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ニュージーランド遠征 1

  • ジャンル:釣行記
  • (遠征)
2018年の夏に行ったモンゴルタイメン遠征の帰り際に、同行者のT夫妻と次なる海外トラウト遠征の目的地について話し合った。

次なる遠征には是非ともガイドをつけずに自力で魚達と出会ってみたかったので、目的地の条件は交通網が発達していて言葉が比較的通じやすい英語圏。それとレンタカーでの移動が可能なこと。

以上の条件と各々の意向から遠征先はアラスカとニュージーランドに絞られた。

個人的には夏のアラスカでアークティックチャーとシルバーサーモンを狙いたかったが、T夫妻が夏に別の海外旅行があり、冬に行きたいというので年末年始が初夏の良いシーズンになる南半球のニュージーランドに遠征先が決定したのであった。
ターゲットはニジマス及びブラウントラウト。

また、今回の遠征にはT夫妻にくわえてT氏の職場の同僚であるKさんが加わることになり、メンバーは総員4名となった。

Kさんは爽やかで元気の良い若い女性で、釣りはまったくやったことがないが観光目的で本遠征に参加。その職業柄、英語が堪能なので旅路の各所でその英語力に頼ることとなった。あと、美人なので近くにいると少し緊張する。

今回の遠征は女性が2人参加するので、旅の主目的はいつの間にか観光になってしまい、釣りは朝夕それぞれ2時間くらいしか行えないがそれはそれで結構なことであった。旅は道連れ。折角の複数人遠征なのでこの際大人数で色々なことをやった方が絶対にたのしい。




12/26
現地時間の午後5時ころ、トランジットを含めて羽田空港から20時間ほどでニュージーランド南島最大の都市であるクライストチャーチに到着。ここから翌年の1/3までの8日間ニュージーランドに滞在することととなる。

先にクライストチャーチに到着し、空港内で待ってくれていたT夫妻及びK氏と合流し事前に予約していたレンタカーの手続きを行う。
運転手は全日程を通して私ひとりだ。
借りた車は日産のSUVで現地名は異なっていたが恐らく日本でいうところのエクストレイル。
係員による傷のチェックなどは一切なく鍵だけもらって広大な駐車場から勝手に乗っていけというスタイル。この人に全幅の信頼を寄せたやり方は今後に訪れる宿のチェックインとアウト方法でも同様で、事前に料金の支払いを済ませている場合は基本的に玄関に鍵が掛けてあり、チェックイン時に管理人との対面はなし。帰りはチェックアウト時間の前に元あった場所に鍵を掛けて出発というもの。

何とも鷹揚というか、ゆったりとした国柄で実にリラックスして旅行できる場所である。
日本と同じく、車が左側通行で運転しやすいのもうれしい。

当日はクライストチャーチ市街を観光。
その名の通り異国情緒たっぷりのレンガ造りの教会や博物館などがあったが、それがどうしたといったら何も言えないし、クライストチャーチの歴史もよく分からない。



12/27
クライストチャーチから南西方向に200kmほど走り、フェアリーという田舎町のロッジにチェックイン。

当日のメインイベントは夜に近くのテカポ湖で開催される星空鑑賞ツアーに参加すること。これはうら若き乙女であるKさんが心まちにしていた企画である。

この日は本来釣りをする予定がなかったが、夜までの時間をもて余したこともあり夕方フェアリー郊外のオピヒ川で竿をだした。

隙あれば釣りをしようと目論む私とT氏は年間を通して使える遊魚券を購入していたため釣りが可能だったか一緒についてきたT妻は日付指定の日券だったため見学となった(ニュージーランドでの内水面の釣りは色々と細かいレギュレーションがあり、釣具の持ち込みなどもチェックがあるがそのあたりはここでは省略)。

行き当たりばったりでたどり着いたオピヒ川はフェアリー近くでは平地を流れ河原は広いため大変歩きやすく攻めやすいルアー向きの川で、川幅は5m~15mといったところ。

下流にいくと突然峡谷を流れる山岳渓流になっており侵入はままならなかった。

仕様タックルは5'2ftのウルトラライトアクションロッドで、これに5cmのシンキングミノーを結んだ。

平地のエリアを釣りあるいていると小型のヘビーシンキングミノーを使用していたT氏に2度ヒット。しかしこれは惜しくもフックアウト。ヒット時にジャンプした魚は間違いなくトラウト。バラシは残念だがたまたま入ったこの川のこの流域ににトラウトが生息しているということが判明したことは重要な情報だ。これこそ我々が求めていた釣りのかたちだ!!

そうはいっても結果などそうそうついてくるものでは…
などと考えていると、倒木下の深みで私にヒット!
魚は水面でもがくようにローリングして抵抗する。デ…デカい。釣りをする前はT氏と"遠征を通して一匹40くらいのが釣れれば満足"などと話していたがそんな予想を遥かに覆す魚がいきなりきた。

決着はすぐについた。
魚は別段走るわけでもなく、水面をのたうちまわっているだけなので川にはいっていき、魚体を掴んであっさり水揚げ。
中年男二人が閑散とした河原でギャーギャーと歓声をあげる。T妻はさぞ辟易したことだろう。

魚は手尺で60cmを軽く超える(メジャーを忘れた!)ブラウントラウト。
大型の雄だけがもつ尖った顎部が最高にイカしている。

やった…終わったのだ…。
"海外で他人に頼らず独力でトラウトを上げる"
この長年の悲願を遂に達成した。しかもこのサイズ!
もういうことは何もない。
何ならこの場で日本に帰国してもいい。
流石にそういうわけにはいかないが
それほどに満足できた。
想い続け、行動を起こせば出来ないことは意外と少ない。


これより帰国直前までは基本的にロッジで自炊の生活となるためこのブラウントラウトはその日の夜にバター炒めにして4人で美味しくいただいた。


夜は予定通りテカポ湖で星空鑑賞。
確かに星はきれいなのだが…
きれい…だよね…??

帰りの車内で美しい星空の余韻に浸っているKさんに向かってT氏が一言"でも母島の方が全然綺麗に見えるよー"

車内の空気が凍りつく。
きっとT妻もこう思っただろう
"余計なこというなバカ!"

だが、何故だか胸のつかえが取れ、スッキリした自分もいた。Tさんありがとう!









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