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▼ セフィアエクスチューンS804L+・S805ML+・S808L+ 比較インプレ
- ジャンル:ニュース
シマノのハイエンドエギングロッド、セフィアエクスチューン。
その中でも注目度が高いであろうモデルが、インストラクターである湯川さん監修のS804L+・S805ML+・S808L+。
S804L+は1年以上前に入手し、メインで使用しています。
https://www.fimosw.com/u/hiroakiseabass/qdw5yjvnift6po
その感想はこちらで語っています。
セフィアエクスチューンというモデルのパーツ等各部詳細についてはこのログで語っているので今回は省略しています。
実はこの記事以降、今年の春に追加でS805ML+も入手してメインで使っていました。
友人が所持していたS808L+も実際に現場でじっくり振ってみました。
その結果分かったのは、この3モデルはそれぞれ全くの別の性格を持っているということ。
需要があると思われるので、今回はS805ML+のインプレを軸に、僕が感じたこの3モデルの違いについて,
①曲がり方
②パワー感
③感覚的な部分
の3つの観点で語ってみようかと思います。
では早速。
①曲がり方
前述のインプレで、S804L+について「負荷をかけ始めるとティップのみがクンッと曲がる感じでキャストの距離を伸ばしづらい」と評しました。
その感想は変わっていません。
しかし、S805ML+・S808L+はその点において全くの別物です。
ティップからベリー、バットと普通に素直に曲がる感じで、キャストの距離を非常に伸ばしやすくなりました。
良い意味で普通のエギングロッドっぽくなりました。が・・あのいびつな曲がりが効いてるのか?
手で感じる感度的な部分ではS804L+が一番な気がするんです。
手感度を追及するカワハギ竿の世界の話で、「曲がりがスムーズで無い部分があるとそこで振動が増幅されて手元に伝わる情報量が増える」的な理論を耳にしたことがあります。
本当なのか?本当だとすれば今回のこの話も説明がつくんですが、実際に振動を数値化する実験をして調べることでもしない限り真偽のほどは不明でしょう。
総論として、調子で言えば
S804L+・S805ML+・S808L+
後者に行くほどスロー気味に曲がり、前者に行くほどファースト気味に曲がります。
②パワー感
基準として、S805ML+のパワー感を挙げたいと思います。
市場に出ているエギングロッドの中で、S805ML+はパワーランク的には限り無くスタンダードな感じです。
パワーロッドという触れ込みなんですが、使っているとそんな印象はありません。
秋用のロッドとしても通用するレベル、と表現すれば分かりやすいでしょうか。
秋専用機として見るならばもちろん他にベストなロッドはありますが、その気になればS805ML+もベターな選択肢として違和感無く使えるでしょう。
そのパワー感。具体的には・・
「激流では無いがトロトロと潮が流れるポイントでノーマル4号のエギが着底まで60秒、流れに対してややダウン気味のボトムにエギがある」
という条件でもしゃくるのにパワー不足は感じないが、これ以上負荷がかかる条件だと物足りないかも、といった感じでしょうか。
もちろん、3.5号や3.8号のエギならもっと負荷のかかる環境でも快適に使えるでしょう。
S804L+・S808L+は、普通にエギングをする上で不足の無い範囲でさらにS805ML+からパワーを削った感じです。
L+の2モデルは・・
「3.5号のノーマルタイプ(deep・shallowタイプではなく)のエギの着底まで60秒以内・使うエギサイズは3.5号以下・流れが穏やか」
という条件ならば不自由無い位のパワー感ですね。
③感覚的な部分
ここでも基準として、S805ML+の使用感を挙げたいと思います。
なぜなら、S805ML+が使用感的にもこの3モデルの中で一番スタンダードな感じであるからです。
このS805ML+。
僕が過去に触ったことがあるロッドの中で使用感が近いのは、僕が以前使っていたブリーデン社の名竿「スパイス86ワイドレンジ/ロングキャスト」。
これをほんのちょっとだけスロー気味にして、少しパワーを落として、贅肉を削るとこのS805ML+になります。笑
スパイス86ワイドレンジ/ロングキャストと大きく違うのは、感度面ですね。
発売の年が10年近く離れていたら当たり前かという感じもありますが、スパイス86ワイドレンジ/ロングキャストと比較するともう衝撃的なまでの感度です。
また、そのパワー、バットからティップへのスムーズな力の伝達という性質の相乗効果で、かなり飛距離を稼げるロッドでもあります。
このロッドで隣のアングラーに投げ負けたことは無いと自負できるレベルです。
まとめると・・・キャスト、しゃくり、情報感知と一連の操作を全てハイレベルでこなせる優等生です。
この3モデルでは1番多くの人に受け入れられるのではないでしょうか。
S804L+・S808L+は、S805ML+とは使用感が全く別なロッドです。
まずS804L+。
しゃくり感はS805ML+に似ています。
ベリー~バットにかけて曲げながら強めのワンピッチでしゃくる時の曲がり方、負荷の受け止め方がそっくりなんです。
ただ、ティップの曲がり方が大きく異なることで他の2モデルと使用感において大きな差が生まれています。
どちらが良い、どちらが悪いでは無く適材適所ですね。
例えて言うならば・・ソリッドティップ・・ティップランロッドをマイルドにしておかっぱりロッドにしたような感じという言い方もできるでしょうか。
弱い流れ、手元に伝わるアタリなどの微細なシグナルをとらえる
ことを重視するならS804L+でしょう。
また、他の2モデルがナノアロイ採用の素材であるのに対してこのS804L+は普通の高弾性カーボン素材です。
そのせいか、他の2モデルより硬質な印象も受けますね。
僕が過去に触ったことがあるロッドの中で使用感が近いものは・・・ありません。笑
このモデルにおいて特徴的なティップ、S804L+をS804L+たらしめているこの独特なアクションは他に無い使用感をもたらしています。
次に、S808L+。
これは、同じL+表記でもS804L+とは別物。
かなりスローな感じのロッドです。
僕が過去に触ったことがあるロッドの中で使用感が近いのは、「エバーグリーン社・初代スキッドロウインペリアル86Lスラックマスター」。
これをもっとシャープにして、バットパワーを上げるとS808L+の完成です。笑
リールを巻きながら細かいピッチでしゃくるような使い方には正直向いていません。
スローな曲がり方をするので、どうしても「もたつき感」が出てしまいます。
その操作における快適性を求めるのであれば、S804L+を選ぶべきでしょう。
結論・遠くに投げて、竿全体を使って1回1回きっちりしゃくるような使い方。スラッグも出しつつエギの移動距離を抑えたい・・という使い方にベストマッチなのがS808L+でしょう。
長さがある分飛距離も稼げますが、張りが弱い特性上、風があったりするとS805ML+には劣ります。
感度面は言うまでも無く、S805ML+と同じく全く文句無しです。
色々語りましたが、まとめると・・この3モデルの中では最もしなやか&スローテーパーな竿です。
最後に、今回挙げたこの3モデル。
共通して言えるのは、曲げて使う竿である、ということです。
ガンクラフトのバイオレンスジャークを筆頭とした、金属的に硬いロッドが好みの方には向いていないと思います。
インプレは以上です。何か追加で感じたことがあれば随時追記していきます。
僕は今所有しているS804L+・S805ML+の2本で自分が行く全てのシチュエーションをカバーできているし、自分の釣りにベストマッチだと感じているので当面はこの2本で行きます。
新しいセフィアリミテッドも使ってみたいですが・・・財布と相談ですね。笑
インスタグラムやってます。
https://www.instagram.com/hiroaki_taketomi/
その中でも注目度が高いであろうモデルが、インストラクターである湯川さん監修のS804L+・S805ML+・S808L+。
S804L+は1年以上前に入手し、メインで使用しています。
https://www.fimosw.com/u/hiroakiseabass/qdw5yjvnift6po
その感想はこちらで語っています。
セフィアエクスチューンというモデルのパーツ等各部詳細についてはこのログで語っているので今回は省略しています。
実はこの記事以降、今年の春に追加でS805ML+も入手してメインで使っていました。
友人が所持していたS808L+も実際に現場でじっくり振ってみました。
その結果分かったのは、この3モデルはそれぞれ全くの別の性格を持っているということ。
需要があると思われるので、今回はS805ML+のインプレを軸に、僕が感じたこの3モデルの違いについて,
①曲がり方
②パワー感
③感覚的な部分
の3つの観点で語ってみようかと思います。
では早速。
①曲がり方
前述のインプレで、S804L+について「負荷をかけ始めるとティップのみがクンッと曲がる感じでキャストの距離を伸ばしづらい」と評しました。
その感想は変わっていません。
しかし、S805ML+・S808L+はその点において全くの別物です。
ティップからベリー、バットと普通に素直に曲がる感じで、キャストの距離を非常に伸ばしやすくなりました。
良い意味で普通のエギングロッドっぽくなりました。が・・あのいびつな曲がりが効いてるのか?
手で感じる感度的な部分ではS804L+が一番な気がするんです。
手感度を追及するカワハギ竿の世界の話で、「曲がりがスムーズで無い部分があるとそこで振動が増幅されて手元に伝わる情報量が増える」的な理論を耳にしたことがあります。
本当なのか?本当だとすれば今回のこの話も説明がつくんですが、実際に振動を数値化する実験をして調べることでもしない限り真偽のほどは不明でしょう。
総論として、調子で言えば
S804L+・S805ML+・S808L+
後者に行くほどスロー気味に曲がり、前者に行くほどファースト気味に曲がります。
②パワー感
基準として、S805ML+のパワー感を挙げたいと思います。
市場に出ているエギングロッドの中で、S805ML+はパワーランク的には限り無くスタンダードな感じです。
パワーロッドという触れ込みなんですが、使っているとそんな印象はありません。
秋用のロッドとしても通用するレベル、と表現すれば分かりやすいでしょうか。
秋専用機として見るならばもちろん他にベストなロッドはありますが、その気になればS805ML+もベターな選択肢として違和感無く使えるでしょう。
そのパワー感。具体的には・・
「激流では無いがトロトロと潮が流れるポイントでノーマル4号のエギが着底まで60秒、流れに対してややダウン気味のボトムにエギがある」
という条件でもしゃくるのにパワー不足は感じないが、これ以上負荷がかかる条件だと物足りないかも、といった感じでしょうか。
もちろん、3.5号や3.8号のエギならもっと負荷のかかる環境でも快適に使えるでしょう。
S804L+・S808L+は、普通にエギングをする上で不足の無い範囲でさらにS805ML+からパワーを削った感じです。
L+の2モデルは・・
「3.5号のノーマルタイプ(deep・shallowタイプではなく)のエギの着底まで60秒以内・使うエギサイズは3.5号以下・流れが穏やか」
という条件ならば不自由無い位のパワー感ですね。
③感覚的な部分
ここでも基準として、S805ML+の使用感を挙げたいと思います。
なぜなら、S805ML+が使用感的にもこの3モデルの中で一番スタンダードな感じであるからです。
このS805ML+。
僕が過去に触ったことがあるロッドの中で使用感が近いのは、僕が以前使っていたブリーデン社の名竿「スパイス86ワイドレンジ/ロングキャスト」。
これをほんのちょっとだけスロー気味にして、少しパワーを落として、贅肉を削るとこのS805ML+になります。笑
スパイス86ワイドレンジ/ロングキャストと大きく違うのは、感度面ですね。
発売の年が10年近く離れていたら当たり前かという感じもありますが、スパイス86ワイドレンジ/ロングキャストと比較するともう衝撃的なまでの感度です。
また、そのパワー、バットからティップへのスムーズな力の伝達という性質の相乗効果で、かなり飛距離を稼げるロッドでもあります。
このロッドで隣のアングラーに投げ負けたことは無いと自負できるレベルです。
まとめると・・・キャスト、しゃくり、情報感知と一連の操作を全てハイレベルでこなせる優等生です。
この3モデルでは1番多くの人に受け入れられるのではないでしょうか。
S804L+・S808L+は、S805ML+とは使用感が全く別なロッドです。
まずS804L+。
しゃくり感はS805ML+に似ています。
ベリー~バットにかけて曲げながら強めのワンピッチでしゃくる時の曲がり方、負荷の受け止め方がそっくりなんです。
ただ、ティップの曲がり方が大きく異なることで他の2モデルと使用感において大きな差が生まれています。
どちらが良い、どちらが悪いでは無く適材適所ですね。
例えて言うならば・・ソリッドティップ・・ティップランロッドをマイルドにしておかっぱりロッドにしたような感じという言い方もできるでしょうか。
弱い流れ、手元に伝わるアタリなどの微細なシグナルをとらえる
ことを重視するならS804L+でしょう。
また、他の2モデルがナノアロイ採用の素材であるのに対してこのS804L+は普通の高弾性カーボン素材です。
そのせいか、他の2モデルより硬質な印象も受けますね。
僕が過去に触ったことがあるロッドの中で使用感が近いものは・・・ありません。笑
このモデルにおいて特徴的なティップ、S804L+をS804L+たらしめているこの独特なアクションは他に無い使用感をもたらしています。
次に、S808L+。
これは、同じL+表記でもS804L+とは別物。
かなりスローな感じのロッドです。
僕が過去に触ったことがあるロッドの中で使用感が近いのは、「エバーグリーン社・初代スキッドロウインペリアル86Lスラックマスター」。
これをもっとシャープにして、バットパワーを上げるとS808L+の完成です。笑
リールを巻きながら細かいピッチでしゃくるような使い方には正直向いていません。
スローな曲がり方をするので、どうしても「もたつき感」が出てしまいます。
その操作における快適性を求めるのであれば、S804L+を選ぶべきでしょう。
結論・遠くに投げて、竿全体を使って1回1回きっちりしゃくるような使い方。スラッグも出しつつエギの移動距離を抑えたい・・という使い方にベストマッチなのがS808L+でしょう。
長さがある分飛距離も稼げますが、張りが弱い特性上、風があったりするとS805ML+には劣ります。
感度面は言うまでも無く、S805ML+と同じく全く文句無しです。
色々語りましたが、まとめると・・この3モデルの中では最もしなやか&スローテーパーな竿です。
最後に、今回挙げたこの3モデル。
共通して言えるのは、曲げて使う竿である、ということです。
ガンクラフトのバイオレンスジャークを筆頭とした、金属的に硬いロッドが好みの方には向いていないと思います。
インプレは以上です。何か追加で感じたことがあれば随時追記していきます。
僕は今所有しているS804L+・S805ML+の2本で自分が行く全てのシチュエーションをカバーできているし、自分の釣りにベストマッチだと感じているので当面はこの2本で行きます。
新しいセフィアリミテッドも使ってみたいですが・・・財布と相談ですね。笑
インスタグラムやってます。
https://www.instagram.com/hiroaki_taketomi/
- 2019年11月5日
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