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禍福は

  • ジャンル:日記/一般
禍福は糾える縄のごとし

この言葉は、災いと幸福は縄をよりあわせたように表裏一体で、代わる代わるやってくるものだという意味の人生訓である。

私自身、起こった当初は幸運に思えた出来事が後になって考えると失敗のもとだったり、逆に不幸だと思っていた出来事が思わぬ幸福を招いたことがこれまでに何度もある。

最近読んだ歴史に関する本のなかにも似たようなことが書かれていたので少し長くなるが引用してみたい。
~個人の場合にも集団の場合にも、成功は罠であり、大成功は大きな罠である。それは自負心を強め、謙虚さと注意深さを失わせる。成功をもたらした方法への安住を生み、新しい事態に対処するための、労苦に満ちた自己変革を、うとましく感じるようになる。(中略)個人の場合にも集団の場合にも、失敗は打撃であるが、同時に反省とやり直しの機会ともなる。大失敗は根本的反省とゼロからの再出発の機会たりうる。~
このように、個人からスケールを広げて、国家レベルの集団の盛衰を歴史学的な視点からみても幸福と災いは縄のように表裏一体をなしているこということがわかる。

さて、なぜ私が突拍子も無くこんなことを書いているか。
それは最近私に幸福な出来事と不幸な出来事が同時に発生したからだ。
幸福なことに関してはここでは書かないが、不幸な出来事は当ブログのテーマである釣りに関すること。
なんと目下5連続バラシ中なのである。

磯で大物を釣ることは本当に難しい。
体力、技術、忍耐、そして運。これらの要素を高いレベルで保持していなければ継続的に結果を出すことは出来ない。地磯となればチャンスはそう多くないのでなおさらだ。

釣りをしていると良い時もあれば悪い時もある。
今のところ続いている失敗を次の成功に繋げることが出来るだろうか。
体力作りやポイント開拓などやれることはやってきた。後は掛けた後の技術面の強化とタックルやラインシステムの見直しをして、少しづつ虎視眈々と大物、つまりは50kgオーバーの魚に近づけるように精進してゆくつもりだ。

最後に中国の古典、菜根譚の一説を紹介したい
子生而母危 鏹積而盗窺 何喜非憂也
貧可以節用 病可以保身 何憂非喜也
故達人当順逆一視而欣戚両忘

釣りのことに限定せずとも、何があっても動じない心を身につければきっとどんな状況にあっても適切な判断が出来るようになれると思う。いつかは道を極めて不動心をもった人間になりたいものだ。

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