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ベイト初心者によるベイト初心者のためのベイト道 その5

※元々このログは、20数年振りにベイトを振り回したくなったオッさんの「初心者なりに気付いた事」を、ソルトルアーの経験は20数年ありながら、「初心者なりに」解析しながら体験談を記述するものです。





さて、ロッド作成は一度中座して、今回はチニングでベイトタックルを使用してみた感想を記述していきます。




その5 ベイトでチニング〜専用機種に勝るものはない〜



大阪湾は「チヌの海」と呼ばれる程、チヌ属が何処でも釣れ、シーバスに振られがちなアングラーの癒しとしてゲームフィッシングの対象となっています。

以前から私もスピニングタックルでは狙っていましたが、ベイトタックルの可能性を検証したいため、ベイトでやってみました。




3月初頭、府内某奥湾ポイント
水温 13度
無風
気温 8度
潮 大潮下げ4分


先ずは周囲にシーバスや、活性の高い個体が居ないか表〜中層までをサーチ。

反応が無かったため、ボトムに狙いを定めます。

基本的にボトムでチヌ属を狙うにあたり、気をつけるべき点が2つあります。


1.チヌ(黒鯛)は縦の動き、キビレは横の動きに反応する

これは、チヌは岸壁の落とし込みで狙うように、上から落ちてくるもの、岸壁に生息する貝やカニに反応を示す事が多い事に起因します。
キビレはボトムに居るシャコ類やハゼを捕食しているため、横の動きに反応するようです。

ただ、チニングを行う場所が運河や河口部であることから、垂直岸壁で手前の水深が4m以上あるような場所でない限り、「縦の動き」は気にする必要はありません。


2.石畳やゴロタは、真っ直ぐ引くと高確率で根掛かりする

これはボトムの釣りをする人なら、当たり前の事かもしれません。

真っ直ぐ引くと、障害物と障害物の間に落ち込んだ場合、オフセットフックを使用していない限り高確率で根掛かりします。
斜めに引く事で、ある程度海底の岩等に引っかかる事を防ぐ事ができます。(それでも引っかかる時は引っかかりますがw


チニングで使用するルアーは、ジグヘッドリグ、テキサスリグ、直リグ等様々ありますが、今回はブロビスのチヌクル10g、トレーラーは同社ディレンジBVを使用しました。


トレーラーを含めた重さは12gです。

本来、水深や水流、タックルによって重さを変えますが、ベイトタックルでキャストするには10g以上が振り抜き易いと聞きましたため、今回はこのセッティングを使用します。




実釣開始!


キャスト!


ポチャン…。


飛距離15m(たわみを取った後の巻取数で計測しています。)



!?!?


PEの号数を1.5号から1号に変更して再度キャスト!

ポチャン


15m



…。

……。

あれー

おかしい…。


ロッドのキャスト範囲は7gから32gなので、ロッドに原因があるとは考え難く、リーダーも飛距離重視のためトップ〜#2までの80cm、リールはTWS搭載で、初心者にも優しいタトゥーラを使用しており、マグネットブレーキもバックラするギリギリのセッティングなのに…。

何故飛ばない!?


試しに、12gのジグヘッド、2.5インチのトレーラーを付けた別ルアーを投げてみる。

ポチャン

15m


1号でも太い?


マグネットブレーキを最弱にしてキャスト!



バックラッシュ…。


なのに飛距離は15m


念のために用意しておいた0.8号を巻いたスプールに交換する


キャスト!

ポチャン

20m

スピニングより全然飛ばない…。


あくまで初心者なりの予想ですが、同じタックルで11gのプラグが30m近く飛ばせる事から、重さよりシルエットによる空気抵抗から初速が出ず、スプールを回し切れず、そのため飛距離が出ないのではないかと思います。
実際、2.5号(約10g)の鉛だけを投げると、40m近く飛びました。


今回の検証では、こんな事もあろうかとPE1号を巻いた12スコーピオンBFSを借りており、それに交換してキャスト!


ポチャン

飛距離約30m

2回目、約35m!

最終的に、平均40m近く飛びました。


やはり、軽いルアーをキャストする事に特化したBFSでは、軽量化されたスプールが初速が上がらなくとも回転するため、ある程度飛距離は伸びました。



結論として、飛距離が出なかった理由がロッド自体がシーバス用のベイトロッドという事もあったとは思いますが、〝飛距離=(ルアーの重さ➖体積による空気抵抗)+(リールの性能+ロッドの性能)〟である事が解りました。


後日、フロロ8lbでも試してみましたが、PE1号と飛距離はほぼ変わらなかった事から、リールの性能に依るところが大きいように感じました。

ベイトでチニングするならベイトフィネス…。

スピニングと同等の距離を求めるには、それが一番の近道のようです。





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