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▼ 十勝遠征 2023-1
- ジャンル:釣行記
- (遠征)
お盆休みを利用して8/11~8/14の4日間、北海道の十勝川水系にてニジマスを狙って釣りをしてきた。
同行者は本遠征の発起人であるTさんとその友人で北海道内本別町在住のKSさん。
TさんはこれまでモンゴルやNZ遠征をはじめとするここ数年のトラウト遠征のパートナー。
もう一方のKSさんはTさんの青年海外協力隊時代の友人であり、私とは今回の釣行が初対面。人の良いTさんが紹介してくれる方なので心配はしていなかったが、実際にお会いしてみても気さくで気遣いの行き届いた実によいお方であった。私とTさんはルアーアングラーだがKSさんはフライフィッシング専門なので今回もフライのみでの参戦である。
今回の遠征先である十勝川水系では約10年前に訪れた際に毎日60~70cmクラスのニジマスがヒットするものの、針は曲げられ、時には折られ、ラインは切られ、挙句の果てには大ジャンプで巨体を見せつけられたうえにその衝撃でルアーが吹っ飛ばされと散々な目にあっている。
その際には5.2ftのロッドを使用しており、実はその竿も今回持参しているのだが、上記の経験とその反省から本遠征ではワンランク上の強度のロッドであるトラウトワン6.3Lを新たに購入した。
十勝川水系は大小さまざまポイントがあるのでロッドは5.2、6.3、8.0ftの三種類を用意したが、最終的に使用したのは新調した6.3ftのみであった。買ってよかった。
私の北海道でのニジマスの自己記録が50cmなので今回はこれを超える魚を釣ることが目標。
魚影の濃い十勝ではニジマスで50cmはたいして大きくはないのでこの数字はかなり現実的なものだが魚もばてる盛夏はセオリーどおりなら魚の活性は低いはず。
さて結果は?
8/11
8:30とかち帯広空港着。
東京からカーフェリーを利用して自家用車で北海道に前乗りしているTさんと地元釣り師であるKSさんと空港で合流。
前々日から空港近くの河川で釣りをしているTさんによると、キャッチは小型のニジマスとヤマメのみだが、有名河川である札内川では大型ニジマスのばらしも2度ほどあったそうだ。
さらに、地元のKSさんの話では夏に入ってから渇水で全くつれていなかったが、前週に豪雨があったので魚の活性は高まっているのではないかとのこと。ちょうど豪雨による河川の増水も落ち着き、釣りに支障もないそうで、前回の五島ヒラスズキ遠征とは逆にグッドタイミングで十勝を訪れたようだ。
十勝で真っ先に訪れたのは空港直近の超有名河川である札内川。札内川は日高山脈を水源とする十勝川支流で下流域は比較的川幅が広い。
札内川ではいきなり子グマのものと思われる足跡を発見。
その一㎞ほど先の地点では成獣のものと思われるビッグな足跡が。
子供用の野球グローブくらいの大きさだった。札内川の河畔は完全にヒグマのテリトリーのようだ。
Tさんはヒグマの存在をかなり恐れていて、本遠征のために大音量の鈴と高価な熊撃退スプレーを購入してきた。一方私はのんきなもので、三人で川にはいれば臆病な熊はまず近づいてこないだろうと高をくくってるうえ、万が一熊が襲ってきても食われるのは三人中ひとりだけなのでおおかた助かるだろうと思っている。もし自分が最も不幸な1/3になってしまったら運がなかったと諦めるしかない。
でも、北海道在住で林業を生業とし、釣りが趣味のKSさんでさえ熊を一度遠目に見たことがあるという程度の遭遇確率なので大丈夫だろう。
ここではKSさんのフライフィッシングを観察。
信じられないくらいニジマスがたくさん釣れている。
本遠征では終始KSさんは私とTさんの後ろにつき、ポイントを先行させてくれているが、そんなハンデなど全くないかのように釣りまくっている。
ルアーとフライフィッシングでこうも違うものなのか。私は新しいことを始めるのが好きなので、KSさんの釣りを見てからフライフィッシングの導入を本気で検討中である。もしかしたら来年はフライマンとして北海道の地を踏んでいるかもしれない。
最初のポイントでまずは全員がチビニジマスをキャッチ。
北海道のトラウトフィッシングはボウズの確率が限りなくゼロに近いのが良いところだ。
使用ルアーはDコンタクトの50mm。
今回の遠征では基本的にこのルアーを使用しているので、本ブログの今回の遠征記事では特別にルアー名を記載していなければ使用しているのはこのDコンタクト50mmである。
このDコンタクトは私がトラウト始めた18年前にはすでにヘビーシンキングミノーのパイオニアとして不動の人気を得ていたが、あまのじゃくな私は通常のミノーよりもよく釣れるヘビーシンキングミノーを使用したら世の中の多数派、ひいては世間に屈服したような気がして昔は意地でも使用を避けていた。しかし、トラウトフィッシングから少し距離を置いている現在となってはそんなこだわりもどこかへ行ってしまい、NZでTさんがDコンタクトを使用して普通のミノーで食わせられない魚をバンバン釣っているのを見てから私もすっかり”Dコン信者”となってしまった。歳月は人を変えるのである。
二カ所目は大物を狙って砂防ダムのインレットへ。
上流へ釣り上がるが水量が多かったためすぐに遡行出来なくなってしまった。
帰り際にインレットの水溜まりを観察すると浮いている魚影を確認。魚影の近くにルアーを通してやると魚はルアーを追いかけ、食いついてきた!五島列島嵯峨島に続きサイトでヒットである。
少し大きめのニジマス。チェイスからバイトまでを目撃できたので大興奮。
もう一度同じコースにルアーを通すと、今度はどこからか現れた魚影がルアーを襲った。
バイトの瞬間、魚が翻った際に確認できた色は銀ベースの中央部に鮮やかな緋色。ニジマスだ。それも大型。
淀みの中で魚が掛かったとはいえ、川魚としては最高級の瞬発力のあるニジマスである。ヒットと同時に激しくラインが引き出される。途中、ラインが倒木に巻かれそうになったがなんとかこれは回避。
使用している針が弱いで慎重にファイトし、時間を掛けてよせ、最後はTさんにネットのに魚を収めて勝負あり。
遠征初日にあらわれたのは48cmのオスのニジマス。
好シーズンというわけでもないのにいきなりこんな良型が釣れるとは、十勝川水系のニジマスのポテンシャルは日本有数だと思う。
夕マズメは砂防ダム下流の落ち込み攻めた。
メガバスのGHハンプバックというミノーで30クラスをキャッチ。
私にはわからなかったが、TさんとKSさんによるとサケのような大きさのニジマスがライズしていたそうだ。札内川スゲー。夢ありすぎ。
日が暮れたら近くの日帰り温泉で疲れを癒す。道内には至る所に日帰り入浴施設がある。サイコー。
お盆休みの影響でキャンプ場が満員だったため、更別のやたらとデカい駐車場の草むらに野営。
TさんとKSさんがアウトドア用品をたくさん持ってきているのでとっても便利!
私は北海道に釣り道具しか持ってきていないので、椅子、コップ、ライトなどなどあらゆるものを借り物で済ませた(笑)
同行者は本遠征の発起人であるTさんとその友人で北海道内本別町在住のKSさん。
TさんはこれまでモンゴルやNZ遠征をはじめとするここ数年のトラウト遠征のパートナー。
もう一方のKSさんはTさんの青年海外協力隊時代の友人であり、私とは今回の釣行が初対面。人の良いTさんが紹介してくれる方なので心配はしていなかったが、実際にお会いしてみても気さくで気遣いの行き届いた実によいお方であった。私とTさんはルアーアングラーだがKSさんはフライフィッシング専門なので今回もフライのみでの参戦である。
今回の遠征先である十勝川水系では約10年前に訪れた際に毎日60~70cmクラスのニジマスがヒットするものの、針は曲げられ、時には折られ、ラインは切られ、挙句の果てには大ジャンプで巨体を見せつけられたうえにその衝撃でルアーが吹っ飛ばされと散々な目にあっている。
その際には5.2ftのロッドを使用しており、実はその竿も今回持参しているのだが、上記の経験とその反省から本遠征ではワンランク上の強度のロッドであるトラウトワン6.3Lを新たに購入した。
十勝川水系は大小さまざまポイントがあるのでロッドは5.2、6.3、8.0ftの三種類を用意したが、最終的に使用したのは新調した6.3ftのみであった。買ってよかった。
私の北海道でのニジマスの自己記録が50cmなので今回はこれを超える魚を釣ることが目標。
魚影の濃い十勝ではニジマスで50cmはたいして大きくはないのでこの数字はかなり現実的なものだが魚もばてる盛夏はセオリーどおりなら魚の活性は低いはず。
さて結果は?
8/11
8:30とかち帯広空港着。
東京からカーフェリーを利用して自家用車で北海道に前乗りしているTさんと地元釣り師であるKSさんと空港で合流。
前々日から空港近くの河川で釣りをしているTさんによると、キャッチは小型のニジマスとヤマメのみだが、有名河川である札内川では大型ニジマスのばらしも2度ほどあったそうだ。
さらに、地元のKSさんの話では夏に入ってから渇水で全くつれていなかったが、前週に豪雨があったので魚の活性は高まっているのではないかとのこと。ちょうど豪雨による河川の増水も落ち着き、釣りに支障もないそうで、前回の五島ヒラスズキ遠征とは逆にグッドタイミングで十勝を訪れたようだ。
十勝で真っ先に訪れたのは空港直近の超有名河川である札内川。札内川は日高山脈を水源とする十勝川支流で下流域は比較的川幅が広い。
札内川ではいきなり子グマのものと思われる足跡を発見。
その一㎞ほど先の地点では成獣のものと思われるビッグな足跡が。
子供用の野球グローブくらいの大きさだった。札内川の河畔は完全にヒグマのテリトリーのようだ。
Tさんはヒグマの存在をかなり恐れていて、本遠征のために大音量の鈴と高価な熊撃退スプレーを購入してきた。一方私はのんきなもので、三人で川にはいれば臆病な熊はまず近づいてこないだろうと高をくくってるうえ、万が一熊が襲ってきても食われるのは三人中ひとりだけなのでおおかた助かるだろうと思っている。もし自分が最も不幸な1/3になってしまったら運がなかったと諦めるしかない。
でも、北海道在住で林業を生業とし、釣りが趣味のKSさんでさえ熊を一度遠目に見たことがあるという程度の遭遇確率なので大丈夫だろう。
ここではKSさんのフライフィッシングを観察。
信じられないくらいニジマスがたくさん釣れている。
本遠征では終始KSさんは私とTさんの後ろにつき、ポイントを先行させてくれているが、そんなハンデなど全くないかのように釣りまくっている。
ルアーとフライフィッシングでこうも違うものなのか。私は新しいことを始めるのが好きなので、KSさんの釣りを見てからフライフィッシングの導入を本気で検討中である。もしかしたら来年はフライマンとして北海道の地を踏んでいるかもしれない。
最初のポイントでまずは全員がチビニジマスをキャッチ。
北海道のトラウトフィッシングはボウズの確率が限りなくゼロに近いのが良いところだ。
使用ルアーはDコンタクトの50mm。
今回の遠征では基本的にこのルアーを使用しているので、本ブログの今回の遠征記事では特別にルアー名を記載していなければ使用しているのはこのDコンタクト50mmである。
このDコンタクトは私がトラウト始めた18年前にはすでにヘビーシンキングミノーのパイオニアとして不動の人気を得ていたが、あまのじゃくな私は通常のミノーよりもよく釣れるヘビーシンキングミノーを使用したら世の中の多数派、ひいては世間に屈服したような気がして昔は意地でも使用を避けていた。しかし、トラウトフィッシングから少し距離を置いている現在となってはそんなこだわりもどこかへ行ってしまい、NZでTさんがDコンタクトを使用して普通のミノーで食わせられない魚をバンバン釣っているのを見てから私もすっかり”Dコン信者”となってしまった。歳月は人を変えるのである。
二カ所目は大物を狙って砂防ダムのインレットへ。
上流へ釣り上がるが水量が多かったためすぐに遡行出来なくなってしまった。
帰り際にインレットの水溜まりを観察すると浮いている魚影を確認。魚影の近くにルアーを通してやると魚はルアーを追いかけ、食いついてきた!五島列島嵯峨島に続きサイトでヒットである。
少し大きめのニジマス。チェイスからバイトまでを目撃できたので大興奮。
もう一度同じコースにルアーを通すと、今度はどこからか現れた魚影がルアーを襲った。
バイトの瞬間、魚が翻った際に確認できた色は銀ベースの中央部に鮮やかな緋色。ニジマスだ。それも大型。
淀みの中で魚が掛かったとはいえ、川魚としては最高級の瞬発力のあるニジマスである。ヒットと同時に激しくラインが引き出される。途中、ラインが倒木に巻かれそうになったがなんとかこれは回避。
使用している針が弱いで慎重にファイトし、時間を掛けてよせ、最後はTさんにネットのに魚を収めて勝負あり。
遠征初日にあらわれたのは48cmのオスのニジマス。
好シーズンというわけでもないのにいきなりこんな良型が釣れるとは、十勝川水系のニジマスのポテンシャルは日本有数だと思う。
夕マズメは砂防ダム下流の落ち込み攻めた。
メガバスのGHハンプバックというミノーで30クラスをキャッチ。
私にはわからなかったが、TさんとKSさんによるとサケのような大きさのニジマスがライズしていたそうだ。札内川スゲー。夢ありすぎ。
日が暮れたら近くの日帰り温泉で疲れを癒す。道内には至る所に日帰り入浴施設がある。サイコー。
お盆休みの影響でキャンプ場が満員だったため、更別のやたらとデカい駐車場の草むらに野営。
TさんとKSさんがアウトドア用品をたくさん持ってきているのでとっても便利!
私は北海道に釣り道具しか持ってきていないので、椅子、コップ、ライトなどなどあらゆるものを借り物で済ませた(笑)
- 2023年8月17日
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