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▼ 39番サロゲート 『PLOW(プロウ)』その5 真・硬いワーム

こんにちは。

年末、忙しいですね

私は毎年、
11月にできる事は全部、
野獣の様に終わらせてしまって

12月はなるべく
仕上げとフォローに徹する様にしています

マァ
ソレでも忙しいんですけれど

閲覧者様も

マァ無理せず

健康的な年末年始を送られるように

お祈り申し上げます。

【PLOW(プロウ)の名の由来】

ヌーベル・バイブ(仮)は

39番目のバイブとして名を連ね
(本当は3番ぐらいの結構な旧作)

『PLOW(プロウ)』と名付けました。

このルアーの真骨頂は目指せ
重たいウネウネバイブで

コレをボトムでズルビキすると

ボトムを耕す様に砂煙り(又は泥舞、笑)

を出しながらウネウネと駆け巡る

そんなイメージを受けた

『耕す』？

英語は？

『PLOW(プロウ)』

あー！

既存で有るやろ

コレは？

検索(プロウ　ルアー)

ん？

無い！

決定！

こんな
親しみやすい
音の響き

そしてコンセプト直結

「やったー！」

即決！


【アクション・フェチのジレンマ】

バイブレーションの
基本的なアクション発現原理って

ラインアイから少し離れた場所にウエイトが
設置されていて

ウエイトは下へ行こうとするが回転するのは
ラインアイが留めていて

ラインアイとウエイトの間
そして
進行方向の主に後ろ側に

水の抵抗となる板が存在して

ウエイト自体の自由な回転に逆らう

回転の主軸は
ウエイトの最も重たい部分に有って

ラインで引っ張っているので
ラインとウエイトの主軸を
真っ直ぐに一直線にする力が働くが

板が邪魔して水が当たる

板が帆の役割りをして当たった水の力で逆向きに回転しようとする力が働くが

ラインはひっぱられているので元に戻ろうとする


バランスによって

ラインアイ以降の板にも同じ様に回転を制御する力が働く

とマァこんな感じだと思います。

ゆえに

バイブレーションをジョイントしてしまうと

肝心な水を当てて元に戻ろうとする力が
柔軟になってしまって
弱くなってしまうので

動かなかったり

バイブレーションの揺れ幅と
ジョイント部分の揺れ幅が噛み合わず

アクションが破綻する
傾向にあります

〇〇

ここで解決方法として

バイブレーションとしての機能は

ジョイントの最前部に委ねて

以降のジョイント部分の影響力を
最小限に留めて

最前部につられて動く程度にする

もしくは

最前部の波動を必要最小限にして

最後部をシャッドテール状に仕立て

揺動自体はソレの影響下で動かす


この２つが現行の

ジョイントバイブ
ハイブリッドバイブ

に与えられた仕組みだと思います

〇〇

現行
ジョイント系・ハイブリッド系バイブ
もちろん優れていて

釣果も
他のバイブやワームや
ジョイント・ミノーなどでは
狙えなかった

レンジ・飛距離

そして未知のアクションをもたらし

優れていたりするが


アクション・フェチとしては

ジョイント・ハイブリッドの
手間とリスクを背負うなら

もうちょっと
ジョイントミノーや
ビックベイトぐらいの
ウネウネ感出んかな？
とか思う訳です。

マァ、言うと
プルプルとか
クリアハード(乙・丁)とか
コンマとか

学生がペンをグネングネンして
遊ぶ様に
固くても
ウネウネに見えるのに

ジョイントやハイブリッドは
ゆっくり巻いたとて
ウネウネ感出てもらいたい。笑

これそのルアーのポテンシャルとは
一旦、別の次元の話で

『アクション・フェチの欲しがり部分』
なんです。


【面抵抗を最大化する】

私にはサロゲート以外のお仕事に
『マユシリーズ』と言う
(背アイ系スラローム軍)
強い味方と言おうか？
厄介者と言おうか？
が有って
中でも『マユ』と『ダコール』は

その操作感の快適さと
実績が合致した
代表ルアーである訳です

この中に
『サロゲートシリーズ』と
『マユシリーズ』を
兼ねる奴らがいます

『津神(ツガミ)』『クロカモ』

マァ、コレらのバイブ波動発現原理って

長い間「バイブ波動を出してくれている」
程度の認識だったんですが

よくよく考えると

本来のバイブレーションなら
縦の板の抵抗が
波動の発生元であるのに対して

ラインアイから前の頭の上の水の抵抗が
まず波動の元となる振動を出し

ソレに起因する振動が
後部に伝わる仕組みな訳です
(勿論背アイ前方重心なので一般的な発現もありますが)

いわゆる頭の面に当たる水流が
ある程度強くならないと
波動を発生しない所が

『津神』や『クロカモ』

的な中間種を中間種に仕立てる
キモだった訳です。

んで
プロウはと言うと

ボトムにいる限り
頭の面に水を受けて
その手のバイブ波動と揺動を出し続ける

破綻するのは
重いので
水の抵抗に勝ってしまって

水から飛び出す状況になってしまう訳です
(ボトムだと更に上も水なので飛び出しても水の中ですが)

しかしマァ
コレを面を大きくして・・・。
とかなると
抵抗が強すぎて
とても何回も投げられるものではなくなる。

一旦、素直に制作してみて
動きから
その味を丁度いい所に落とし込む。

そんな作業の始まりです。


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