理由は先に挙げた鉄則に合致した場所が見つからないためだ
河口エリアは先の雨で見た目以上に様変わりしてしまった。
元々フラットな肝属の川底がますますノッペラボウに変化に乏しくなっている。
それはベイトがたまる場所を読みにくくして、鱸が補食する場所を掴みにくいエリアにしてしまった。
たぶん、鱸は居ない事はないのだろう。

だから分かりやすい場所を選んだ。
目に見える明らかなストラクチャー。


潮位120から入水。
下げきりに向けて潮位が急激に下がるタイミングだ。
まだギリギリ明るい。

我ながらキャストが見事に決まる。
だからこそ思うのだが、おかしい。
何故に鱸は食わない？いない？

絶妙なラインをいくら通せどバイトは皆無。
徐々に暗くなるが打つ手を全く見いだせない。
ベイト気は無くはない。
40cmほどのちょうどいいサイズのボラがウロウロ。

おれはストラクチャー周りのピン撃ちの釣りは大好きだし得意なのだが、今夜は全く期待が持てない。
舐めるようにルアーを通し続けたが完全に無反応。
このタイミングじゃ鱸は着かないと判断して見切る。

車でほんの少しだけ移動。
もうすぐ干潮時間。

ここで捕る鱸はここに居座る魚ではない。
通り過ぎて、どこかに行ってしまう鱸。
ここを餌場にするのではなく、移動経路にしているだけ。
完全に待ちの釣りは苦手としないが、単に釣果を出したいだけの苦し紛れなのは否めない。

川幅がチョークしている場所のブレイクライン。
オボコが休める浅場やヨレはあるが、ベイト気は皆無。
何故だか判然としないが、この場所には全くベイトがたまらない。
目でみた感じでは分からないが、恐らく周りよりも若干の高低差があるんだろう、上げが込んでもここだけ流れが下るような場所。

ちょっと不本意なのだが、この夜もレンジもコースも絞れないから散らせられるルアーを選択。
Mariaフラペンを軸にする。
まだ鱸は掛けたことないがディスタンス、レンジのキャパが広くてテンポ良く探れるコイツに期待を寄せた。

おれ的にフラペンはローリングベイト88SSSと同じような感覚で使えるルアー。
ロリベと違う点はそのアピール力。
より強い波動で目の前を素通りしてしまう魚を立ち止まらせる作戦を選択した。

時折、より表層を意識してミノーを流し込んだり、スローにボトムを転がすためにシンペンを試すがバイトすら無し。
潮止まりに入り、にわかに東風が強まり始め正確なキャストを難しくしたが、この夜は粘る覚悟でいたから集中力だけはピンピンに研ぎ澄ましていた。

八方手を尽くしつつ、いやまだまだとフラペンを対岸のブレイクライン上に撃ち込み、テンションフォールでボトムを取る途中…鋭いアタリをBeams710MHが捕らえた！

全長80cmのこの立派な鱸は、フラペンのキビキビしたロールフォールの誘惑に我慢が出来なかったらしい。




やっとようやくなんとか出したバイトをどうにかこうにかモノにした。

ぴすとるぴーと的、Mariaの超注目ブランニュールアーにて初鱸ゲット！しかもランカーのオマケ付きです！

ちょー嬉しっす！！










Android携帯からの投稿