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小さな鱸

以前から知り合いだけど、一緒に竿を振った事のない若者が居た。

色々と制約が在り、釣行は仕事帰りのマズメのみ、、、まぁ、奥様の牙城だ。笑


そんな彼とポイントでバッティングして最近の話など。

「勝率、2割なんですよね、、、」

お⁈包み隠さず言ったな?潮を選べず、行ける時間にしか行けないと難しいよね。

別れ際、、、「明日は嫁さんが居ないんで久しぶりにナイトゲームが出来るんですよ。」

お⁈オヤジ心を擽ぐるのが上手いな?笑

一緒に竿を振りたかったってのもあったし、、、「良し、じゃあ一緒に釣りをしよう」と。


ナイトの状況は分からないだろうから時間と場所は指定した。


そして昨日。自分は用事があるので少し遅れるのは最初から伝えあった。

「良い流れが出るまで撃たないで待ってた方が良いよ。」

どんな釣りをするか見た事がないので当然の選択肢。
そして用事が済んで向かい始めたタイミング。そろそろ、、、「どう?そろそろ良いんじゃない?」

「はい、ボイルが始まったんで撃ち始めました。」

向かう道中、心境は半々だ。
釣ってもらいたい5割、釣らないでもらいたい5割。
釣ってもらいたいのは当然、そりゃあそうでしょう。あとの5割は、、、恐らく釣れないということは何かが違うから。その何が違うか見せてやりたい、という気持ち。

ロッドを2本準備してポイントまで行く。到着して水面を見て状況は理解。

「やっちゃいました、、、」

いや、仕方ない。難しい状況ではある。

「ボイルしてたのデカかったんじゃない?」

「はい、、、」

僅かな流れ出しのタイミングで捕食行動に出る良型。
決して「良い流れ」ではないが、やはりボイルが出るなら撃つのは当然。

自分が伝えていた「良い流れ」とは相違はある。
イメージとしては「60クラスまでが満遍なく釣り易い流れ」と言えば分かりやすいだろうか?
そして、このエリアはそれなりの群れの数、サイズは問えないが回遊が多く見られ「ていた」。

既に釣られ過ぎていたんですね。


さて、流れは出てはいるが絶望的に弱い。この状況でポイントを好転させるのは中々のホネだ。

場所を変えれば、、、しかし思い当たる場所は釣れはするが、何か吸収してもらえるかと言うとそういう場所じゃない。
単純に「ただ釣れるだけ」なんですね。


それだったら、、、って事で、とりあえずキャストを見せてもらう事に。
若さ溢れるしっかりとしたキャスト。フォームも良い。けど、飛距離に直結しているかというと、、、?

少し修正すれば、、、あとは精度。狙った場所にしっかりと落とす事。
場所によってはキャスト精度が釣果を左右する場合もある。

「30m弱くらい先の橋脚の台座の下をかすめる様にキャストしてくれ。」

何も大野プロの様に針の穴を通せ、と言っている訳ではない。それくらいは、、、ね?




そんなこんなが終わってから。彼が座って釣りを見学し始めた。
じゃあ出来る限りは見せたいな、と思った。

ドリフトで。


実は前日、流れと逆になる風が苦手だと聞いていた。
まぁ下げの流れと逆になるなら上げのタイミング、、、と普通はなる筈だが、行ける時間や状況を選べないなら逆の風だろうがやるしかない。


基本の「基」だ。それくらいなら教えて見せても良いでしょ?

流れと逆行する風の中でラインを先行させてUターンさせる。
そんなやり方を見せてから状況のコントロールへ。

しかしまぁ、ままならない。仕方ない、そんな感じか、、、でも「荒療治」は2つ残してある。

「ビッグベイト」と「ジャーキング」。

そこまで想定してロッドは2本用意した。


選んだ選択肢はビッグベイト。前日もここで若者たちの目の前で掛けている。

そして都合良く「雰囲気」が出た。
それでも口を使わないのは魚が小さいからだと予想。

「今、スピニングに持ち替えたら釣れるよ。」

、、、と、危うくいつも通りビッグベイトをキャストし続けそうになったが、、、昨日は「ちゃんと」持ち替えた!

そして2投目にはヒット。



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馬鹿でしょ?時間ね。

そして今日は「仕事の日」だ。爆

礼儀正しい好青年。ブログに書かない様な事も見せて、そして自分の時間を費やしても構わないと感じていた。




1匹釣れば、、、少し活性が上がり、ベイトが走り出した。

「イケっ!今しかないっ!」


ドボン!


大事な時にミスるぅ〜⁈

ベイトが走らなくなる。それでもまだ、魚からそんなに遠ざかっていない筈だ。

チビバデルのウェイトチューンで少し下のレンジをナチュラルドリフト。

「多分、ルアーを追ってる。」

確証なんかありゃあしない、ただの「経験則」。

しかし、都合良くボイルが始まった。

「イケっ!今しかないっ!」


ドボン!


こらっ!笑


緊張、していたみたいですね。いや、「興奮」か。


「めちゃくちゃ楽しいです!」


そりゃあそうだろう、状況がどんどん好転して行くんだし。

ただ、自分で好転させないと、、、ね。


自分は流石にそこで別れた。眠い、とにかく眠い。爆






40cmの魚。

苦労させてくれました。サイズを狙う場所じゃない。狙いたいならそもそもこの場所には行かない。

だからサイズ云々言うのはおかしな話なんです。

そして、苦労させてくれたあの魚はまごう事なき「鱸」だったな、と。


その1匹の価値は、その瞬間にそこに居なきゃあ分からない。
だからサイズ云々で何かを言われても、、、その前に「説得力のある釣りを見せてくれ」と。

以前は「たった3年、周年通して安定して釣って、年間たった300匹で良いから写真を貼り続けてくれ。そうしたら話は聞く」と言っていた。
若いなら、難しくはないでしょ?

でも1回で、、、充分ですよね。





まぁ、そんな事より。

苦労して釣れてくれた魚はサイズ問わず「鱸」と呼ぼう、と。


決めた次第です。爆



歳をとったな、と思わざるを得ませんが、、、笑笑


とにかく今年は、、、しっかりと秋にも釣りをします。


さて、楽しみ。

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